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井上さんマガジン2023・3月 春と忍耐

春です!
今年の札幌は、びっくりするほど雪解けが早かったです。
そして、
井上さんの新作も続々と仕上がっていました。




去年から経過を追ってきたフロランタン(ではないが)も完成!

凹凸を拡大するとこんな感じ↓



なかなか、画像では井上作品は伝えにくく、ここまでで精一杯。

そして新しい作品もいつも並行して始まっています

そして、やり直し作品も。こちらは、削り直してかなり石が出てきています。黒い石が数多くはっきり出てきます。

こうして、作品が仕上がる迄、作業を繰り返し繰り返し重ねることは、忍耐力が必要です。
その忍耐力はどこから来るのでしょうか?
井上さんにとって忍耐力とは?、尋ねてみました。

その答えは、
 
「忍耐力とは、学ぶことを選ぶ事。」

制作する時、作品作りの経過で「こっちに行くか、あっちに行くか?」完成に辿り着くまで、選択は無数に有ります。
その選択をする時に、

「答えのわかる方向に行かない。」

のだそうです。
それが、忍耐力に繋がるとは?どういうことなのか。

「えっ?答えの分かる方向にいかないの?」

と思われる方もいるかも知れません。「こういう作品を作る」という方向は、ある種の答えが決まっているのでは?

「答えが解っている事はもうわかっているから、分からない方を選ぶとそれは、新しい道で、新しい発見があり、そこにいつも学びがある。
始めてだから、スーとはいかない。学んでいるんだよ。
学ぶ迄やれば、自分の身になる。(自分の身になるとは、自分の身体になるという意味。)

なるほど!作品が上手くいかなくて壁にぶつかる時、スランプ、、、、ゲゲゲ、、、、ここで辞めちゃいたいかも。。。。と思いますが、(私)あれは、新しい事をしていて、私は学んでいたのか!辞めちゃったら、自分の身になっていないから、それは、もったいないな。

謎の合理性😅!?

しかしながら、いつだって私達は、壁にぶつかったり
スランプに陥ったり、
上手くいかないと思っている時、
それは、本当は自分にとって「学び」をしている時なのかも知れません。
そしてそれが自分の身になるのなら、諦めず、上手く行くまでやればいい。

自分の身になれば、私達は幾つになっても、いつだって、成長できるのです。
それは、いつでも、新しい自分に出会う事なのかも知れません。

やり直し作品と、新しく始めた作品と、完成作品。こうやって一緒に並べると繋がりと循環の様なものを感じました。

小さな勇気を貰って
この時期、春にピッタリだなーと
なんだか前向きな気持ちになりました。

井上さんはいつでも以外にポジティブなのです。(以外って😅)

この時期、ギャラリーミヤシタの脇に、ふきのとう咲いていたなーと思い出しました。

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