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「ブルアカはなぜぼくをここまで魅了しているのか」by独占インタビューを読んだ文字書きオタク

ちゃお…


みなさんブルアカしてますか?ぼくは今日も今日とてブルアカしています。

今日は昨日のお昼に電ファミニコゲーマーに投稿された「日本初『ブルーアーカイブ』独占インタビュー: キャラクターは人間であり、作家は組織であり、虚構は真実であること」を読んで気持ちよくなったオタクが話をします。
(インタビュー、以下記事はFinal. あまねく奇跡の始発点編までのネタバレを含みます)


ぼく自身現在進行系でブルアカにどハマりしていて、毎日朝起きたらセリカのメモロビを見るのが日課なのですが……

セリカには一日の終わりだけどぼくにとっては始まり

正直ブルアカのゲームバトルシステムはそこまで好きじゃないです、嫌いでもないです。
これはぼくがやっている他のゲームだとなかなか適応されないもので、ほとんどはストーリーよりもゲームシステムの面白さで続けているところがあります。
それこそ、FGOとブルアカくらい。
でもFGOは惰性67%くらいでやってるし。

そこまでぼくを魅了しているブルアカのストーリー、キャラクターの秘密について今回のインタビュー記事では多くのことを教えていただけました。こりゃあ助かるなぁ。


・小説の短所と長所

ヤン氏は記事の中で、小説と異なり限られた文字量しか扱えないテキストボックスをどのように活用しているのかという問いに対して、
私が思うに、小説の最大の長所であり、同時に弱点でもあるのは、文章の美しさです。」と語っています。

国の違いによって文章も変わるし、その美しさも変わってしまう……
その話聞いたとき、ふと思い出しましたよね。
「あ、これ韓国で作られてるゲームだったわ。」
そう感じざるを得ないほど、文に違和感がないことの素晴らしさ。
ごくたまに「何いってんだこいつ…」ってなることもあるけど、(馬子にも衣装とか)
その1ミスが大きく取り上げられるのはいつも正確すぎる反動だと思います。

多くの人の国を越えた努力の上でブルーアーカイブが成り立っているんでつね、分かります。


・必要最低限の予備知識で進むストーリー

これ聞いちゃうのか!?って思いました。
ブルアカの世界観について。
大体の作品はヤン氏の言う通りまず特殊な世界についての説明があります。
ぼくが思う良い点は読者に作品全体を理解してもらいやすいとか、世界自体に対する興味につながるなどの点で、
逆に悪い点は、察しがいいと先の展開の予測がついてしまう、用語を使った長ったるい説明は読者を置いてけぼりにしてしまう、他作品との類似点が見えやすくなってしまって作品の唯一性が薄くなってしまう……など少し考えただけでも結構あげられます。

実際アニメを見ていて同じ経験をしたことがある人もいると思います。また似たような学園バトルものかよ、まあ暇だから見るけど……って。

ブルアカのストーリーはそういった一種のマンネリ化を避ける上手い方法を取っているなとゲームを始めた当初から思っていました。
これほんとにすごいと思っていて、一体何を参考にしたんだろうと思ったらまさかの「ガルパン」。

I just feel my wind〜
I just feel my shine〜
そらに〜Rise&Ride〜

おっとChoucho好きが出てしまいました。
みんなも久しぶりにdreamriser聴こう!

……失礼。
実際世界観も似ているしガルパンも説明あんまりなかったの思い出してたまげた。
ブルアカってガルパンだったんだ……(それは違う)


・キャラクター制作について

ブルアカのキャラはほんとに魅力的で、全員好き!といっても嘘になりません。
これは素晴らしいことで、なんならおかしい!とすら感じます。
正直ぼくはどんなゲームも好きなキャラが少なくて、一部のキャラをめちゃめちゃ好きな代わりにその他のキャラは嫌いとまでは言わなくても無関心であることが多いです。
よってガチャ禁めちゃめちゃ得意です。

月姫コラボまでガチャ引かないかも〜

今やってる学園アイドルマスターも倉本千奈以外のキャラになんの愛着も沸かなくて千奈ばかり育てているのでセンスA育成のミッションで止まってます。(誰かセンス育成教えて)

