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マルハボロの映画MURMUR④DCアニメイテッド作品紹介『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』

こんばんは、マルハボロの映画MURMURです( ´ ▽ ` )ノ

今回はDC作品のアニメイテッドということで、いつものロゴにうっすらDCのロゴを透過してみました(笑)
さて、本編はタイトルにもある通りバットマンの歴史上もっとも衝撃的なエピソードである『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』という作品をベースにしたアニメ作品になります。
が! その中身は表題とはちょっとズレたものになります。
というのも、今回レンタルしたことをすっかり忘れてようやく見たこのプライムビデオに収録されたこちらの作品は、なんと5つの作品がそれぞれ異なるスタジオによって製作・収録されたオムニバス作品なのであります。
特徴的な画風からひょっとすると「あ!この画風は!」となるスタジオもありそうなので、DCのアニメーションを見たことがある方には地味にオススメの一品なのではないでしょうか。

なお今回はわたしの好きなアメコミ作品ということもあり、思いっきり内容に触れますのでご注意ください。要するに※ネタバレ注意※です。
さて、それでは例のごとく画面にリンクを貼ってレビュー開始!

①『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』

物語はバットマン────ブルース・ウェインのモノローグによって語られます。
彼を支える存在、ロビン達。相棒サイドキックの代名詞とも呼べる彼らには世代が存在します。実はその二代目が、ある方法によって死を迎えたことを、この記事を読んでいる人は知っているでしょうか?
それは────読者投票という方法によって行われた未来への分岐。果たしてロビンは死を迎えるのか、それとも助かるのかという問いかけを、DCは何を隠そうコミックを読む読者へと選ばせたのです。
かつて1989年に行われたこのイベントはメディアからも注目され……結果としては衝撃の結末が選ばれました。すなわち、物語を読む読者自身の意思によって二代目ロビン────ジェイソン・トッドは死を迎えたのです。

そのこともあり、この物語はジェイソンを助けられなかった、彼を救うことの出来なかったブルース・ウェインバットマンの深い悔恨と自責の念と共に、彼の前に座る人物へと語られます。疑心暗鬼の代名詞とも呼べる彼がそこまで詳らかに事件の詳細を語ること自体驚愕の出来事なのですが、なんとなくその時点で相手が誰か察してしまった方はまあ最後までお口チャックでご覧ください(笑)
話はジェイソントッドという少年との出会いすら含めて始まります。浮浪児だった彼がよりによってバットモービルのタイヤを盗もうとした場面。考えてみたらかなり衝撃的な出会いですが、これは二人にとって忘れられない場面です。しかし出会いの後、彼の父親は殺されてしまい、それはかつてのブルースが受けたのと同じトラウマを彼もまた味わったことを意味していました。そんなジェイソンをロビンとして犯罪との戦いへと繰り出したことを、ブルースはトラウマを十分に乗り越えさせることなく行った早すぎる判断だったとして最初の後悔をこぼします。
というのも、それを象徴するかのようにジェイソン自身、ロビンとして無茶無謀な行動が目立っていったからです。
後にジェイソンを息子としつつも(実際に彼はブルースの養子となっているらしいです)、とかく彼が危険な行動や過激な制裁を行うようになったことをバットマンは危険視します。やがては、彼のロビンとしての活動を制限してしまうほどに。ですが、そのことはよりジェイソンの孤立を招きました。
ここからのストーリーはアニメオリジナルだと思われます。というのも、調べた限りではジェイソンをジョーカーが呼び出すのですがそこに彼の母親が関わっているそうなのですが、モノローグであるからかその場面は劇中で描写されません。映し出されたのは一時的なバットマンとの和解、そして再び犯した彼の無謀への、あまりにも手痛い狂気が待ち構えていました。

ジョーカーによってバールで滅多打ちにされ、最後は爆弾でその身を激しく焼かれ、彼の死を前にしてバットマンは酷く嘆きます。
……ジェイソンの死後、しばらくバットマンは自分ひとりで事件を解決しようとしていました。ですが、手が足りない時に限って初代ロビンであるナイトウイングは彼を助けてくれました。
そんなある日、ゴッサムでジョーカーなどの犯罪者がいない間に新たな犯罪者のまとめ役となった二代目レッドフードの存在が話題となりました。

