野ウサギが現れる農場
しあわせ野菜畑には第1農場（花屋敷農場）と第2農場（光陽農場）と第3農場（東門農場）があります。
農業を始めた時には小さな畑でコツコツと始めたのですが、造成したり、農地中間管理機構を通して借りたりして現在7ヘクタール、東京ドームでいえば約1.5個分の農場の大きさになりました。
第1農場（花屋敷農場）は、2014年に傾斜地であった茶園を造成をして作りました。
だから、200m×200m位の広さがある農地には最初は草も生えていませんでした。
しかし、化学肥料と農薬を使用しない有機農業だと、いろいろな動植物がびっくりするほど早く戻ってきました。
雑草の中にタンポポやスミレやオオイヌノフグリの花を見つけたり、ミミズやクモやテントウムシを見つけたり、そのうちミツバチや蝶が現れると、ヒバリやヒヨドリが飛んできます。
ウグイスの声がすぐそばで聞こえるようになったり、キジが現れた時には嬉しかったのですが、ヘビやモグラやイノシシなど、困りモノまで戻ってきました。
造成してから3年目にニンジン畑のところに野ウサギの赤ちゃんを見つけた時には、あまりの可愛さに感激したものでした。
写真はふじのくに新商品セレクションで金賞になった、しあわせ人参ジュースです。
余談なのですが、農場にウサギが現れた時に、「オーガニックって生物多様性なんだ！」と感動した私は、人参ジュースのキャッチフレーズを「ウサギがいる畑で育った有機ニンジンをジュースにしました！」と考えました。
ところがスタッフから、「ウサギも害獣、ウサギが現れるなんて不衛生！って思うお客さんもいると思うよ」とアドバイスを受けて断念しました。
確かにそうだよな、と思います。
でも、虫がいて、カエルがいて、鳥がいて、ウサギもいて、そんな畑で育った野菜はとっても幸せじゃないかなぁと、そんな野菜をお届けしたいなぁと自分は思います。
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「野ウサギが現れる農場」
第1版 2024年８月４日発信
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳
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