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ラブライブ!フェス③〜I live “Lovelive Days”!

1/18、19と開催されたラブライブ!フェス。
私は、2日目に参加しました。

その①では序盤まで、では中盤を書きましたが、いよいよライブは終盤を迎えます。

フェスが終わって2週間ほど経ち、詳細な記憶がだんだん薄れる中、ラジオや生放送などのメディアで、キャストの皆さんがライブの時の心境や裏話を語ってくれています。それらを見たり聞いたりした現在の心境も含めて語ってみることにします。 

僕らのLIVE 君とのLIFE

 興奮と熱狂のSaint Snowのステージが終わったところで、あのピアノの旋律が流れてきました。
そう、いつも物語を支えた、あの耳に残る旋律が…。

静かなピアノの旋律はマーチになり、ビジョンに一人ひとりの姿が映し出されます。
穂乃果、絵里、ことり、海未、凛、真姫、希、花陽、にこ。
ビジョンに展開する彼女たちの姿、懐かしいシーン。
それらがひとつになり、遂にひとつの文字が大きく浮かび上がる!

「μ's」

会場中が、全ラブライバーが待ち望んだ、復活の時!!

ビジョンの文字を背に、浮かび上がる9人のシルエット。8人ではない、9人。誰一人欠けていない!
そして流れ出す、すべての始まりの曲、「僕らのLIVE 君とのLIFE」。

μ'sのデビュー曲にして、ラブライブ!の歴史が始まった曲。彼女たちが初めて映像で躍動し、アニメ1期で9人が揃った時にも歌い、そしてFINALLOVELIVEのオープニングを飾った曲。
予想なんてしていない。帰ってきてくれる時はこの曲と信じてた!

会場のボルテージは、もはや説明不要。彼女たちの登場に叫び、涙し、皆が笑顔で再会を喜びます。
衣装もこの曲の衣装をモチーフに、細部がモディファイされたフェスオリジナル仕様。メンバーカラーもあしらわれています。色は落ち着いた赤。今の彼女たちを象徴するとともに、μ'sのイメージを鮮明に映し出す色です。

歌もダンスもあの時のまま。
間奏ではお決まりの掛け声。「Hi Hi Hi Hi!」
全てが懐かしく、そして再び体験することができるμ'sのライブに、喜びを爆発させました。

歌が終わると、恒例の自己紹介。
あのコール&レスポンスまでも、再びできる時が来よ うとは!

「ダレカタスケテ〜!」と叫び、「イエローだよ〜!」と太い声を上げ、語幹を読みながら「さしすせそ!」と叫ぶ。
ラブアローシュートを「ウッ」と受け、「ファイトだよ!」と身振りを添えて。
のぞみパワーを「いただきました!」とありがたく受け取り、「エリーチカ!」と名前を叫ぶ。そして最後にスーパーアリーナ全員で「にっこにっこに〜!」。
何も変わらないこの時間が懐かしくて、涙が出るほど。特にこの日は、南ことり役 内田彩さんの「ヨキニハカラエ、ミナノシュ〜!」が可愛かった!

再会の涙はトロッコに乗って

自己紹介が終わり、高坂穂乃果役の新田恵海さんが「μ'sにはたくさんの曲がありますが、今日はアニメで歌った曲をメドレーでお届けします!」の一言。
シングル曲やソロ曲、ユニット…本当にたくさんある曲の中で、アニメで歌われた曲なら誰でも聞いているし、わかりやすい。しかも、聞きたい曲がたくさん!

早速、アニメ1期のオープニング「僕らは今のなかで」が流れだし、メンバーの元にトロッコが。
トロッコに乗ったメンバーが、歌いながらアリーナ中を回るのです。再会を心待ちにしていたラブライバーの元へ。

この曲は本当に思い出深い。
μ'sのライブを初めて見た、5thライブの2曲目。「ラブライブ!に来たんだ!」と実感し、涙が浮かびました。
何故ここまで思い入れがあるのか。考えてみたら、当時夢中でプレイしたスクフェスで、この曲から急に難しくなるのです。クリアできるまで何度も何度もプレイした。その時に、繰り返し聞いた曲なのです。

もちろん、アニメでも思い出深い。ラブライブ!決勝で、メンバーが予想しなかったアンコール。その時のスペシャルなパフォーマンスが、実は1期のオープニングアニメだった事を知った時の衝撃。涙を誘うシーンです。

感激に身を委ねていると、強烈なバスドラのビート。トロッコ上のメンバーが会場を煽る!会場が一体になって盛り上がる、あの瞬間が来た!
ビジョンに映し出されるフラッグ。そしてあのリフ!

