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健康を維持する秘訣

健康に関する私たちの悩みが尽きることはありません。
毎日を健康に過ごすことができたらどれだけ幸せでしょうか。
ところで、「健康」の定義とは何でしょうか。

WHO(世界保健機関)憲章
「健康とは完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」

世界保健機関憲章(条約第一号)

健康を維持する秘訣は人それぞれ様々、
大切にしている価値観や概念を基に存在していて、
それらはどれも正しいはずです。
その人個人には合うものが他の人にも適するとは限りませんから、
否定や比較することは不要であると感じます。
さて、健康を維持するためにどんな項目があるのか考えてみます。

・運動
運動をする頻度や強度はその人その人によって違いますが、
先ずは体を動かすことでの血液循環の促進作用は大切であります。
これは年齢に限らず必須な項目ではないでしょうか。
特に歩く・走るという動作は、足のふくらはぎの筋肉が伸び縮みすることで血液を足元から心臓へ送るポンプの役割を果たしてくれる、そんな機能が人間には備わっています。地球には重力が存在しますから、やはり心臓だけで全身へ血液を運ぶのは大変なこと。そこで、人間は足を動かすことで先のような機能が働き全身の血液循環が行われています。
また、トレーニングなどである程度の負荷(ストレス)というか刺激を加えることも健康でいるために重要な項目であります。労わってばかりいると、カラダはそれに慣れてしまい抵抗力や免疫力が低下する恐れがあります。
これは病気に限ったことではないと感じます。

・食生活
食べたもので体は作られますから、何を食べるかは非常に重要であります。
また、生活習慣病や様々な疾患の予防にも「食事」というファクターは大きい存在です。ここでは食べる順番(主食、主菜、副菜)について少し書かせていただきます。
 主食→ご飯・パンなど炭水化物
 主菜→肉・魚・卵・大豆などタンパク質
 副菜→野菜・いも・きのこ・海藻などビタミン、ミネラルが豊富なもの
空腹時にGI値(※)の高いご飯やパンといった炭水化物を食べると急激に血糖値が上昇してしまい、糖尿病や高血圧を引き起こす可能性が高くなります。また血糖値の高い状態は血管を傷つけ、詰まる原因にもなりますので注意が必要です。
食べる順番としては、ベジファーストと言われるようにGI値の低い野菜類から取っていただくことをお勧めいたします。加えて、葉物野菜や海藻、きのこ類など食物繊維が豊富な食材は他の食品のGI値を下げる効果も期待でき、血糖値上昇を緩やかにする効果がありますので、先に口に入れておきたい食品です。ただし、野菜の中にも高GI食品があり、例えばニンジンやジャガイモ、カボチャなどはそれにあたります。
食べる順番や食品を日々工夫することで生活習慣病などのリスクヘッジに繋がります。
※GI値とはグリセミック・インデックス(Glycemic Index)というもので、食後の血糖値の上昇を示す指標として広く用いられています。

・睡眠
日本人は世界的にみて睡眠時間が少ない民族に分類されます。
そして睡眠は生活習慣病と深い関係があり、質の悪い睡眠はその罹患リスクを高め、かつ症状を悪化させることが分かっています。
慢性的な睡眠不足は体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きく影響することが知られています。一例を挙げると、健康な人でも一日10時間たっぷり眠った日と比較して、寝不足をたった二日間続けただけで食欲を抑えるホルモンであるレプチンの分泌量が減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリン分泌が亢進するため、食欲が増大することが分かっています。ただの寝不足によって私たちの食行動までも影響を受けてしまいます。実際に慢性的な睡眠不足状態の人は糖尿病や心筋梗塞、狭心症などの冠動脈疾患といった生活習慣病に罹りやすいことが明らかになっています。
日々の生活の中で睡眠時間は犠牲になりがちですが、長い時間軸で考えていくと、着実に心身の健康を蝕みます。

