見出し画像

複葉機模型1/144 ソッピースキャメル制作中2

2024年6月再開。


前回の話はこちら。



角度の合わせ方のイメージ
実際はクリップではなく手で支えて接着した

主翼の取り付け。

下翼から行きたい。

キャメルは下翼にのみ上反角がある。つまり、下翼パーツを左右別々に、微妙に上向きの角度をつけつつ左右対称に接着しなくてはならない。どうやって角度を合わせるか……。

………正確に角度を合わせる方法は思いつかなかった。

目盛のついた下敷きを敷いて、片目をつむり、真上から見て上反角5度になるようになんとなく合わせた(適当!)。合わせたつもりが接着後にもう一度測ったら5度を少々超えていた。難しいな………。
だいたい左右対称にはなったからよしとする。



触覚?

下翼が固まったら次は上翼。
8本の支柱で1枚の上翼を持ち上げる。どの柱から立てるか。
中央部前側の2本から立ててみる。触覚のように左右に少し開いて、上端が同じ高さになるように。



上翼は下翼より前方にずらして取り付ける

触覚の上に上翼を乗せた(左上)。左右に架台を置いて支えている。
そして触覚の後ろ側に1本ずつ柱を追加(中央上)。
中央部の4本柱で上翼が固定できた。

架台を外して、主翼間支柱を立てていく。
上下の翼が前後にずれた配置(staggerという)なので、主翼間の4本は斜めに立てることになる。
左右に1本ずつ立てて(右上)、それに平行になるようにもう1本ずつ追加する。
狙った場所にうまく付かず、付けては外して付け直し。
数日かかって、なんとか、全部立った!(下)



着陸装置。
ヤスリ作業中、V字の支柱パーツ2つのうち1つを紛失してしまった(またか……)。
いくら探しても見つからない。
ワイヤーで代用した。

この着陸装置というやつも、どこから組み立てるのが正解なのかわからない。
足を先に組み立ててから本体と合体するのものだと思っていたけれど、今回は柱を片方ずつ植える方法を採った。特にやりやすいということもなく、やはり何度か付け直した。



組み立て終わり!

そんなこんなで、組立完了。

足が固まったのを確認して、そーっと机の上に置いてみる。
無事に着陸した瞬間の感動よ。

プロペラは色塗り後に接着する。



さくっと塗装していく。

裏側はパステルサンドを塗った(左)。適当に塗り重ねて明度を下げた(右)。



イギリス機のメインカラーについては、今まで読んできたなかで

「オリーブグリーンとブラウンの2種類あった」説と
「塗料の性質により、光の加減で緑寄りに見えたり茶色に見えたりする」説

の2つの説を観測している。


当時の写真の多くは白黒なので、カラーリングやマーキングには諸説あるものだ。
史実の追究はいったん置いといて、模型塗装には自分の好みを優先させたい。
絵の具を何色か混ぜたり散らしたりランダムに塗ってみたら、迷彩柄になった(左)。こういうのも悪くないけど。やっぱりオリーブグリーンが好きかな(右)。



色塗り終わり!

前回作っておいたラウンデルを貼る。下翼下面にも2つ。その他のマークやナンバーは省略。
接着には右のニスを使用した。


塗りづらくなる部分を先に塗っておいたおかげで、今回の塗装はスムーズだった。

プロペラを取り付けて、全体にニスを塗布したら完成。

多湿の季節が始まる前に終わらせたい……!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?