む、むりぽ……

そんだけ無関心な人間に毎回ガチャを引きたいと思わせるブルアカ、まじパネェっす。

ヤン氏によると「ブルアカはキャラクターごとに作り方が全く違い、クリエイター全員が互いの専門分野を尊重し、カバーし合うことで魅力的なキャラクターが生まれている、重要なのは方法論ではなく、どのような人々が集まって作るか」ということらしい。
好みの少ないぼくにぶっ刺さってるので正解と言わざるを得ないですね。

また、ぼくが感じたブルアカのキャラの魅力はストーリーへの上手い絡ませ方からだと思います。
ぼくだって多分キャラについて詳しくなったらそのキャラのことを好きになるんだろうけど、其処に至るまでのやる気のでなさで好きになれない。

そこがブルアカだと違う。
ブルアカのストーリーは章ごとに主になるキャラが変わって、そこから物語が学校中に広がっていく、そこでの活躍が心に残ってキャラのことを好きになる……の繰り返しが行われている。
集団としての良さが生まれてから個人を好きになるという流れが他のゲームでぼくがあまり感じない好きへの入り方なのかなと思った。
だからこそメインで主軸に触れられていないゲヘナでは特に好き!ってキャラが少ない。
……まぁ全員好きなんですけど。
カスミとかキララとかめっちゃ好きだわ。

好きなキャラの傾向が見える見える……

魅力的なキャラを生み出し、その魅力を上手く引き出すクリエイターの皆様に感謝を……


・エデン条約編

今回のインタビュー記事を読んで一番驚いたのが初期案エデン条約の形。
トリニティとゲヘナの描写をほぼ同じ分量で書こうとしていたというのはもうびっくりしました。
結果としてトリニティを中心にしたのはぼく的には正解だったなと思います。

やっぱりブルアカのストーリー中で先生が解決する問題というのは大体主軸キャラたちを助けるためのものであって、
トリニティとゲヘナという対立構造を同時に先生してしまうとアビドス、ゲーム開発部のストーリーと違い、善悪の難しさで感情移入できなかったかも……と考えてしまう。

ここのタイトル回収アツすぎるよね

また、4章は3章までと視点が変わるブルアカでは珍しい構成になっていてミカやアリウスを中心とした話になります。
この4章の存在がなかったらぼくはこの子たちをあまり好きにはなれなかったかもしれません。

そんでミカというキャラの魅せ方も凄すぎて感動しました。ヤン氏の言う通りストーリーを気持ちよく進めるために敵側は行動に明確な理由を持って動く必要がある。
そこでナギサに1回サブ敵役を移して、ミカという行動原理が謎の敵キャラを生むことができると……
すごすぎませんか?え、これまじでやべくね?

結果としてミカの複雑な内面を表現し、作中でもトップクラスの人気を誇るキャラにできたってコト!?!?
おい!俺ら全部ヤン・ジュヨンの手のひらじゃねえか!どうなってんだ!ありがとう!

このシーン嫌いな人って人類にいないらしい

えっと、あの、キリエの意味とかもすごく読んでいて面白かったです!一生ついていきます!
ヤン氏は無神論者らしいけどぼくたちはヤン氏を神として有神論を唱えて良いかもしれません。
……迷惑ですか、はい、やめます。

アリ?ナシ?ナシ?ナシ……


・ブルアカのギャグ

ヤン氏によるとギャグは才能が全てらしいです。
巧い人は最初から巧いし、下手な人はどんなに努力したとしても一生身につかない。
なんとも厳しい……
厳しすぎて撒いちゃうかも……まきびし〜!!

……はい、才能がないとこんなもんです。
あ~あ、義務教育の辛いとこね、これ(違う)

ギャグとシリアスのバランスが作品の人気の秘密という話はたしかにそうだなってめちゃめちゃ思いました。
ぼくもでんじゃらすじーさんが好きです!って言うよりAngelBeatsが好きです!って言いたい。
声に出して好きと言えるもののほうが好きになれるに決まってます。
感動とギャグを両立しているシーンが多いのもブルアカの魅力、ここまでのストーリーの積み重ねがあるからこそのネタは伏線とはまた違うけど読んでいて感慨深い気持ちになりますよね! 

