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経口補水液が原因で義父が熱中症で緊急搬送された

「お父さんが倒れて緊急搬送されたの」

深夜、義姉から電話。
心配そうな義姉の声がスマホから流れ出す。

緊急搬送の一言に、
私の心臓は高鳴った。

原因は経口補水液。

発端は先週。

義父が軽い熱中症になり
病院で経口補水液の
摂取をすすめられたこと。

キマジメな義父は
医師の言葉を真に受け、
水がわりに経口補水液を飲み続けていたのだ。

「水分補給を欠かしちゃいけない」
義父なりに
健康を心がけていたのだろう。

しかし、
その良かれと思った行動が、
悲劇を引き起こすことになるとは…

夜になり義父の血圧が急上昇。

一時意識が混濁し、
救急車で緊急搬送されたのだ。

医師の懸命な治療で
一命は取り留めたものの

心臓の弱い義父は、
致死性不整脈から
心停止に至る寸前だったという。

経口補水液は、
スポーツドリンクよりもはるかに塩分が多い。

500mlで味噌汁一杯分もの塩分が含まれている。

脱水状態でないときに大量に飲むと、
ナトリウムの過剰摂取を招き、
血圧上昇、腎臓障害、意識障害を起こしかねない。

消費者庁も「日常の水分補給として、水やお茶のようにがぶ飲みすると危険」と注意喚起していたほど。

私たち家族は、
そのことを知らずに
義父を危険な目に遭わせてしまったのだ。

「義父が無事でいてくれて、本当によかった」
義姉夫婦とともに、
自分たちの無知と不注意を心から後悔した。

これからの暑い季節、
熱中症対策は重要。

しかし、その対策法にも正しい知識と
適切な使用が必要不可欠だ。

この話が誰かの命を救う
きっかけになればと心から願う。

私たちの日常に潜む、思わぬ危険。

あなたの大切な人を守るために、
どうか気を付けてください。

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