〈出題範囲について〉

歯学部入試では数Ⅲを出題する大学はなく、試験範囲は一番広いところで1A2Bまでです。

(ⅠAⅡBから出題する大学は東京歯科大・昭和大歯学部・大阪歯科大などです。)

大学によっては出題範囲が数学1Aだけだったり、数学Ⅰ・Ⅱだけだったりします。

(数Ⅰ・Ⅱだけを出題する主な大学としては日本大学と日本大学松戸・鶴見大学で、数Ⅰ・Aだけを出題する大学としては日本歯科大学と明海大学となっています。 →これらの2組の大学は出題傾向が似ているので、どちらか片方の大学だけ受ける人でも同じ出題範囲のもう一方の大学の過去問をやっておくとよい練習になるでしょう

これまで教えていた生徒さんの中には、歯学部以外は受けないのに学校が国公立に力をいれているため、ずっと数学Ⅲやっているなんていう生徒さんもいました。→受験までの限られた時間を有効に使うため、早い時期に自分が受ける大学の試験範囲をリストアップしておいたほうがいいですね。

〈出題形式について〉

【~を示せ】などの証明系の問題を出題する大学は非常に少ない(大阪歯科大や鶴見大などに若干ある位)⇒数学が苦手な生徒さんが問題集や参考書などに取り組むときに重たく感じるようなら、そこまでこだわらずに【~を求めよ】という問題を優先したらよいと思います。

〈おススメの参考書などについて〉

青チャートだとか黒本のフォーカスゴールドなんかを使って消化しきれずに相談に来られる生徒さんが意外と多いです。数学が得意な生徒さんはそれでよいのですが、苦手な生徒さんには旺文社の(入門問題精講)と(基礎問題精講)で進めることをおススメします。







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