この世界におけるレッドフードとはかつてのジョーカーその人であり、バットマンはそのことを理解していました。その際一瞬映し出されたシーンはキリングジョークのワンシーンそのものでしたが、どうやらあのラストとは違い、彼は自分がジョーカーを生み出してしまったことを自覚しているようです。
さて、話は戻りバットマンは二丁拳銃を携える真っ赤な仮面を被ったヴィランである二代目レッドフードと遭遇します。彼に誘導された廃工場がかつて煮え立つ薬剤へと落ちたレッドフードがジョーカーへと変貌してしまった場所であることを悟り、奇妙な感覚に陥るバットマン。その後も二代目レッドフードは、そんな彼を挑発するように様々な事件を引き起こしては、さながら思い出の地を巡るようにバットマンを翻弄していきます。
バットマンはその正体を探ろうと躍起になりますが、あまりにレッドフードの情報が得られないことから、遂にバットマンはジョーカーにそのことを問いただします。ですが、無論まともな返答は得られません。
そしてその後に起きた二代目レッドフードの戦いを経て、バットマンはその正体に薄っすらと気付いてしまいました。
彼の身のこなし。バットマンの装備を熟知した立ち回り。なんと彼はそれまで切った者のいないグラップルガンによる拘束を、まるでそうなることを知っていたかのようにいとも容易く切って見せたのです。しかもその時の追跡劇で、共に戦っていたナイトウイングが怪我を負ってしまいました。
もはや二度とロビンを巻き込んで犠牲とすることはしない。そう固く決意したバットマンは、自身のプロファイリングを疑う意味と合わせて彼を試すことにしました。彼が率いる組織との抗争が激化する中、二代目レッドフードは敵対するブラックマスクに雇われた殺し屋に襲われます。バットマンはそんな彼を敢えて庇い、背中合わせとなって共に戦います。
するとどうしたことでしょう。二人はお互いの動きを熟知したかのように動き、抜群のコンビネーションを発揮します。しかし二代目レッド—フードは殺し屋の一人をあっさりと殺して見せ、バットマンを挑発してみせました。そう、二代目レッドフードの正体は、かつて死んだはずのジェイソン・トッドその人でした。彼が蘇生した理由はただ一つ。あの日ジェイソンが死んだ日に追っていたヴィランである、バットマンにとって義理の父であり師匠の一人とも言える存在ラーズ・アル・グールがその死に責任を感じ、密かに彼の死体をラザラスピットなる死者をも蘇らせる不思議な泉へと漬けていたのでした。
が、この泉によって蘇った死者は例外なくその正気を失います。ジェイソンもまた、正気を失った結果殺人という一線を越え、二代目レッドフードとして覚醒していました。

先述したように、二代目レッドフードはジョーカーその他の犯罪者が不在である隙を突きゴッサムの犯罪者を束ね組織化し、ブラックマスクなるヴィランと抗争状態に陥っていました。正気を失いながらも強靭な精神力で記憶を取り戻した彼が目指したのは”犯罪者全ての粛清”でした。バットマンのやり方はアーカムにヴィランを送り込んでは脱獄されるという悪循環があります。その都度アーカムの警備は強化されますが、それでもジョーカーを始めとしたヴィラン達は無数の手段で脱獄してみせるからです。二代目レッドフードはそんなゴッサムに平穏をもたらすには、悪に落ちた者を殺すしかないと断言して見せました。ですがその根幹にあるのは、彼のオリジンである父親が殺されたこと、そして自分であればバットマン以上の存在足りえるという彼の不器用なコンプレックスに由来しているようにわたしには感じられました。

やがて物語も終盤、彼はバットマンへと選択を迫ります。ジェイソン息子を光の下へと連れ戻す為、赤いマスクを外しロビンのアイマスクを見せるジェイソンと敢えて本気で戦い、彼が望む痛みを与えてやるとばかり叩き伏せたバットマン。ですがジェイソンは逃げ込んだ先へと捕えておいたジョーカーに銃を突きつけ、バットマンにとって究極の二択を迫ります。

