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アリスの数秘術(今後の予定)

暗号の設計ばかりやってる間に、思いついたアリスの話のアイデアを全部忘れた。
漫画家とかアイデア勝負の人はいつでもアイデアを忘れないためにメモ帳を持ち歩いてすぐメモするらしいが、私はそうしなくてその場任せにしてしまって最終的に忘れる。
アリスとビジュネルがどんなバトルを繰り広げるかも忘れたし、その後アリスとビジュネルがどうなるかも忘れた。
恐るべき暗号の魔力!
アリスは魔術師を目指しているんだから当面魔術の勉強とかその流れで行けると思うけど、知ってる人は分かるようにこの話に通底するものは暗号技術へのオマージュだったりする。

今からでも間に合うと思うので流れだけ書いておく。
アリスはあまりにビジュネルからの連絡がこないので諦めて魔術の訓練を始めた。
魔術とは確実性とは無縁の能力だ。
その威力や確実性は魔術師の魔力の強さだけによっている。
だから科学とは相性が悪い。
中には魔術と技術の融合を目指している研究者もいるようだが、その成功例が時空を飛び越えて通信する方法である匿名電報だったりする。
彼女は勉強の仮定で、ビジュネル暗号の解読法が一つではないことを知る。
そして解読法の種類や解き方を通してより強い暗号を作りたくなる。
そして安全でないことを理由に村人を説得し、ほかの方式を使うようにしようとしたが、村人は従わない。
そんなことをしたら自分たちが怪しまれると思ったのだ。
そもそもアリスが住む世界で暗号が使われているのは、通信の秘密を守るためだった。
封筒やはがきが禁止された結果、暗号の普及が一気に広まったのだ。
村人には失われたものがあるとアリスは思った。
今やロマーニャ帝国は監視国家だ。
国際締め手配中の帝国付属電子貨幣鋳造局に勤務していたデアルボルデーレは皇帝が市民を監視するために大量の通信を収集している証拠をジャーナリストに公開させ実証していた。
誰も言わなかったが、人々は常に帝国中央部から監視されて生活していることを知った。
アリスは監視社会は自動化された恐怖政治だという事を悟り、プライバシーを守るためには何が必要かを考えた。
監視されているときに人々は、なぜ怒りを感じないのか?
監視には萎縮効果がある。
人々は無意識のうちに自分の思考や行動を検閲するようになり自由を抑制する。
なぜ「自分は悪いことをしていないので監視されていてもかまわない」というのか?
それはアリスにとっては、自分にはプライバシーがありませんとか、その権利に興味がありません要りませんといっているように聞こえたのだ。
そもそも何が悪いのかを決めるのは、その人自身ではない。
本来環氏は必要性のないときにするものではない。
だから市民生活を常に監視するのは異常なことだ。
人を疑うときに証拠が必要なのと同じように、監視にも当局がその必要性、理由を説明しなければならない責任がある。
ところが今の帝国はこの責任を果たしていない。
ありとしたら犯罪防止や、テロ対策という名目を繰り返しているだけだった。
果たして監視で犯罪が減る効果はあるのだろうか?
恐怖政治はこうして市民生活に浸透していく。
今や善悪の判断は国がすることになり、その人個人の判断ではなくなったのだ。
人々は常にいつどういう理由で逮捕されるか、おびえながら生活しているのであった。

アリスは小さな時から人目を気にする神経質な子供だった。
アリスは9歳で暗号を発明して実際に日記に使っていた。
学校でメモ帳を盗まれたりしたことがあったので、見られても恥ずかしい思いをしなくて済むように暗号が必要だったのだ。
しかしそれは今でいうメアリの暗号で、大量の暗号文を集めれば解読できてしまうものだった。
アリスはつい最近まで当時最強と言われていた手書き暗号のビジュネル暗号を常に使っていた。
しかし使い慣れてくると規則性が見えてくるようになり、実際解読を試みたところ成功した。
それが今に至る経緯だった。
アリスは落胆して今度は暗号開発に夢中になる。
自分は監視社会に対抗するために暗号を研究する必要があると思っていた。

一方ビジュネルは不安になりながらも得体のしれない紙のような電報の返事をどうするか迷っていた。
考えた結果、アリスの挑戦を受けることに決めた。
或いは無視するか、この辺で話の展開が分れてしまうw
ビジュネルはその後どうなったのか?
新しい暗号を開発したのか?
外交官であるビジュネルは自分の開発した暗号が説かれることに対して敏感だった。
まさに死活問題。
その結果アリスに新しい暗号の設計を協力するように伝えるのだった。
その後のもう一羽はその辺に書いてあるので後で書きます。
あ、確かアルルの話だ。
アルルは8歳で魔術師になり、11歳で魔導士としてプロデビューした特別な子供だった。
アルルの年齢は15歳でアリスより1つ年下だった。
アルルの修道院の中の儀式のこと。
アルルの兄既約であるパレーシャのこと
修道院にある人力計算機のこと
アルルの育ての親であるカトレイ院長のこと
アルルの僧院での役割と日常生活
アルルの暗号や密使との関係
アリスが儀式に参加しようとして守りの長に断られること
素人が参加できるようなものではなく、出席するには3人以上の専門家の推薦と参加費用8間年が必要だったこと
唯一素人が参加できそうなのは、暗号品評会だったこと。
ボブというアリスのライバル登場
暗号解読という数理パズル
あとなんかあったきがするがこのくらいでいいかも
暗号というのは文系が書くミステリの中の切られ役なんかじゃないし、脇役でもない。
暗号を主役にした小説が書きたい
あと悪魔が出てこないといけないんだけどはるか先でないと無理
アリスはのちに安全にビジュネル暗号を使う方法も考案し実践する。

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