思い出でいっぱい。
連載開始した時の週刊少年ジャンプは凄いインパクトだった。
あのアラレちゃんを描いてた漫画家の新連載だったから。
当時の私は10歳。小学四年生。
アラレちゃんが本当にお洒落だった。当時はお洒落って感覚
として分かってても言葉には出来なかった。
外国っぽいってイメージだったんだと思う。
誰がどう考えてもお洒落だった。
カラーリングも含めて、これは藤子不二雄の作品と共通してた。
そのお洒落に感じた部分は多分だけど、キャラの確立されたデザインだったと思う。
キャラと云う名のアイコン的デザイン性だった気がする。
漫画なのでストーリーとしての凄さは当然。
それは手塚治虫さんだったり、最近だったら吾峠呼世晴さん(鬼滅の刃)も同様に凄いと思う。
特に無駄に長くしなくても完結出来る。そして設定含めてストーリーに深みがあっても難し過ぎない。
軽くないのにシンプルでコンパクトにまとめる能力がズバ抜けてる。
これが特に漫画では天才(短く簡単に)と秀才(長く難しく)の違いとして重要と私は勝手に思ってる。
ただ、あのキャラクター含めたトータルのデザイン力は、ディズニーをスタートと考えるなら国内での絵の世界ではやっぱり藤子不二雄と鳥山明さんだったと思う。
漫画(ストーリー)じゃなくても単独で成立するデザイン。
だからこそ以前にドラえもんとの公式コラボアイテムに関してデザインさせて貰った訳で。
ディズニーランドと同じ設定で成立するのは藤子不二雄ランドと鳥山明ランド(ドラクエとかも当然含むよ)だと思ってる。
この辺をずっと色々なところで事あるごとに話してた。
勝手に本当に最後の最後で登場する最恐/狂/凶の敵は髪の毛を生やしたナッパなんだ!とかだったり、最も漫画で偉大な発明は桃白白の自分で投げた柱に乗って移動する方法だ!とか。
このお別れした感覚。正しいかどうかも分からないけど正直やっぱり喪失感って言葉がしっくりとくる。
渥美清さんや大滝詠一さんの時に凄い近くて驚いてる自分がいる。
つい先日も呪術廻戦の真人と魔神ブウは実体の無い柔らかい敵だからバトルを見てもテンションが上がらなくて嫌なんだと発言したり、それこそ昨日だって悟空とギニューのスマホの待ち受けにした件で盛り上がったばかりなのに。
お正月の大きな地震で本棚から落ちた書籍。
その中の一冊に挟まってた自分で描いた葉書。
週刊少年ジャンプの最新号に乗せてみた。
古びないデザインにまるで新連載がスタートしたみたいだった。
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