すなわち──自分を殺してジョーカーを助けるか、ジョーカーを殺してバットマンのレゾンデートルを改めるか

彼はバットマンが自分を助けてくれなかったことは許すと言いました。ですが自分が殺されたにも拘わらず、ジョーカーを殺して仇を討たなかったことは自分に対する最大の裏切り行為だと強くバットマンを罵ったのです。
そんなジェイソンに、バットマンは静かに答えます。

「私がジョーカーを殺したいと思わない日はない。彼を殺すことが出来たならばと、そう幾度となく考えた。だがそれは違う」と。

そう、バットマンはジョーカーを殺すことはしません。その理由こそは、彼がバットマンであり、ロビンを導く者であることこそが最大の理由でした。父親として、先導者として、バットマンはジェイソンの要求を断りました。

ジェイソンを打倒し、彼が仕掛けた爆弾によって「みんなで一緒に死のうぜ!そうすれば最高のハッピーエンドだ!!」と嗤うジョーカーでしたが、バットマンはそんなジョーカーすら死なせることなくジェイソンを救うのでした。

……さて、場面はモノローグを続けるダイナーへと戻ってきます。彼が語る相手は誰であろうスーパーマンことクラーク・ケントでした。
ブルースはズタボロのジョーカーを回収する間にジェイソンが逃げたことを知りながらも「悪を働く彼ら自身から彼らを守る必要があり、そしてそれは同時に自分から彼らを守ることでもある」のだとクラークへと告げます。そんなブルースへ、クラークは告げます。

「君は強い。だがそれは怪物を倒せるからではない。君が心の中の悪魔に打ち勝つことが出来るからだ」と。

ブルースはいざという時はスーパーマンに対し「緊急対策プランを発動する」と嘯きます。ですがそんなブルースに対し、クラークもまた「もし君が僕に助けを求めないようなら、僕なりの”緊急対策プラン”を発動するよ」とほほ笑むのでした。

ブルースがクラークへ今回のことを相談したのは、行方不明となったジェイソン・トッドを探し出す為です。この世界における彼の強さとは、まさにこうした”助けを求めることが出来る”強さも含まれているのでしょう。

余談ですが、ダイナーの支払いを奢ろうとするクラークへブルースは彼が来る前に支払いを済ませていたことを告げます。クラークは「僕が二回目のデザートを頼むことまで予想してたのかい?」と笑いながら、彼の洞察力に舌を巻くのでした。

②『SGT.ROCK』

さて、続いてのタイトルですが、こちらは『サージェント・ロック』と読みます。時代は第二次世界大戦終盤。仲間を戦場で失ったロック軍曹は、上官から失った部下の代わりに”風変りな部隊”を率いることを命令されます。

その面々とは……
・巨大な蝙蝠へと変身し相手の血を吸うヴァンパイア
・狼以上の俊敏さと人間以上のパワーを備えたウェアウルフ
・継ぎ接ぎの死体によって作られたフランケンシュタインの怪物
という面々でした。

彼の任務はとある城で同様のモンスターを量産しようとしている科学者の生け捕り。兵士たちをあっさりと殺戮し、モンスタープラトゥーンを率いるロック軍曹は城の最深部へと降りていきます。
そこには片腕をサイボーグ化したナチのSSや研究者がいました。彼らは実験段階の死体部隊を起動し、モンスタープラトゥーンを襲わせます。なんと、よりによって実験台にされていたのはかつて失ったロック軍曹の部下達だったのです。追い詰められるロック軍曹でしたが、既に自分を認識することも出来ない部下を自ら持ち込んだマシンガンで撃ち殺し、科学者らを追い詰めます。
そう、彼の任務は彼らを生け捕りにすること。それを察したSSの将校は助かる可能性に笑顔を浮かべますが、ロック軍曹はヴァンパイアへ向かってこう囁くのでした。

「喉が渇いてないか?」

燃え落ちていく研究所があった城。軍曹は部隊に休暇を命じ、その場を去っていきます。
DCによって描かれたこの作品。わたしとしてはかなり好きな部類なので、もし他とクロスオーバーすることがあったら是非スーサイドスクワッド的な大活躍を願いたいですね。

