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2007 カンボジア•タイ旅行記 5【アユタヤクルーズ】

1月17日(水)


バンコクの朝は騒がしく、交通渋滞が始まっています。今日は一日アユタヤ遺跡へ。チャオプラヤ川を船でさかのぼります。黄色の水に巨大なナマズが飛び跳ね、水際には水上生活をする人々、3時間半かけてアユタヤに到着です。

バーン・パイン宮殿、日本人町跡、ワット・マハータート、ワット・プラーシーサンペットとアユタヤの遺跡をめぐり、最後に像に乗ってお散歩。バンコクに戻りタイスキに舌鼓をうち、夜の街へ。


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チャオプラヤ川の黄色は土の色、水際生活をする人々にとっては生活用水となります。洪水の度に家は流され、しかし人々はそこにとどまり生活しています。両岸の景色はバンコクの超高層ビルからのどかな田園風景へと変わっていきます。船内でビュッフェを頂きしばらくするとアユタヤに到着です。

バーン・パイン宮殿は王の夏の別荘。西洋風の建物や中国風の建物が建ち並びます。真昼のアユタヤは暑く、ゆっくり見て回るには最悪の時間帯。一通り見るとすぐにバスに戻りました。

16世紀~17世紀、アユタヤに集まった商人、日本でのキリシタンの迫害を逃れた人々が造った日本人町は、朱印船貿易で栄え最大3000人の人々が生活していたのだという。しかしその後、鎖国令により町は消滅し現在ではその面影を見ることはできません。

ワット・ヤイ・チャイ・モンコンはずらりと並ぶ坐仏像と寝仏があります。仏塔は62mあり、ビルマ王子との象上の一騎打ちに勝った記念塔でもあります。

ワット・マハータートは木の根に取り込まれてしまった仏像の頭部、レンガ積みの仏塔、頭部を落とされた仏像が並び廃墟となっています。

ワット・プラシー・サンペットはアユタヤ王の守護寺院。3基並んだ塔はアユタヤのシンボル。静かに悠然と並び立っています。

その後象に乗りアユタヤの街を練り歩きました。アジアゾウは古くから人の使役動物として移動手段や荷物の運搬に使われてきました。アフリカ象に比べ賢く大人しいそうです。のしっ、のしっ、とゆっくり歩く象の背中はなかなか気持ちよく、途中の象のトイレではしっかり小便をし、あっという間の時間でした。

夕食はバンコクに戻りコカ・レストランでタイスキ。スキといっても実際はすき焼きではなく寄せ鍋です。スープは薄味でそのままでも美味しく頂けます。タイ風のピリ辛のタレにつけてももちろん絶品。最後のおじやまでしっかり頂きました。

夜も深まり、バンコクは魅惑の街へと化します。タイと言ったらニューハーフ。ニューハーフショーを見るためにMAMBOへGo!!松田聖子のそっくりさんの赤いスイートピーから始まったショーはニューハーフとは思えない綺麗な踊り子に目を奪われるばかり。最後には一番人気の綺麗な“男”にチップを渡し記念写真を撮ってもらいました。

店の外に出ると道ばたには屋台が並んでいます。これもバンコク名物。しかしその衛生面を考えるとちょっと食べる気がしません。12時を過ぎるというのに多くの人が道ばたに座り込み、おしゃべりをしたりものを食べたり。そのなかをそそくさとホテルに戻りあっという間に眠りに落ちました。明日は実質最終日、バンコクの市内観光へ出かけます。

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