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「生きやすい」は「生きづらい」

社会全体が「コンビニ化」している

お店に行けば 大半のモノが安く手に入る
誰かと話さなくたって買えるし サービスも受けられる

そもそも お店に行かなくたっていい
家の中で スマホひとつで完結できる
店頭の声出しや 値段の交渉は必要なくなった

いずれ自動運転が普及すると 目的地に一直線でいけるようになる
渋滞や違反がなくなり 事故は減少するだろう

寄り道や 道に迷うこともなくなる
偶然の出会いもなくなっていく
「こんな場所あったんや」とか 「あそこ何ができるんやろ」とか
それはちょっと寂しい気がする


じぶんから働きかけなくてもいい社会
まわりの環境から「心地よい」を与えてくれる
生きる(生存する)のはたやすい

一方で あらゆる自動化が進むと どんどん思考が止まっていく
「何をやればいいの?」「何を選べばいいの?」
何をしてもある程度の「心地よい」が手に入るからこそ
何かを選択することがむずかしい
生きる(生活する)のはむずかしい


「何をすればいいかわからない」のは
「何が好きかわからない」から
すなわち 「愛情の危機」に直面している

だから じぶんから働きかけることが必要になってくる
働きかけなくてもいい社会だからこそ
働きかけて 愛情をかき立てていくことが大切になる


あえて手間と時間をかけて 手足とアタマを動かす
それがじぶんたちにとって「ムービーをつくること」だった

結婚式のムービーを手作りしている
画像を選べば かんたんに自動作成できるアプリもあるし
プロの会社に依頼するのも それほど高くはない
それで結婚式が盛り上げることは ほぼ間違いない

でもじぶんたちはそうしなかった
コスパは悪いとわかっているけど オリジナルでつくりたい
シナリオを考え 動画の撮影 加工までやってみたい
だれが分かるねん!ってツッコミが入るような
細かい動きにもこだわりたい

すごい時間がかかるし 体力も消耗する
でも それが楽しい!夢中になれる!

これが「生きがい」だと実感している
時間を忘れて没頭する瞬間を もっと増やしていきたい

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