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アイキャッチは「数秒でコンテンツ内容を理解できるか」を考慮して作る
仕事ではTECH BLOGやYoutube動画のアイキャッチを制作する機会が多い。半年で関与した記事総数は30本、"はてなブクマ"総数は500ほど。
普段アイキャッチを作成する上で気をつけていること、考えていることを言葉にしてみる。
結論: 数秒で内容を理解できるか
結論から言うと以下を気をつけている。
読み手がタイトルとアイキャッチを見て、数秒で内容を理解できるか
タイトル: 得られるものを想像できる
アイキャッチ: ぱっと見で重要な部分だけを伝えられる
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SNSは流れが早い。しかも大体の人は、そもそもSNSを真剣に見てない。
それにも関わらず、僕らが発信する情報のほとんどはSNS上で拡散されて伸びていく。
![](https://assets.st-note.com/img/1694919817910-eYm5bxccOa.png?width=1200)
つまり、一番最初に"注意を寄せてもらうこと"が必須なのだ。それが発信のはじめの一歩だ。
だからこそ、SNS上で「数秒で目にとまる」ものを作らなければ無視されてしまう。
読者にとって最初の数秒で自分ごとにならないものは、時間をかけて作ったとしても誰の目にも触れず流れていく。
人の目を止める上で重要な要素がタイトルとアイキャッチだ。
タイトルとアイキャッチが大切な理由
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タイトルとアイキャッチは読み手に"それを読む対価"を数秒で与える判断材料となる。
つまり、"コンテンツの入り口"にあるものがアイキャッチなのだ。
タイトルとアイキャッチが適当なものは基本見てもらえない運命をたどる。
コンテンツ作成に力を注いでも、見てもらえなければ価値がない。だからこそ"入り口"に気合を入れるのは妥当に思えてくる。
"読む対価"は「得する、新しい、好奇心」の3つ
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読み手はコンテンツを深掘りしようとするとき「その時間に見合う対価を得られそうか」を判断する。
例えば以下が判断の例だろう。
自分にとって学びやメリットがありそう
いままで見たことがない
なんか気になって中身が見てみたい
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『ザ・コピーライティング』によれば、それらは「得すること、新しいこと、好奇心」の3つにまとまるそうだ。
だからこそ以下が重要だ。
タイトル: 得られるもの、新しいことを想像して好奇心を湧かせてくれる
アイキャッチ: タイトルで伝わりづらい情報を深掘り説明してくれている
タイトルとアイキャッチで別の情報を伝える
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以上を踏まえて実際にアイキャッチを作るとき、どう作っていけばいいのだろうか。
この例では、タイトルとアイキャッチで異なる情報を伝えることで「数秒で取れる情報量」を増やしている。
こちらの記事 は、社員のサバティカル休暇ログをまとめた記事だ。
タイトル: 休暇制度の体験談を語ることがわかる
アイキャッチ: ご飯とスキー(スノボ)についてそれぞれ2名の社員が登場する
アイキャッチには「説明不要で伝えられる情報量の多さ」という武器がある。ここがタイトルと大きく異なる部分だ。
そして「コンテンツの印象」を大きく導く要素となる。
そうやって、アイキャッチを使い情報深度を深めることで「ぱっと見で気になる」を作ることができる。
ありがたいことに、この記事は社員がどんどんと拡散していき、最終的に記事に登場する宿のオーナーまで投稿が届いた。そしてまたその界隈で拡散が起きた。
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また、数字を使うことで信頼性や説得力が高く感じられる効果もあるそうだ。(これもザ・コピーライティングに書いてあった)
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コンテンツだけでなく「デリバリー」全体を考える
最後に、コンテンツだけでなくデリバリー全体を意識したアイキャッチ作成について考える。
コンテンツは「それだけ」で人の目に止まることは少ない。なにか別の付帯情報とともに拡散されることが多い。
X(Twitter)上でPost/ Repostされる
はてなトップページでブクマ数とともに表示される
![](https://assets.st-note.com/img/1694919528180-jyNaKCwfzT.png?width=1200)
説明は投稿内容でできる。タイトルはOGP展開で表示される。
つまり「アイキャッチでタイトルや細かい説明」は不要なのだ。
そして、投稿においてアイキャッチが占める面積は大きい。
だからこそ、アイキャッチには「絶対に理解してほしいポイント」だけをまとめ一瞬で理解してもらうパワーが必要になる。
だからこそ
読み手がタイトルとアイキャッチを見て、数秒で内容を理解できるか
タイトル: 得られるものを想像できる
アイキャッチ: ぱっと見で重要な部分だけを伝えられる
といったのだ。以上。
スライド画像は拙著 思わず目にとまる コンテンツの作り方、届け方 から引用。
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