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超初心者向け ポケモンバトル講座(解説)② 変化技について

超初心者向けに、
ポケモンバトルを解説していきます。

補足
極力、数値(数字)を出さないように
説明しますが、ポケモンの話をする以上
ある程度は出てきます。


ただし、基本的には
足し算、引き算、かけ算、わり算しか
使わないので、電卓ひとつで計算できます
(計算する際は、計算式も出します。
どうやって計算したのか
当てはめやすくするためです)

今回は、それがかなり多いですが、
難しく感じないように説明するつもりです。

説明の前置きさえ、覚えていればOKです。

詳しく知りたくなったら、
説明の内容を見てください。


今回は「変化技」についてです。
ついでに「状態異常」の説明をします。

①では、
基礎的なことを説明したので
その部分のことは 少しだけ省略しますが、
必要なことは、ちゃんと記しますので
安心してください。




変化技とは……

 相手を攻撃する以外の技のことです。

 具体的に記述すると、
 相手を攻撃せずに、
 自分のランク補正を上げる。
 相手に状態異常を付与する。
 ……などのことを する技のことです。

 手っ取り早く知りたい方は、
 「まとめ」の項目をご覧ください。
    目次を開くと、出てきます。

 具体的な内容を「種類」として
 分類してみたので、下記をご覧ください。


変化技の種類

 変化技は様々な効果がありますが、
 大きく分けると
 5つほどの効果に分類できます。


①ランク補正(能力変化)がある変化技

②天候変化技などフィールドが
 ターン制限つきで変化する技

③相手を変化させる技(状態異常にする等)

④自分(味方)を変化させる技(回復する等)

⑤その他の変化技

 バトルで主に使われるのは、
 ①のランク補正がある変化技が
 多いかと思います。

 ③は「でんじは」とかなので、
 ポケモンを捕獲するとき、
 よく使われますね。

◇◆◇説明◇◆◇

①ランク補正(能力変化)がある技
 ①は「つるぎのまい」や「めいそう」、
 「にらみつける」など
 自分や相手のランク補正を上昇もしくは
 下降させる技
です。
 交代すると、すべてリセットされます。


②天候変化技などフィールドが
 ターン制限つきで変化する技

 ②は「ひかりのかべ」や「リフレクター」
 「あまごい」「トリックルーム」など、
 バトルのフィールド(場)が、
 変化する技です。

③相手を変化させる技(状態異常にする等)
 「でんじは」や「いばる」
 「メロメロ」や「さいみんじゅつ」など
 相手を状態異常などの状態にして
 確率で技を出させにくくする技です。

 また、「ちょうはつ」や「いちゃもん」
 「ふういん」なども対象です。


④自分(味方)を変化させる技(回復する等)
 「じこさいせい」「ねむる」
 「ねがいごと」などがあります。


⑤その他の変化技

 「スキルスワップ」など
 「自分と相手の何か」を入れ換える技や
 「パワーシェア」のように
 「自分と相手の何か」の平均値を
 お互いのステータスにする技もあります。

 場の全員が影響を受ける
 「ほろびのうた」なども対象です。
 ここでは、フィールド全体ではなく
 「自分(味方含む)と相手」など
 フィールドには、影響していません



ランク補正

 ランク補正とは、バトルのフィールドに
 出てる間だけの能力変化です。
 基本的には、
 「攻撃が ぐーんと上がった!」などと
 表示が出ます。

ランク補正があるステータスは、
攻撃・防御・特攻・特防・すばやさ、
回避率・命中率・急所率があります。


◆ランク補正について◆

攻撃・防御・特攻・特防・すばやさ



プラス補正
「○○が上がった」+1 (1.5倍)
「○○がぐーんと上がった」+2 (2倍)
「○○がぐぐーんと上がった」+3(2.5倍)以上
「パワー全開!」
 +6状態(-6状態でも+6状態になる)

マイナス補正
「○○が下がった」-1 (0.6倍)
「○○ががくっと上がった」-2 (0.5倍)
「○○ががくーんと上がった」-3(0.4)以上

○○には、ステータス名(能力)が入ります。
攻撃・防御・特攻・特防・すばやさ
のいずれかです。


◆◇◆説明◆◇◆
※かなり数字が出てきます。

基本的には、「2/2(1倍)」状態で、
ランク補正がかかると、
上がった場合 ( 2+○ / 2 )
 +1「3/2」 +2「4/2」となり、
下がった場合 ( 2 / 2+○ )
 -1「2/3」   -2「2/4」となります。

