ペーパークラフト1/24 マッキM.C.72 完成
2024年10月完成。
前回、胴体・主翼・尾翼までできた。
飛行機らしい形にはなったが、フロートとプロペラがまだ無い。
※これまでの経緯。
パーツを切る(上)。似たような形が多いので番号を書いている。
フロートは左右にひとつずつ。しかしこの時点では右なのか左なのかまだわからない。
扇子のような形の断面パーツ(左下)。
ツノが生えた(右下)。左のフロートだったようだ。
左フロート完成(左)。
同じ要領で右も作る。左右できた(右)。途中の段差のところが難しかった。
カニの足にしか見えないパーツが4つ(左)。
フロートのツノにかぶせると支柱になった(右)。
いよいよ本体と合体。のりで付けようとしたらうまく付かず浮いてしまった(左)。のでここは接着剤を使った。左右付けたら、雰囲気出てきた(右)。
これも支柱だと思っていたが、ワイヤーらしい。
こういう細いパーツは強度が不安。間にコピー用紙を挟むことにした(左)。手間が増えてしまった。
細いパーツにのりを塗り細く切ったコピー紙を貼って二つ折りにする。同じパーツの量産は苦手だ……。
細いパーツをただ二つ折りにするだけの作業に思いのほか時間がかかった(右)。つまようじの先にほんの少しのりを取って薄く塗り広げ、クリップで挟む(右)。のりが多いとはみ出て印刷の色を溶かす。少しずつしか進まない。端まで完全に折ってしまうと番号が分からなくなるので、一度にまとめて作れない。同じような形に見えて、それぞれ長さやのりしろが微妙に違う。完成した1本を本体に取り付けながら次の2~3本を作るペース。
細パーツにちょっと飽きて、先にプロペラを作った。こちらはあっという間にできてしまった。取り付けは最後。
ペーパークラフトでも、プラモでも、刺繍でも、羊毛フェルトでも、飛行機のプロペラのかわいさは不変。
ワイヤー2本張ったところ。接着面の小さいパーツの取り付けには、接着剤必須。
画像の瞬間接着剤は、糸を引かないゼリータイプ。1滴付けてピンセットで数秒抑えるだけ。ペーパークラフトに適していた。プラモの張線もピッと簡単に付いてくれると嬉しいんだけど。
ついでに最後のプロペラもこの接着剤で合体した。
完成。2か月かかった!
あちこち歪みが気になりつつも、なんとかかっこよく見える角度を探して撮った。
マッキM.C.72はイタリアのレース機。
1934年にレシプロ水上機として世界最速709km/hの記録を樹立、現在もこの記録は破られていない。
プロペラの羽根が2枚ずつ前後にずれて付いている。この接着位置で本当に合ってる?と思いながら接着した。
説明書に書いてあった。「二重反転プロペラ(contra-rotating propellers)」。4枚羽根ではなく、2枚羽根が2組重なって反対に回転する。
調べてみると、羽根の枚数がもっと多いものもあるとか。2組を逆回りに回転させることでカウンタートルク(プロペラの回転と逆の向きに機体を傾かせる力)を相殺できるが、内部の構造が複雑になり重量も増える。
主翼、フロート、支柱にラジエーター(冷却器)が組み込まれている、といのは黄色の縞模様の部分だろうか。実物の写真では金色に見える。赤とのコントラストが華やかだ。
前に作ったスピリットオブセントルイスと違って、今回の機体は流線形。胴体とフロートは、パーツを何枚も継ぐ事で滑らかなフォルムを再現している。
気球もそうだったが「正確に接続しているつもりなのに少しずつずれていきだんだん歪みが大きくなる」デザインは後から修正が効かなくて難しい。
下から見上げて、飛び立つ姿を想像する。
幸いにも置き場所が確保できたので吊るす必要はなかった。が吊るしたところもちょっと見てみたかった。
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