厚生労働省 e-ヘルスネット

自分にとって必要な睡眠時間をしっかりと確保していただくことが、健康に過ごしていくための重要な項目です。

・よく笑い、そしてストレスを溜めない
なんだか少し稚拙な表現のように感じるかもしれませんが、私はとても大切にしている項目。実は笑うと免疫細胞が活性化し免疫力が向上すると言われています。免疫力とはウィルスなど病原菌を攻撃したり、傷を修復するなど、カラダを正常に保つために働いてくれていて、健康なカラダを維持するための重要な機能です。免疫力を高める方法として、規則正しい生活や栄養バランスの整った食生活、しっかりとした睡眠などが挙げられますが、題目にある通り「笑う」こともひとつです。
実際に笑うとカラダの中でどのような変化が起こるのでしょうか。
人は笑うことで、人体に悪影響を及ぼす物質を攻撃してくれるリンパ球の一種である「ナチュラルキラー細胞」の働きが活発になります。
(Natural killer:)NK細胞は生まれながらに備わっているカラダの防衛機構である自然免疫に重要な役割を担うと考えられています。
と学術的、ミクロ的に説明するとこういったことなのだと思います。
どうやら笑う時が多い方が健康に良さそうですが、もう少し自分自身を俯瞰してマクロ的視点から見てみると、普段生活している中で笑う機会が多いとはどんな状況でしょうか。人間関係が良好で、日々の生活が充実している、もう少し広義な表現だと人生を謳歌している、自分を取り巻く環境がそんな状態ではないでしょうか。とは言え、全くストレスなく生きていくことは難しいこと。ストレスと上手に付き合う能力を身に着けることもまた重要であると感じますが、出来る限りストレスな要素を少なくし、心から笑える機会が多い生活は健康を維持するために大切な項目であるのではないでしょうか。

・身体のメンテナンスとコンディショニング
私たちが生活していく上で避けては通れないこと、それは仕事をしたりスポーツをするなど、活動することによって必ず「身体には疲労が蓄積する」ということです。そして、厄介なことにこの疲労は数値化したり可視化できません。健康診断での血圧のように幾つまでなら問題無しといった具合に、この数値以上だと疲れてますよ、身体が危険な状態ですよと教えていただけるとありがたいのですが。。。それに疲れの度合いもご本人の尺度によるため他人には図れないところです。
そんな疲労が身体に溜まってくると、コリ・張り・浮腫み・だるさといった症状が現れ、それを放置しているとある日突然痛みや痺れなどが発生し出します。そして、その状態を放置しているとその先には病気が待ち受けています。つまり疲労を侮ってはいけないということです。病気や怪我を誘発する要因として疲労の蓄積というものは大きく関与しています。
そこで、普段から身体のケアを取り入れていただくことが大切です。世の中には様々な治療方法(マッサージ・整体・鍼・お灸・カイロプラクティック・氣功etc…)が存在し、それらはどれも正しいものであると考えます。その人その人の施術との相性がありますから、自分に合ったものを選択していただくことが重要です。

健康を維持する秘訣を考えるとこんなところでしょうか。

私はメディカルトレーナー・整体師で、皆さまの身体のケアを仕事にさせていただいてますが、施術をする上での学術的概念として「全身の血液循環を促進させる」ということを非常に大切にしております。先ず始めに全身血流量を増大させ、その後に施術へと入ります。血の巡りを良くするためには基本的に運動をしていただく必要があるわけですが、一般的に「運動」というと、自らの意志で行う能動的運動を指します。ただ、ここで避けられないことが「疲労の蓄積」であります。運動するという行為には必ず疲れが溜まります。疲労を回復する、痛みを除去する、身体の悩みを解決するために施術をするのですが、血流を上げることが必要だからと言って施術前に走ったり泳いだりしていただくわけにはいきません。

そこで、発想の転換です💡

「運動を受けていただく」そんなことはできないだろうか。
能動的運動とは反対の「受動的運動法」、これを実現できる「セイフプレーン」という機械を当サロンでは導入しております。ベッド状の機器に寝たままで能動的運動と同じ状態を作り出すことのできる画期的なものです。あくまで受け身の運動ですので疲労が溜まることはなく、逆に筋肉(身体)に蓄積した疲労を解消することが可能です。
この運動法は一般の方はもちろん、体を資本とするプロスポーツ選手にも高い評価を得ております。健康の維持、増進を実現する手段として安全性も高く、実践することで身体の疲労や痛みを除去することが可能でありますのでご紹介させていただきます。

受動的運動法を実践できる機器「セイフプレーン」

この投稿の後に、
①カラダの悩みは疲労が原因?
②寝ながら運動ができる機械
順番逆でした(-_-;)

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