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聴く技術

4月に入って、会社からの指示で、「聴く技術」を学ぶことになった。
アンケートを元にAIが選んでくれた相手と、数回にわたってオンラインで会話をしながら、学んで行く。

普段は、社内の方の相談を受けてする仕事。
だが依頼内容が最初から明確だったことは一度もない。
何度もやり取りをしながら、おそらく相手自身よくわかっていなかったであろう依頼の意図を聞きとって行く。
それが少し楽になるといいなと思うが、半信半疑。いや疑い7割である。
そもそも「聴く技術」を学ぶのに「聴いて学ぶ」と言うのが無理な気がする。

AIが選んでくれた相手の方は女性。
「聴く」に集中するためにカメラはオフと言うルール。
明るい感じで話しやすい方である。

初回は互いの自己紹介から。
事前にいただいていたプロフィールに書かれていた相手の趣味を動画サイトなどで「予習」しておいたが、特にその話にはならない。
こう言う予習は普段の仕事でも常にする。
こちらの引き出しを増やしておいた方が、会話が膨らむからだ。

30分ほど、楽しく会話をして終了。
後から何を学んだのか考える。
会話が盛り上がったのは、相手の技術だろう。
1番感じたのは、あまりこちらの言うことを掘り下げても来ないのに、会話が進んだと言うこと。
私の「予習」によって相手の話題を掘り下げる方法とは違う。

掘り下げては来ないけれど、興味を示してくる。面白いと言い、もっと話してほしいと促してくる。それが心地よい。
確かに聞き上手というのはこう言うことなのかもしれない。

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