○には補正の状態をいれてください。
マイナスの状態でも、
引き算しないでください。
-1の場合は「3/(3+1)」です。

補足
自分のランク補正=
【自分側のステータスのランク】 -
【相手側の対となるステータスのランク】

この対となるステータスを意識して
自分のポケモンのランク補正を上げる、
もしくは相手のランク補正を下げると良い。



命中率・回避率


プラス補正
「○○が上がった」+1 (1.3倍)
「○○がぐーんと上がった」+2 (1.6倍)
「○○がぐぐーんと上がった」+3(2倍)以上

マイナス補正
「○○が下がった」-1 (0.75倍)
「○○ががくっと上がった」-2 (0.6倍)
「○○ががくーんと上がった」-3(0.5)以上

○○には、ステータス名(能力)が入ります。
命中率や回避率のいずれかです。


◆◇◆説明◆◇◆
※かなり数字が出てきます。

命中率・回避率では
「3/3」が通常(±0)の状態です。

命中率変動なしの状態で、
相手がかけぶんしん(ランク補正+1)を
使った場合は
「相手の回避率は、4/3(回避率133%)」
となります。
よって、命中率が100の技を使ったとき、
技が当たる確率は、75%となります。

計算式
【100(技の命中率)/133(相手の回避率)】
 ×100(%)
当たる確率は、75%となります。

攻撃が2回目の場合は、
【(100/133)×(100/133)】×100(%)
当たる確率は、56%となります。

◆補足◆
つのドリルなどの一撃必殺技
ランク補正の影響を受けませんので、
注意してください。


基本的には、「3/3(1倍)」状態で、
ランク補正がかかると、
上がった場合 ( 3+○ / 3 )
 +1「4/3」 +2「5/3」となり、
下がった場合 ( 3 / 3+○ )
 -1「3/4」 -2「3/5」となります。

○には補正の状態をいれてください。
マイナスの状態でも、
引き算しないでください。
-1の場合は「3/(3+1)」です。 

技の命中率に
ランク補正の倍率をかけた数値
(小数点以下は切り捨て)で
技が命中するor外れるか、判定されます。



 ちいさくなる(回避ランク+2)を
 1回行った相手に攻撃する場合、
 命中率80%の技があたる確率は
 50%にまで下がる。

計算するときに楽な方法
自分のランク補正=
【自分側のステータスのランク】  -
【相手側の対となるステータスのランク】

 つまり、0-2になるので、
 自分の命中率のランク補正は-2となり、
  80(命中率)×0.6(補正3/5)=48
 と計算できます。

 ランク補正は、
 下げられたステータスを上げる
 もしくは、相手の
 「対となるステータス」を下げるか
 交換しない限り、永続なので
 この場合は、自分の命中率が下がると
 思って計算する方がいいです。

 攻撃する側の命中率が-6で、
 攻撃される側の回避率が+6のときは
 ランク補正の状態が-12なので、
 補正が「3/15」となります。
 他のステータスのでも、同じです。
 ※最大+12される。


補遺ほい

基本的に、ミクルのみの補正がない場合は、
技が当たる確率=
技の命中率 × 命中補正値M × ランク補正
と考えて良い。

◆詳細◆
技が当たる確率=
技の命中率 × 命中補正値M × ランク補正 ×
(ミクルのみ-相手のポケモンのなかよし度)

説明

命中率補正値M
 特性やもちものによる補正。

場(フィールド)の状態
じゅうりょく 1.67倍
 全てのポケモンが
 使う技の命中率が上がる。

特性
ちどりあし 0.5倍
 こんらん状態の間、
 受ける技の命中率が半減する。

すながくれ 0.8倍
 すなあらし状態において、
 受ける技の命中率が下がる。

ゆきがくれ 0.8倍
 あられ状態において、
 受ける技の命中率が下がる。

はりきり 0.8倍
 使用する物理技の
 命中率が下がる。

ふくがん 1.3倍
 使用する技の命中率が上がる。

しょうりのほし 1.1倍
 味方の場にいる
 しょうりのほしの
 ポケモンの分だけ、
 使用する技の命中率が上がる。

持ち物
ひかりのこな 0.9倍
 受ける技の命中率が下がる。

のんきのおこう 0.9倍
 受ける技の命中率が下がる。

こうかくレンズ 1.1倍
 使用する技の命中率が上がる。

フォーカスレンズ 1.2倍
 すでに行動した相手に対して
 使用する技の命中率が上がる。


ミクルのみ
 ポケモンに 持たせると
 HPが1/4以下のときに 1度だけ発動し、
 技の命中率が 1.19倍にあがる。

なかよし度
 バトルツリーや通信対戦など、
 経験値が入手できないバトルでは
 この効果が発動しないので、
 基本的には、無視してOK
 計算にいれなくて良いです。