③『ADAM STRANGE』

さて、話はとある惑星に住む戦士のお話です。このDr. ストレンジと間違えそうな名前の人。なんか見覚えあるな、と思ったら以前アニメを見た

『ジャスティスリーグ:ニューフロンティア』

こちらのアニメにて背後でフワフワしていた彼だったなと気付いた次第です。なんで浮いてるんだろうと調べたら、彼はスーパーパワーではなく異星の科学技術を用いたヒーローとのこと。

さて、本編は近年のカートゥーンDC全開!とばかりにスプラッタ描写満載です。飲んだくれとなったアダム・ストレンジはベータ光線なるアスガルドのビフレストめいた光線で辺境の惑星へと飛ばされてきてしまっていました。しかもその時彼の惑星は侵略の憂き目にあっており(相手がどう見てもホークマンだったので恐らく惑星サナガーとの戦争?)、妻を目の前で失ってしまっていました。
いつか必ず星へと戻り、行方不明の娘を探しだす。それだけを頼りに彼は日々計算を繰り返しては現れないベータ光線に絶望し、今となっては飲んだくれている毎日でした。

ところが彼を引き取った辺境の惑星にて、採掘作業中に未知のエイリアンを呼び覚ましてしまいます。見た目はまんまスターシップトゥルーパーズなあれです。触手と鋭利な前足でサックサクと作業員達を殺戮していくエイリアンでしたが、そんなエイリアンを前にして立ち向かおうとする母娘を目にして彼は目を覚まします。

かつての装備を繰り出し、ビームガンとジェットパック、さらには斧によって単身エイリアンの群れを全滅させるのでした。

これ以上この星で発掘作業は出来ないと惑星を去っていく作業員達を「ベータ光線が来るのを待つ」と言い辺境へと残ったアダム。そんな彼の願いに応えるようにして、ベータ光線は現れ、彼を包み込むのでした。

④『THE PHANTOM STRANGER』

どこか見覚えのある画風。DCアニメイテッドで見覚えがある特徴的なスタジオによるこの作品ですが、その作風はオカルトホラーとなります。

ストーリーそのものはベタなホラー映画を圧縮した作品になりますが、犠牲者となって終わりそうな少女を救うために警告し、乱入する存在がありました。彼の名はタイトルにもあるファントムストレンジャー

劇中でも指摘されていましたが、どうやら彼は”世界から決して認識されない呪い”のようなものを受けた存在らしく、大きな事件に関わることを約束されながらもそれに必要以上の干渉が出来なくされてしまった存在とのことでした。

そんな彼は人々の生命を吸い取り永遠の美貌を誇る青年と対峙し、彼に魅了される少女へ正しい選択をするよう迫ります。恐らくストレンジャー自身はかつてその選択に失敗したことから永遠にさ迷う者となったがゆえの言葉だったのでしょう。ファントムストレンジャーを裏切ったかに思えた彼女でしたが、二人の会話から青年の不死が首から下げたペンダントであることを悟り、それを奪い取り粉々に踏みつぶしてしまいます。

すると目の前の青年は一瞬で腐って枯れ果て、ボロボロに崩れて死んでしまいました。青年によって拘束されていたファントムストレンジャーを解放しようとする彼女でしたが、既に彼は無事な姿を取り戻しており、彼女に向かって微笑みます。「君が正しい選択をするとわかっていた」と。

最後に彼へと話しかけようとする彼女でしたが、既に彼の姿はありませんでした。ファントムストレンジャーはさ迷う存在。そして、出会う者全てにとって謎で在り続ける存在。これはそんな彼の一幕を描いた物語でした。

特別な魅力こそないものの、画面の外へと語り掛けるような彼の存在は意外と様々な作品において有用なのかもしれません。

⑤『DEATH』

さて、こちらの作品で最後となります。この作品、今までの作品とは明確に違うのが、DCの作品であることを暗示させながらも特別誰か有名なヒーローやヴィランが関わってくる作品ではないということ。

