苦手論点に気がついたら忘れないうちに克服してしまうことが大事
去年から教えている私の塾の生徒さんが最近になって大きく成績が伸びてきたので、どんなことに取り組んできたのか?紹介したいと思います。
昨年からⅠAⅡBの高校教科書を使ってどの分野も基本的な知識は積み上げてきたため、授業でやった内容とそっくりな基本問題なら次の週に行う確認テストでほとんど解けるのですが、
模試や入試問題のように時間制限があったり、問題の表現や角度が変わって問題の並び順がランダムになったりすると、とたんに解けなくなるという悩みを抱えていました。
そこで、私が指定した志望校群の過去問を時間を測って8年分解いてきてもらい、その生徒さんが(毎回スムーズに解ける論点)と(何度もミスる論点)の洗い出しを行いました。
そして、授業では苦手な分野と苦手な論点にしぼったプリントを授業の都度作成して苦手な論点についてはこれでもか、というぐらい繰り返し様々な角度から問題演習と詳しい解説を続けてきました。
例えば、図形分野と確率分野が苦手ならそれぞれの分野の問題で教えている生徒さんがギリギリ解けない問題(オーバー負荷になる問題は除く)を集めてきて階段になるようなイメージで並べたプリントを作成します。
また、そのプリントが終わったら【自分が苦手にしている論点はコレ】という意識が残っているうちにすかさず前回のプリントを更新して再復習問題をつくって次の授業で確認します。
プリント作成にはチャート式で有名な数研出版さんが制作しているsutudyaidというソフトを使っています。
このソフトには高校の定期テストに出てくるような問題から中堅大学や難関大学の入試問題まで幅広い問題が登録されており、
論点名を指定するとデータベースの中の関連問題が瞬時に表示されるため、苦手論点を克服するためのプリント作りに重宝しています。
下の画像はプリントを作っているときの様子です。
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