◆一応、説明しておきますと……◆
USUMまで効果の発動率は
なかよしレベル3では10%、
なかよしレベル4では15%、
なかよしレベル4~5の中間
(なかよし度200)で20%、
なかよしレベル5で25%になる。

つまり、
ミクルのみ(補正なしだと1倍なので1)
-なかよし度 なら引く数字(回避率)は
 レベル1~2 1 (回避率変動なし)
 (ミクルのみ発動で1.19)
 レベル3  0.1 (回避率0.9倍)
 (ミクルのみ発動で1.09)
 レベル4  0.15 (回避率0.85倍)
 (ミクルのみ発動で1.04)
 レベル4~5の中間 0.2 (回避率0.8倍)
 レベル5  0.25 (回避率0.75倍)
 (ミクルのみ発動で0.9)
           と計算するとOK。
とはいっても限定的なので、無視して良い。



どんな変化技が強いのか。


本当に初心者向けなので、
まずは入りやすい変化技に絞っています。


①物理技をメインにするポケモン


・つるぎのまい(攻撃ランク+2)

・りゅうのまい(すばやさ・攻撃ランク+1)

・ビルドアップ(攻撃・防御ランク+1)

・いやなおと(相手の防御ランク-2)

・はらだいこ
 (HPを半分削る代わりに攻撃ランク最大。
 HPが回復するきのみを持たせると良い)


使うタイミング
 使うタイミングは、
 ターンのはじめにすると分かりやすい。
 このとき、努力値は
 すばやさに 全て(252)振っておく、
 持ち物を、きあいのタスキにするなど
 工夫をすると良い。


②特殊技をメインにするポケモン

・めいそう(特攻・特防ランク+1)

・わるだくみ(特攻ランク+2)

・きんぞくおん or うそなき
 (相手の特防ランク-2)

・かいでんぱ(特攻ランク+2)

◆使うタイミング◆
 使うタイミングは、
 ターンのはじめにすると分かりやすい。
 このとき、努力値は
 すばやさに 全て(252)振っておく、
 持ち物を、きあいのタスキにするなど
 工夫をすると良い。


③HP、防御、特防を高くしたポケモン

いわゆる、耐久型と呼ばれるポケモン
「ちょうはつ」という技に注意!

・めいそう(特攻・特防ランク+1)

・コットンガード or てっぺき
  (防御ランク+2)

・ちいさくなる(回避率ランク+2)

・ドわすれ(特防ランク+2)

・あまいかおり(相手の回避率ランク-2)

・コスモパワー(防御・特防ランク+1)

・ちからをすいとる
 (ソードシールドから登場
 相手の攻撃ランク-1しながらHP回復)

・じこさいせい or はねやすめなど
 HPを回復する技

・ねむる(状態異常回復・HP全回復)
 持ち物を「カゴのみ」にすると良い。
 「ねごと」や「いびき」を
 技に採用しても良い。

・どくどく
 相手に蓄積ダメージを負わす。
 ターン経過ごとにダメージ量が増す。
 技に「まもる」を入れても強い。

・おにび
 相手をやけど状態にする。
 ※物理技の攻撃が下がる。
 ほのおタイプには無効。

・いばる
 (相手の攻撃ランク+2 混乱もさせる)
 相手が、自分を攻撃したとき、
 相手のダメージを受ける量が2倍になる。

・みがわり
 (自分の体力を削ってみがわりを出す)
 「まもる」やHPを回復する技と併用
 持ち物を「たべのこし」にしてもOK!

・まもる or みきり(1ターン攻撃を防ぐ)

・ステルスロック
 (使用後、相手はポケモンを
 交代する度に、
 出てきたポケモンは最大HPの
 1/8のダメージを受ける。
 いわタイプが弱点なら最大HPの1/4
 いわタイプが2倍弱点なら
 最大HPの1/2のダメージになる)
 「あくび」や「ほえる」などと
 併用すると強い。

・ひかりのかべ or (リフレクター)
 5ターンの間、
 相手の特殊攻撃(物理攻撃)の
 ダメージを半分にする。
 持ち物を「ひかりのねんど」にすると
 効果は8ターンに延びる。

・さいみんじゅつ or キノコのほうし
 相手を眠らせる技。
 2~4ターン(実質1~3ターン)の間、
 相手は技を出せない。
 (「ゆめくい」を覚えさせると、
 ねむらせた後、HPを回復できるが
 意外と使いにくいので 他の技がおすすめ)
       
・アシストパワー (特殊技)
 攻撃技として覚えさせるのも、OK!
 (「めいそう」「コスモパワー」などを
 何回か使ってから、
 「アシストパワー」を使おう!)