「一進一跳!」

「No brand girls」。アニメ1期の文化祭でのステージ。ラブライブ!出場をかけ、強い雨の降りしきるステージで、最高に盛り上がる1曲をパフォーマンスする9人。
アニメでは残念な結果に繋がってしまいますが、μ'sのライブでは欠くことのできない定番曲。
アニメの時系列通りの選曲のようで、盛り上がる終盤ではなく、序盤に持ってくるところも珍しい。

そして、1期パートを締めくくるのはもちろんこの曲。「START: DASH!」。
1期の13話。離ればなれになってしまうことりを追い、一緒にμ'sをやり続けたいと引き止める穂乃果。そしてまた9人が揃ってパフォーマンスしたのは、穂乃果たち3人が初めてステージに立った講堂、そしてこの曲。
μ'sを代表する曲のひとつとして、そしてアニメ1期を象徴する曲として、今でも多くのラブライバーの心に残っています。
2年生3人のバージョンもいいですが、やはり9人バージョンがいい。再び9人が揃って歌ってくれるのも、また特別な気持ちになります。

トロッコはまだまだ進み、続いて2期パート。
最初はもちろん「それは僕たちの奇跡」。2期のオープニングテーマ。
思い出がたくさん詰まった、5thライブのオープニング曲でもありました。
アニメ2期が始まる頃にはμ'sの人気もうなぎ登りで、地上波の歌番組でパフォーマンスしたこともありました。

私も、アニメは2期の方が好き。ラブライブ!を好きになるきっかけにもなったので、再びこの曲を生で聞けるだけで胸が熱い。
そして、その熱を保ったまま、私にとって特別なあの曲を迎えるのです。

ビジョンに映し出される、ビルから見上げる満天の星空。
そして静かなピアノの旋律から、穂乃果、海未、絵里が歌い始める…。
μ'sで一番聞きたかった曲「ユメノトビラ」。
私がラブライブ!に夢中になるきっかけをくれた曲。

アニメ2期をなぞるなら、この曲は絶対に外せません。
メンバーが合宿して作り上げた、ラブライブ!予選に勝ち抜くための曲。

実はこの曲、2015年のアニサマで生で聞くことができました。会場は同じくさいたまスーパーアリーナ。しかもメンバーに近いアリーナ席で。「夢じゃないだろうか?」心の中で何度も問いかけながら、その特別な時間を味わいました。
でも、そこには絢瀬絵里役の南條愛乃さんがいなかった。8人でのパフォーマンスだったのです。
5年の時を経て、今目の前で9人のμ'sがこの曲を歌ってくれる…。サビのメロディを聴きながら、涙を流さずにいられませんでした。

2期パートの最後を飾るのは、「KiRa-KiRa Sansation」。
μ'sが優勝した、ラブライブ!決勝戦で披露した曲です。

アニメ2期は、μ'sがラブライブ!で優勝するまでの軌跡と、μ'sの今後についてメンバーが思い悩む姿が描かれた内容。最終的に彼女たちは、3年生の卒業とともにμ'sを終わりにする選択をしますが、それを誰にも告げずに決勝戦の舞台に立ちます。
印象的なのはバックステージでのワンシーン。メンバーそれぞれが自分の想いをぶつけ、いよいよ迎える最後のステージへ気持ちをひとつにします。
そして、クラスメイトや家族、ライバルのA-RISEが見守る中、最高のパフォーマンスで優勝を勝ち取るのです。

μ'sの人気が最高潮に達した頃に発表されたこの曲。5thライブではアニメと同じ衣装で登場し、あのミュージックステーションでも披露した曲。
アニメでは他にも「HappyMaker」や「Dancing Stars on Me」など、聴きたい曲はまだまだありましたが、物語のクライマックスを飾るこの曲を歌いながら、メンバーはトロッコを降り、センターステージまでたどり着きました。

白く光るスタンドが、オレンジ色に輝く瞬間

センターステージに並ぶメンバー。リーダーの新田さんが、次の曲が最後の曲であることを告げます。
短い!あっという間!もっと見ていたい!名残惜しいですが、時間が限られているフェスです。
それに、あの曲をまだ聴いていません。μ'sを代表する、あの曲を。

そして新田さんの口から、最後の曲名が告げられます。
「Snow halation」。

μ'sの2ndシングル。恐らくこの曲でμ'sを知った人は多いでしょう。
私もその一人。友人に教えてもらったのですが、題名のとおり冬をイメージしたサウンドと、切ないメロディラインと歌詞。一度聴いただけで、誰でもその魅力に惹きつけられてしまう。