そして、こちらの作品はDC傘下のヴァーティゴコミックスの看板であるサンドマンなる作品のキャラクターが登場する作品でもあります。

売れない絵描きである主人公は、自らの夢を叶える為に様々なものを犠牲にしてきました。飲んだくれる彼の前には、全身が燃え盛るかのような幻覚が現れ、彼に向かってこれまでの行いを咎めるような言葉を何度も投げかけます。はた目から幻覚を見て叫ぶだけの人間であり、実際その行動は奇行そのものです。

そんな彼ですが、ペンキ塗りの仕事をきちんとやり過ぎたことから作業が遅いとして咎められ、そのことに反論したことからクビになってしまいます。彼が縫っていたペンキとは、かのアーカムアサイラムのフェンスのペンキでした。

「せいせいしたさ!」と嘯く彼でしたが、家賃も何もかも酒代へと変えてしまった彼には明日暮らしていく当てすらありません。
飲み屋のトイレへ向かう前、再び現れた幻覚に苛まれて俯く彼の前に美しい少女が現れました。彼はその姿を見た瞬間、彼女をモデルに絵を描いてみたいという衝動に駆られます。ですが幻覚はそれを下卑た欲望だと蔑むのです。

その後彼女と別れた彼でしたが、再会はすぐでした。彼の住むアパートの前で口論する声があり、そこには彼女を問い詰める若い男女の姿があったのです。「警察を呼んだぞ!」と警告し下へと降りて行った彼でしたが、そこには男女の姿はなく、いるのは彼女のみ。────そして少し離れた場所では、救急車で運ばれていく二人の人間の姿がありました。

彼はそのことを少し気にしつつも、思わずして再会した彼女へ勇気を振り絞ってモデルになってもらうよう頼み込みます。快諾した彼女を前に、彼はキャンバスへ向かって一心不乱に絵を描いていきます。

……やがて、そこに完成された絵を見て彼は涙を零しました。これまで彼を見守り、やがては離れていった人々の言葉が正しかったことを自覚しつつも、これさえあれば遅くはないことを理解して。
ですが、本当はもう何もかもが遅かったのです。
彼女の正体はDEATH。死する者の前へと現れる存在。何時間と絵に没頭していた筈の彼は、世界の時が止まっていたことを理解し、そして自分が死んでいる姿を目にします。

「……でもいいんだ。最後にこれを、こんなにも素晴らしいものを残すことが出来た」

ですが、無情にも死した彼が吸っていたタバコの吸い殻が転がる紙へと燃え移り、部屋はあっという間に炎に包まれます。

彼は彼女に懇願します。頼むからこの絵だけは助けてくれ、と。

そして気づいたのです。一日中絵を描き続けたあの日。彼はずっと昔に、彼女の姿を自身の絵にしていたことに。

……やがて炎が収まり、全焼した部屋の見分が行われますが、奇妙なことが起きていました。そこには一片の煤すら被っていない、まっさらなキャンバスに描かれた少女の姿が残っていました。
黒く、ホルスの目を宿した美しい少女の姿が遺された絵が。

ちなみに以下の画像に移された黒い少女が彼女、デスです。サンドマン、今回の作品を見て気になったので機会があれば読んでみたいと思っております。

あとがき

はい、長くなりましたがネタバレ込みでの作品紹介となりました。
個人的に一番印象に残った作品はやはり最後の『DEATH』ですかね。好みで言うなら『SGT.ROCK』も結構ありですが。
あと表題の『デスインザファミリー』はジェイソン・トッドのことを知らないのであれば必見かもです。ニンジャバットマンにて何故彼がああも執拗にジョーカーをボコボコにしたのかが理解できるかと思われます。
というか彼をメインにした『レッドフード』のアニメイテッドがあるらしいので、プライムさんはよ! 配信をはよ!!
他にもDCアニメは独自の世界観を構築しているようなので、せっかくハマったこの世界観をどうせだったら全部見たいものです。なにせわたしからすれば、いつの間にかハル・ジョーダンがいなくなってるんですから。
何があったんだ彼に、まじで。パララックス化しちゃった……?

さて、予断はともかく本日はこれにて終わり。誤字脱字はご愛敬。

また次回、面白い映画、あるいはろくでもない映画の紹介でお会いしましょう。マルハボロの映画MURMURでした☆

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