状態異常について

 ポケモンの様々な悪い効果を催す状態。
 技「リフレッシュ」や「ラムのみ」など
 きのみによる治療や、
 技「しんぴのまもり」などによる予防が
 対処のひとつ。

 ここでは、バトル中における
 状態異常について説明します。

①まひ

 特性「せいでんき」などによるものや
 技「でんじは」などによるもの、
 技「かみなり」などによる追加効果で
 なってしまう状態異常。
 技によって、なる確率が変わる。

・1/4の確率で技が使えない。
・すばやさが1/2になる。
 (USUMまでは次のターンから、
  ソードシールドでは即時反映)
・通常よりも捕獲しやすくなる。
 


②どく

 特性「どくのトゲ」などによるものや
 技「どくどく」などによるもの、
 技「クロスポイズン」「ヘドロばくだん」
 などによる追加効果で
 なってしまう状態異常。
 技によって、なる確率が変わる。

・最大HPの1/8のダメージを受ける。
 もうどく状態はターンごとに
 HPの1/16、2/16…と増える(最高15/16)
 交代すると1/16からになる。
・通常よりも捕獲しやすくなる。


③ねむり

 特性「ほうし」などによるものや
 技「キノコのほうし」などによるもので
 なってしまう状態異常。
 技によって、なる確率が変わる。
 ※追加効果のある技も存在するが、
   滅多に使われることはない。

・相手をねむり状態にしたとき
 2~4ターン(実質1~3ターン)寝る。
・ねむり状態にした(なった)ときでしか
 使えない技がある。
・通常よりも捕獲しやすくなる。



④やけど

 特性「ほのおのからだ」によるものや
 技「おにび」によるもの、
 技「かえんほうしゃ」「ねっとう」
 などによる追加効果で
 なってしまう状態異常。
 技によって、なる確率が変わる。

・物理技で与えるダメージが0.5倍になる。
・ターン終了時、
 ソードシールド以降では最大HPの1/16
 XY~USUMは最大HPの
 1/8のダメージを負う。
・通常よりも捕獲しやすくなる。



⑤こおり

 技「ふぶき」などによる追加効果で
 なってしまう状態異常。
 こおりになる確率は、10%が基本。
 ※技によって違う。

・こおりタイプは、
 この状態異常にならない。
・技が使用できない
・技を出す直前に20%の確率で治る。
 ほのお技を使うと、100%治る。
・通常よりも捕獲しやすくなる。


状態変化

 状態異常以外のポケモンの変化。
 HPが回復するなど、良い状態もある。

 ここでは、バトル中に起こる
 悪い状態について説明します。

状態異常と違う点
・ポケモン名の横に表示されない。
・ポケモンが交代すると効果が消滅する。
・戦闘が終了すると効果が消滅する。
・状態異常と重ねがけすることができる。
・特性の発動はしない



①こんらん

 技「あやしいひかり」などによるもの、
 技「ぼうふう」などによる追加効果で
 なってしまう状態異常。
 技によって、なる確率が変わる。
 「げきりん」や「あばれる」など、
 攻撃し続けたあとに混乱する技もある。

・2~5ターンの間、続く。
・状態異常と同じように予防・回復できる。
・1~4ターンの間、
 1/3(XY・ORASまでは1/2)の確率で
 自分を攻撃(自傷)してしまう。

◆混乱による自傷について◆
タイプなしで威力40の物理攻撃。
自傷ダメージは必中だが、
急所に当たることはない。


②その他の状態変化

・ひるみ 
 そのターンは技を使うことができない

・メロメロ
 相手を倒すか、交代しない限り永続。
 50%の確率で、わざを使えない。
 
・ほろびのうた
 発生から3ターン後、ひんしになる。

・みちづれ
 相手の攻撃を受けてひんし状態になると、
 技を使った相手もひんし状態にする。

などがある。


まとめ

 相手を、状態異常にさせることや、
 自分のランク補正を上げる、など
 変化技を使うことは、
 バトルにおいて、戦略にも繋がります。

 変化技をうまく使って、
 バトルを有利に運べるようになれば、
 バトルが上手になっている証拠です!

 ランク補正の計算は、わからなくても
 とりあえずは、
 自分のランク補正を上げたら強い、
 相手のランク補正を下げても強い、

 ということを覚えていればOKです!
 ※ランク補正は交代すると、
   すべて、リセットされます。

 次はパーティ(チーム)の組み方や、
 複合タイプへの対処方法などについて
 解説する予定です。


次の解説


マガジンに まとめました!