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平成風ミートソース・ハヤシライス

1.洋食の進化

おっさんなので、昭和の洋食は大好きだ。

以前チキンライスの話を書いたが、昭和の洋食を支ているのはケチャップだと思う。オムライス、ナポリタン、ミートソーススパゲティ、ハヤシライス、ハンバーグ。全てにケチャップが大量に使われていたのが昭和の洋食。
(大人気のカレーライスは例外だが、カレーライスは逆に昭和の洋食と言うカテゴリーでは少し外れた位置にある気がする)

平成になって、ケチャップ味がトマト味に変わってきた。オムライスさえもケチャップではなく、トマトソースなるものがかけられるようになってきた。この差は大きい。昭和の中ごろ、ちょっと気取ったメニューとして家庭に現れたケチャップ味の洋食は、平成に入ってまた、トマトソースによって、ちょっと気取ったメニューとして進化したのだ。


2.カレーライスのように手軽に平成ハヤシライス

ハヤシライスルーなるものはいつ頃からあるのだろうか。昔はカレールーしかなかった。
その後、ホワイトシチューのルーが出たが、ハヤシライスのルーが現れたのは、かなり後のことではないだろうか?

ルーがあると、ハヤシライスを作るのは驚くほど簡単になる。もうケチャップをドバドバ入れる必要はなく、トマトの缶詰めを買ったりする必要もなく、レストランのようなトマトソース味のハヤシライスがカレーと同じ手間でできる。その割にハヤシライスの人気はカレーほど大衆化していない気がする。

ハヤシライスはいまだにちょっと高い洋食レストランで食べるものというイメージをキープしながら、実は家庭で簡単手軽に作れるメニューである。家庭で料理を作る主婦としてはありがたいのではないだろうか。
いつもカレーだから、今日はハヤシライスにしてみたのよ、と言うだけで、少し特別感が出る。


3.ミートソースをご飯にかけて食べたい

ミートソースが好きだ。ミートソースのようなものがかかっているモスバーガーも大好きだ。
ミートソース自体、ほとんどハンバーグに近い。ミートソースをハンバーガーのソースに使うくらいなら、なぜミートソースをかけたご飯と言うものがないのか不思議だ。B級グルメブームの中でも、そんなメニューは聞いたことがない。絶対美味いと思うのに。

そこで思いついた。ハヤシライスを挽肉で作ればいいんじゃなかろうか?


4.ミートソース風ハヤシライス

(材料)
・牛挽肉 500g
・玉ねぎ 3個
・ブラウンマッシュルーム 200g
・野菜ジュース (カゴメ野菜ジュース食塩無添加) 720ml


・ハヤシライスルー (ハウス熟成デミグラスソースのハッシュドビーフ) 1箱

・水 200ml

(作り方)
玉ねぎのみじん切りを少し茶色くなるまで弱火で炒めて、一旦取り出す。
マッシュルームの薄切りを炒めて、一旦取り出す。
挽肉を炒める。焦げ付きやすいので、こまめに火を止めて混ぜると焦げ付きにくい。

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挽肉に火が通ったら、玉ねぎとマッシュルームを戻して、野菜ジュースと水を加える。沸騰してから5分ほど煮て、火を止めて、ルーを割り入れて、ふたたび火にかけて10分ほど煮る。

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(生クリームの代替)
生クリーム代わりにバターをレンジで溶かして、同量の牛乳で割って混ぜる。
これをハヤシライスにかける。見た目は黄色いけど、コクを足すと言う意味ではあり。
わざわざ生クリームを買っても、ハヤシライスにちょっとかけるだけだと使いきれないので、オススメの代替手段だ。

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5.感想

ハウスのルーの力で、ちゃんと美味い。そして予想以上にミートソースである。
水の代わりに野菜ジュースを使ったので、かなり濃厚で、ミートソースとしてスパゲティにかけても使えそう。割と甘いので、少しウスターソースをかけても良いと思う。あと基本的にミートソースなので粉チーズをかけても良いと思う。



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