センターステージで、いつものフォーメーションにならぶメンバー。
そして、あのイントロが始まります。
彼女たちは何度この曲をパフォーマンスしたことでしょう。ファイナルから時間が経っていても、目の前にはかつて見た時と同じ歌とダンス。
メンバーの、バックに控える後輩たちの、そしてラブライバー全員の思いがひとつになる曲。

この曲が始まると、オーディエンスはブレードを白にするのが決まりです。
別に誰に強制されたわけではなく、題名にある「雪」をみんなで表現するのです。スタンドはたちまち、白い雪景色に。
曲は2番から、スパニッシュギターをイメージした間奏、そして迎える最後のサビへ。

「届けて 切なさには」

新田さんが、穂乃果が、この歌詞を歌う時…
会場は白い雪景色から、オレンジ一色に。

2ndシングルにはアニメMVがついていて、テレビアニメが始まる前からμ'sはこの曲をパフォーマンスしています。
同じ瞬間、彼女たちが踊る広場を囲む街路樹のイルミネーションが、一斉にオレンジ色に輝くのです。
恐らくファーストライブからすべてのライブで披露しているこの曲。オーディエンスは必ずこの瞬間にブレードをオレンジ色に変えます。
(正確には、用意していたウルトラオレンジを折ります)
それが、いつしかμ'sのライブを見る時の楽しみになり、憧れになり…。

私はこの曲を今まで生で聞いたことがありませんでしたから、この瞬間の一員になることが憧れでした。
それが今日叶った。私のまわりの人たち、400レベルのスタンドを埋め尽くす全員、そして200レベル、アリーナ、ステージの後ろの人たちまで。全員が持っているブレードをオレンジにする。少しずつ花がひらくように、オレンジ色が光り始め、気がつくとスタンドすべてがオレンジで埋め尽くされる。
感激しすぎて、ブレードを持つ手が震えました。ソロを歌う穂乃果の声も、すこしうわずっているように聞こえました。メンバーの中でこの瞬間は彼女しか味わえないのです。約4年ぶりに見る光景、さぞ感激したことでしょう。

※Snow halationの公式フル動画。オレンジ一色に変わる瞬間をご覧いただけます。

バックステージに控えるAqours、ニジガクのメンバー、そして会場を取り囲むラブライバーたちの心をオレンジの光でひとつにして、μ'sのステージが終わりました。
印象的だったのは、彼女たちの笑顔。再びμ'sとして9人でステージに立てた喜びが我々にも伝わり、幸せが溢れる時間でした。

演出の構成としても、現時点で表現できる最高のものだったと思います。
ファイナルライブが終わってから、彼女たちはそれぞれの道を歩んでいます。今回も忙しい中集まって、リハーサルもどの程度できたかわかりません。
そんな中、約4年前と同じステージを求めるのは酷というもの。今回は、再びμ'sの姿を見ることができただけでも喜ぶべきです。ハードなパフォーマンスをカバーするトロッコでのメドレーという形も、よく考えられた演出だと思います。

μ'sは3月に、ラブライブ!9周年記念として、アニメMV付きの新曲がリリースされます。その後の活動については発表はありませんが、やっぱりまた9人揃ったステージが見たい。誰もがそう思ったステージだったと思います。

届かない星だとしても

μ'sとの感動の再会。その興奮冷めやらぬまま、フェスはいよいよクライマックスへ。
ライブの前にいつも流れる壮大なマーチに乗せて、トリを務めるのは、なんとAqours!
初日ではトリのμ'sにバトンを渡したそうですが、今日は偉大な先輩からバトンを受け取り、堂々たる登場です。

ブ厚いオーバードライブのリフがリフレインする中、ステージ中央のビジョンが二つに割れ、中から現れたのは巨大な船!

Aqours Ship -9th Anniversary Edition!!
東京ドームに現れた巨大な船が、さいたまスーパーアリーナにやってきた!!

船上で手を振る9人の姿。「君のこころは輝いてるかい?」の衣装です。
オーディエンスを煽るにつれて、曲のボルテージも一気に上がっていき、遂に始まるAqoursのステージ!

「Ooooh, One Two Sunshine!!」

オープニングを飾るのは「届かない星だとしても」。
2ndシングル「恋になりたいAQUARIUM」のカップリング曲。
こんな大きなフェスのオープニングとしては意外な選曲ですが、巨大な船に推進力をつけるにはうってつけの、勢いのあるポップナンバー。
そして、その歌詞には特別な想いがありました。

社会現象にまでなったμ'sの人気。
デビュー間もないAqoursキャスト9人は、東京ドームのバルコニー席で、μ's最後のステージを見届けました。
自分たちに、ラブライブ!という重いバトンを受け継ぐことができるだろうか?不安と心細さで始まった活動。

それでも、ラブライブ!の一員になる夢を叶え、更なる夢を追って前に進み出した。
東京ドームで見た、眩く輝く大きな姿。
ムリかもしれない、周りからはダメだと言われるかもしれない。
でも、あの憧れの存在に近づきたい!
悩んで、眠れない夜もある。でもめげないで、手を伸ばせ!それから悩め!!