そして水着ホシノミームについての話は受け取り側のインターネットを感じました。
ミームというのは良くも悪くも有名になりやすい、その中でぼくは水着ホシノミームには悪いイメージがないというか、作り手の愛を感じる。
んでこれをフィードバックとして受け取っているというのは流石に面白すぎる。

非公開になってるけどぼくが好きだったのは
「動いてないのにゴールしたらあかんよ」


・先生の立ち位置

先生はいつも一歩引いた場所から生徒たちの悩みを解決しようと奔走し、彼女たちの青春を支えている。そこには気持ち悪いほどの平等さ、正しさがあり、生徒であれば等しく幸せになるべきと思って行動しています。

それは恐らくぼくたちが人間として思う理想であり、人類の精神臨界点だと思っていました。
現実、子どもに物を教えたり、導こうとしてもまず聞いてくれないこと、理解してもらえないことが多い、こういう点ではブルアカの生徒がみんな優秀でいい子だから理想の先生が成り立ってるという考え方もできます。

しかし、ぼくは今回のインタビュー記事を読んでヤン氏が思い描いた先生像について詳しく知り、
先生の行動原理として「先生である責任感」の異常な強さ、そこに生きる理由を感じた。
実際あまねく奇跡の始発点では、生徒を「自分」の世界で生きる子どもみたいな言い方してた気がする。まるで世界全体の責任者みたい。

責任感のある大人。
この責任感とは一体何なのだろうか。
一度決めたことを最後までやり遂げる。
立場上生徒を正しく導く。
人間として当然の生き方をする。
それら全てを含んで果たすべき義務として扱う?

なんてしっくりこなさ
ぼくが見た先生は生徒を仲間として信頼し、忙しくとも毎日を楽しそうにギヴォトスで過ごしている。それが責任という任務や義務からくる言葉だけで片付けられるわけがない。
これが現代の責任の認識。
責任という言葉に楽しさや面白さはない。

今、ぼくを含め人はちょっと責任を嫌がりすぎていると思う事がある。
責任という言葉に重い圧を、決して背負いたくないと感じてしまっている。
そりゃあ失敗して責任を負うのは誰だって嫌だと思う。
だけど責任を負う事で初めて見える地平がある。
楽しさがある。
仲間がいる。
きっとそこには世界の美しさがある。

そういうことをブルーアーカイブはぼくに教えてくれたし、これからも教えてくれるんだろうなって思いました、まる


・おわり

以上、ブルアカインタビューを読んだオタクの戯言でした!
正直こんな難しい話、ためになる話を聞くことができるとは思ってなかったので夢中になって読んでしまいました。
まだまだ全然足りません、あとこれの3倍以上はヤン氏の思い描くブルアカがどんなものなのか聞いてみたいです。

今までぼくがブルアカにハマっていたのは、
友情、努力、勝利のジャンプ三大原則が好きで、セリカが可愛すぎるからだと思っていました。

最近のジャンプ漫画は人が死に過ぎだと思います。友情、努力、勝利、死の四大原則になっていってるのを感じます。
REBORNとかべるぜバブを見習えよ。ぼくは最後はみんなが幸せになるストーリーが好きです。
だからアビドス3章すら読むの結構躊躇ってました。なんか話重そうだったし。ユメ先輩ェ……

勿論全ての死を否定しているわけじゃなく、
創作に必要な死もあると思います。
ワンピースのエースとかキングダムの王騎とか。
でも創作なんだから……
折角現実じゃないんだから幸せな話が読みたいんですよね。だって現実が辛すぎるからね。
これって私だけでしょうか?
……どーでもいいですよー


まあ、関係ない話は置いといて、
今回のインタビューではブルアカのもっと深いところまで知ることができて好きの理由を解剖、もともっとブルアカが大好きになりました!
他のソシャゲもそうなんだろうけど、人気の高さはクリエイターの才能、努力が積み重なってできた高いクオリティからきているんだなと再確認しました。

何度も言うけど、ぼくは今回の記事を読んでもっとブルアカを好きになりました。
みなさんもぜひもっとブルアカをすこって水着ホシノの新しいミームを作ってヤン氏にフィードバックしてあげてください!!


それでは、よいブルアカライフを!





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