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話し声も歌声も「声」。

今日は「声」について、認識を変えることで出しやすさが一気に変わると言う話をしようと思います。


「歌声は鍛錬によって作り込んでいくものだ。

という考え方、これを否定しようとは思いませんし、それによって得られるものも多々あるのだと思います。

しかし、その結果、無理に作り込んだことで本来の自分の声から離れすぎ、歳を重ねるごとにどんどん自然な声の出し方が分からなくなり、安定して歌えなくなってしまった生徒や歌手も多く見たことがあります。


Sidewaysのレッスンでは、その認識を改めるところ、つまり「話し声と歌声を分けて考えないこと」を第一ステップと考えます。


例えば、"ギターを弾く"だったり、"ドラムを叩く"、は日本の一般日常においては、少し特別なことかもしれません。
なので、どんどん触れる時間、練習する時間を増やして身体に馴染ませていくことで、上達もしていくのだと思います。


一方で、歌"はそこを同じように捉えてはいけません。


まず"声"そのものは生まれたときから、日常において使い続けているものであり、ただ使う練習を増やして鍛錬すれば良いのでなく、今まで使い込んだ結果が今日の、今の自分の"声"だということ。これをまず認識しなければなりません。

それで何か不満を感じているならば、その使い方(フォーム)を見直さなければならないということです。


楽器も同じですよね。
間違った、力の入ったフォームで身体を痛めたり、何か支障が出ているなら、練習方法やフォームを見直すのが先決ですよね。


ボーカルはそこを考えず、一目散にまず歌おうとばかりする方が目立つような気がしています。

話している時は自然なのに、いざ歌うとなったときに声が出にくい、声が小さくなるなど、何かしらの支障をきたしているときは、結論から言うと、まずこの"歌うモード"をやめることから始めるべきです。


話している時にも何かしら音程があります。

つまりそのあたりは安定して出せる可能性が高く、自分の中でも聴き慣れた声であるとも言えます。

たとえば、日常会話の中で、ギリギリの高音やファルセット(裏声)を使う機会はどのくらいありますか。

歌う時以外、1日の時間で考えれば、ほぼないはずです。

つまり、話し声で使っている以外の音程を出している自分の声にそもそも耳と身体が慣れておらず、そのまま間違ったやり方が根付いたまま、癖がついてしまっていたり、自分に自然(ナチュラル)なその音程での声を知らないまま歌っている可能性が高いのです。


このあたりを一度冷静に、一音ずつ時間はかかりますが、見直していくことで、明日には変われずとも、一年、二年と時間が経ったときには、全く今の自分と違う状態に持っていけるはずです。


まずは、この"歌うモード"に入っている自分に気づくこと、そして、自然に誰かと話している時との力の入り具合の違いを感じること、そして話し声あたりの、歌いやすいキーや音程を"歌いながら"確認することから始めてみましょう。


ぜひ皆様のレッスンのお問い合わせをお待ちしております。



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