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野菜の教え・・・まずは体を大きくしてね


一番果は大きくしません


 生物の成長には、体(栄養器官)をつくる栄養成長と、子孫を残す生殖成長があります。
 ナスやピーマンは栄養成長と平行して、生殖成長が早くから始まり、写真のように、体が小さいうちから実をつけ始めます。
 環境も良くて、体が丈夫なうちに子孫を残そうとするわけです。このままだと、自分の体を大きくすることより、子供に養分を与えるのを優先してしまうので、最初の実(一番果)はピンポン球くらいの大きさになったら取ってあげます。「まずは体を大きくして下さいね。子供を作るのはその後からです。」ということです。
 しかし、あまり早く一番果をとってしまうと、栄養成長と生殖成長のバランスがくずれて、体は大きくなっても実をつけなくなってしまいます。
 子供から大人へ切り替わるタイミングの見極めは難しいです。

「野菜の教え  まずは体を大きくしてね」
第1版 2024年7月16日発信
 
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳


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