そしてたどり着いたラブライブ!フェスのステージ。
憧れの存在だった先輩から受けとったバトン。今の彼女たちのステージの始まりにはぴったりの曲だったのです。

彼女たちを乗せた巨大な船は、花道をまっすぐ進みます。
続いて流れてきたのは、「WATER BLUE NEW WORLD」。
Aqoursが優勝したラブライブ!決勝戦で披露した曲です。
同じ日にμ's、Aqoursが優勝した2曲を聴くことができる奇跡!

鞠莉のソロから静かに始まり、イントロから徐々にボルテージが上がっていく。Bメロでロングスカートの鞠莉、花丸、そして梨子がスカートを剥がして投げ上げると、その姿が青い羽根に変わり、空に舞い上がる。最高の盛り上がりを迎えるサビが、急にマイナーキーへ転調し、盛り上がりと共に緊張感を高める。
そして、沼津の高校と吸収合併するために無くなってしまう浦の星女学院のみんなの気持ち、そしてAqoursの気持ちが籠った歌詞。このラブライブ!で浦の星女学院が存在していた「証」を残すために、みんなの気持ちを乗せたこの曲を、ラブライブ!決勝という最高の舞台でパフォーマンスするのです。

この曲が始まった途端、皆が示し合わせたようにブレードの色を青に変え、会場は青一色。その大海原を、Aqours Shipがまっすぐ進んでいきます。
初日は「MIRAI TICKET」、そして2日目がこの曲。東京ドームでの4thライブと同じセトリ。4thでは初日に参加したので、船をイメージした曲を2曲とも生で観ることができました。
それにしてもAqoursShipは圧巻。船首と帆の裏には9周年イメージロゴがあしらわれ、まさに9th Anniversary Edition。さいたまスーパーアリーナも東京ドームに負けない広さですが、ドームならではの演出と思っていただけに度肝を抜かれました。

2曲を終え、船はセンターステージにたどり着きました。ここで恒例の自己紹介。
そのあとに披露されたのが、アニメ2期のオープニング曲「未来の僕らは知ってるよ」。3rdライブでもオープニングを飾った曲です。

3rdライブを見た席は、アリーナの花道横の席。メンバーたちが肉眼ではっきり見える距離。そこで始まったのもこの曲。目の前に展開する光景が信じられなくて、Aメロの途中から涙が溢れてきました。
「未来を、どうしようかな」という歌詞がとても好きなのですが、この曲と言えば、やはり間奏の掛け声。

「I  live, I live "LoveLive Days"!!」

スクールアイドルが一同に会するこの日に、これ以上の言葉はありません。
集まったオーディエンスも、ステージ上でパフォーマンスするキャストたちも、皆がラブライブ!が大好きで集まったフェス。
ちゃんとお話できなかったのですが、私の隣の方は海外から来られた方のようでした。日本のみならず、世界からも。夢のような時間に飛び込んで、皆がそれぞれ楽しんで、感動して。素晴らしい時間を象徴するような言葉。

歌の途中からメンバーはトロッコへ。皆に手を振りながらステージに戻ると、特徴的なピアノのリフが流れてきます。次の曲は松浦果南のセンター曲「HAPPY PARTY TRAIN」。
イントロが流れると同時に、会場は果南のキャラクターカラーの緑一色。

アニメ1期の後に行われた総選挙でセンターを勝ち取った果南。アニメでの3年生のエピソードを見れば、この結果は当然。そして2ndライブのツアータイトルにもなった曲。
久しぶりに向かうメットライフドーム。この曲を聴きながら、本川越駅から西武線に乗ったのを思い出します。初めて生で観るAqoursのステージにワクワクしながら。
最近のライブでは、初日が「恋になりたいAQUARIUM」、2日目がこの曲、という棲み分けが定着した感があります。μ'sの時同様、ナンバーシングルは必ずと言っていいほどライブで演ってくれます。どの曲も好きなので嬉しい。

