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益々変化しています!/井上さんマガジン10月号

皆様お元気ですか?
札幌は、雪虫の大量発生で、異常気象のびっくりが続いていますね。
久々に伺った井上さんのアトリエも、作品がまたまた変わっていて、びっくり?!しました。

入り口入ってすぐ目に入った作品。①
今までは、ここまでと思っていた作品にもう一歩踏み込んで、どんどん作品の重ねる層が、増えているそうで、、、。
クラックの溝に入ったブラックにより、何百にも重なった色達が浮き出ていました。
色の複雑さ、満開です!🌸


そして次の作品は、
前回残していた作品画像の作品。↓②
ここからさらにクラックを重ね、今回は、

こちらの作品に変化していました。↓

前回の作品は、ほんの微かな形跡しか残っていません。
しかしこれが後から、効いてくる....。

こちらも前回の時の作品経過画像↓③


こちらに変化していました。↓

井上さんに言われないと同じ作品の経過とは、分かりませんでした。
ご本人しかわからないデスよね。。。。

井上さんがいつも言っている
「発生と変遷」。
(ちなみに変遷とは「時間の経過に伴って移り変わること。多様化していくこと。」という意味。)

井上さんの制作過程を今まで追ってきて感じる事。
それは、意図として、意図を入れない。
自我を超えた領域の存在を感じています。
時間の経過に伴って移り変わっいく中で、これらの作品の経過は、ある意味、今までの経過の「ぶっ壊し」が行われているようです。
それはまるで、「破壊と再生」ようで、制作の中で何度も、死に、生まれているように思えました。

井上さんが言う、
「(作る)のではなく、(なっていく)。」
それは、例えば、必ずやってくる人生の壁と、それを乗り越えて生まれ変わることのできる、私達自身とをリンクするように、
創作が「生まれる」という過程を見ているのかもしれませんね。
                       つづく




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