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マッサージを諦める〜3年ぶりのレース(5)

2022年10月16日(日)、約3年ぶりにマラソンレースに出る。マラソンと言ってもハーフマラソンだけど。
レース前の1週間は調整週。あまり走らず、疲れを取る。

ウチの会社にはマッサージルームと言うものがあり、常にマッサージ師がいる。勤務中に予約を取って、格安でマッサージを受けることができる。
長年お世話になっているマッサージ師の方は、大人しい感じの女性だが、話しかければ相手をしてくれる。

今は在宅勤務がメインになって、用事がないと出社しないので、たまに出社した時にマッサージをお願いすると、「前回は健康診断だと仰ってましたが、今回は何ですか?」などと聞いて来る。こちらの話をよく覚えてくれているのが嬉しい。

以前、マラソンの前のメンテナンスと称して、マッサージをお願いしたら、そんな明るい理由で来る人はいないと面白がってくれたので、その後はレースの数日前にマッサージをお願いすることのが常となった。

レース2日前の10月14日(金)。国立競技場に事前受付に行くので、出社して帰りに寄ることにした。当然、マッサージをお願いしようと思っていた。

だがふと気付く。
レース受付ではPCR検査が行われる。そこで陽性になれば当然レースは出られないわけだが、当然、濃厚接触者の方にも迷惑がかかる。
濃厚接触者の定義からすれば、出社したからと周囲の誰もが該当するわけではない。だが、30分もマッサージしていただけば、当然濃厚接触者である。
マッサージ師の方にも、マッサージを楽しみにしている方にも迷惑がかかる。
あくまで陽性になればの話だけれど、やはりここは諦めることにした。

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