曲は間奏から果南のソロ。歌声に合わせて花道に2本のラインが伸びる「カナンレール」。Aqoursを代表する曲たちが、フェスを盛り上げました。

今までの想いがつまった「君ここ」

そして、高海千歌役の伊波杏樹さんの口から告げられる、次が最後の曲という言葉。次々の感動の波が訪れた長いフェスも、いよいよ最後の曲です。
ラストを飾るのは、始まりからずっと彼女たちを支えてきた曲「君の心は輝いてるかい?」。
ステージの上で輪になって、中心に向かって手を伸ばす振りから、今日もこの曲が始まりました。

幸運にも何度もAqoursを現地で観てきましたが、この曲で印象的だったのは、昨年のファンミーティングツアーの公演でのパフォーマンス。
ユニット対抗ツアーと銘打たれた公演だったので、イベント中はずっとユニットでの姿が続きましたが、最終公演だけ、アンコールでこの曲の衣装に身を包んだ9人が揃って登場したのです。予想外だったのと、紅白歌合戦でのパフォーマンスを思い起こし、なんだか心の中が温かくなったものです。

ステージ上でパフォーマンスする彼女たちの気持ちも特別なものがあったようで、フェスの後に生中継やWebラジオで語った言葉は同じものでした。
「あの曲で、ひとつになれた気がする」。
もう目をつむっても踊れる、と語るこの曲だからこそ、今後の活躍を期待する後輩たちのステージ、そして憧れの先輩たちのステージを見て、感じて、特別な想いが籠った。この9人で今まで歩んできたひとつの節目、そしてこれからの期待を胸に、万感の想いがこみあげてきても不思議ではありません。
見ている側にもその気持ちは伝わりました。何度も聴いてる曲なのに、全然色褪せない。演ってくれると安心する。これからも、もっともっとAqoursを見たい!

「今 みらい 変わり始めたかも!
 そうだ僕たちは まだ夢に気づいたばかり」

重圧を見事に吹き飛ばし、ラブライバーの熱狂に包まれながら、Aqoursのステージが終わりました。

※AqoursShipが登場した4thのダイジェスト映像。オープニングが「君ここ」です。

32人で創り上げてきた歴史

すべてのパフォーマンスを終え、今日のステージを彩った29人のスクールアイドル達が、ステージに全員集合しました。今まで見てきたラストは、多くても11人。倍以上の人数は圧巻です。
代表して、ニジガクから上原歩夢役の大西亜玖璃さん、SaintSnowからは田野さん、μ'sから新田さん、Aqoursから伊波さんがコメント。

特に印象的で、ネットでも話題になったのは田野さんのコメント。
「μ's、A-RISE、Aqours、SaintSnow、虹ヶ咲スクールアイドル同好会…」と、なんと出演していないA-RISEの名を口にしたのです。ライバルユニットであるSaintSnowの一員として、同じライバルユニットの名を挙げたことに、会場からどよめきが起きました。
物語を創ってきたのは、今日ステージに上がったスクールアイドルたちだけではない。A-RISEもその一員なのです。
綺羅ツバサ役の櫻川めぐさんは、会場でその様子を見守っていたようです。

μ'sメンバーが直にフェスについてコメントするのはこの後のようですが、Aqoursのメンバーは今週までにたくさんのコメントを寄せてくれました。

その中に、「今までAqoursの曲を聴いてこなかった。聴いてしまうと、μ’sが自分の中で終わってしまう気がしたから。でもフェスをきっかけに、Aqoursも聴くようになった」というお便りがあり、それに対して伊波さんがこんなコメントを寄せてくれました。

「私も今まで「Aqoursはなぁ・・・」と言われたことがある。私もμ’sが好き。好きな気持ちは人それぞれだし、いろんな考えがある、という事をラブライブ!に教えてもらった。でも私たちがやってきたことは絶対間違っていないと思う。ラブライブ!がみんなをつないでくれた。その出会いと応援してくれる皆さんに感謝を伝えるためには、ステージに立ち続けて、メディアに、みんなの前に出続けることだと思う」

それを隣で聞いた逢田さんの目に涙。生放送中には黒澤ダイヤ役の小宮有紗さんも涙する場面が。常に輝き続ける彼女たちも、きっと悔しい思いをしたことも多かったでしょう。
でも今回のフェスを終えて、ずっと前を向いて走ってきた彼女たちにも、振り返る機会が与えられたのだと思います。振り返ってみて、今まで頑張ってきてよかったと思えるフェスだったようで、ファンとしてもとてもうれしい気持ちです。

時間をかけて振り返ってきましたが、やはりラブライブ!が好き!という気持ちを改めて感じたフェスでした。名古屋から頑張って駆け付けた甲斐がありました。
これからもラブライブ!については機会があれば語りたいと思います。
早速この後、GuiltyKiss!の1stライブに行ってきます!

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