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連続的に「問」を立てながら本を読むと飛躍的に「自分ごと」にできるようになったのでやり方を教える

しゅーぞーです。今回は読書術を書きます。

連続的に問を立てながら、読む

しゅーぞーの読書術

では、いきましょう。

本はなんとなく読んでも定着しない

エビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか?

時間とともに忘れ、復習すると定着する有名なあれです。

人間は「読む」だけでは物事を覚えられないのです。

何度も読むことで定着する方法もありますが、やはり頭からこぼれ落ちるように忘れてしまいます。

これ、僕もそうでした。年間100冊くらい本を読むのにほとんど覚えてない。

それって時間の無駄ですよね?だって読んでもほとんど覚えられないんだから。

だからこそ、「そうならないための読書法」を生み出す必要がありました。

今日はその方法を教えます。

読むのではなく、問う

連続的に問を立てながら、読む

冒頭に書いたように、問うことを連続的にやります。

これがなぜ必要なのでしょうか?

というと「問うと自分ごとになる」のです。

これをやると本が「私の問に答えてくれる」ような気持ちで読むことができます。

これは著者と仮想的に対話をしていることと同じです。

問う→答えてもらう→問う→答えてもらう…と繰り返し問を立てていくことで「仮想的な対話」が完成します。

結果として、私の問に答えてくれた本は「私の関心事」と距離がかなり近くなるため、自分ごととして覚えることができます。

本は読む前に問うと、中身が自分ごとになる。

ポイント

なにを問うか?は「なぜ読むか?」と同じ軸にある

では、何を問えば良いのでしょうか?

それは確実にあなたが知っているはずです。なぜならば表題を見て、概要を知った上でその本を読み始めているからです。

「何故読むか?」がない本をあなたが手に取る可能性は極めて低いでしょう。

だから、「何故読むか=何を学びたいか」と考えことができます。その本を選んだ理由と問の軸が大幅にずれることは少ないでしょう。それがそのまま問の元となります。

問には種類があり、解けるまで長時間かかるものから、短時間で解けるもの、解けないものと様々です。

その本を読む理由は大きな問であり、その本を読んでいる間に生まれる問は小さな問です。これは解ける時間の長さを大小で表しています。

何故読むか、が問の元になる

ポイント

未知の輪郭を本から得る

あなたは、本を手に取った時点で、その本が未知を解決してくれる、もしくは未知を見せてくれると期待しているのです。

ですが、その未知とは何でしょうか?どうやって解像度を上げればよいのでしょうか?

未知はその時点では輪郭が見えません。だから、未知を示してくれる本を治具に「問に必要な知識」をまずは手に入れます。

たとえば、タイ料理のガイパットメットマムアンを作って欲しいと言われたとき、あなたは途方にくれるでしょう。ですが、これは日本語でいうと鶏肉とカシューナッツの炒めです。急に作れそうな気がしてきました。これは「未知の輪郭が見える素材」が集まった結果です。

未知と素材の例

未知はそのままでは認識できないため、未知の匂いや温度を感じられる程度に近づかないと見えません。

本はそのような「未知への近さ」を与えてくれる媒体です。未知への近さとは、未知を知る、または解くに当たって必要な知識と現在持っている知識の隔たりや距離を指します。

この「未知の近さ」を感じたときに、問が生まれます。「わかりそうでわからない」「今までの考えにない」状態が問を生みます。

これはやはり未知が身近に感じられる瞬間に生まれる感覚でしょう。

問を立てるための素材を本から得る

ポイント

未知への答えを本から得る

連続的に問を立てながら、読む

主題

問を立てる理由とやり方がわかりました。

これであなたは、問を立て、本から「答え」を得ることができます。

では、何故「連続的に」問を立てる必要があるのでしょうか?

それは「読書中の問は短期的に解決されるから」です。

なぜならば、文中で生まれる問はほとんどの場合、本文で回収され、短期的に解決されることが多いです。最初の問は比較的あっさりと倒されてしまいます。

ここからがこの読書法の本領発揮です。さきほどの問が倒された今はチャンスタイムです。

なぜなら

  1. さっきよりも未知に詳しくなっている

  2. より精度の高い問が立てられる

とさきほどよりも状況が良くなっています。

繰り返します。チャンスタイムです。また、新たに本に対する問を立て、読み進めていきます。どんどんと問を立て自分ごとにしていけます。

さきほどよりも強い状態で、問を立て自分ごとにしていく

ポイント

問だけでなく、仮説を持つ

問を立てるだけでは、あまり面白くありません。

何が面白くないのか?

たとえば、あなたが推理ドラマやミステリを見る/読むときは犯人を予想するのではないでしょうか?その結末の意外性がそれらの醍醐味なはずです。

では、何故本を読みながら推理、つまり「仮説」を立てないのでしょうか?

いつから仮説を立ててはいけないと思っていた?

ポイント

何の変哲もない本でもnoteでも、次に続く主張や論述に対して問と仮説を立て「推理」しながら読むことができるはずです。

そうやって、問と仮説を持つことで、本と自分の距離をグッと縮めることができます。

ただツルツルと滑る文字を読む表面的な行為から、本と正面からハグするような内包感のある体験に様変わりするはずです。

問と共に仮説を持つと推理のスリルがある

ポイント

一体どうやって「問と仮説」を実現しながら読書を読むのか?

連続的に問を立てながら、読む

主題

これで、皆さんはすべての本を推理しながら読む「問と仮説の推理読書マスター」になりました。

いえ、なっていません。成りようがありません。

何故か。その「やり方」を知らないからです。

ここからは具体的なやり方を教えます。

紙の本

余白に問と仮説を書くだけです。書いたところをドッグイヤーすると見失わずに済みます。章の最後にある余白に問と答えをまとめて書きます。以上。

kindleの本

電子書籍、これが大敵です。でも、慣れるとかなり便利ですし、もう僕はkindke以外の電子書籍を使うことがないと思います。実際に、僕は9割kindleで読書をしています。

kindleが良い理由は2点。

  • メモとそのポイントを覚えてくれる

  • あとから検索できる

これが本当に強力です。なぜなら

忘れたときに読んでも基本思い出せる

からです。なぜなら問と仮説が書いてあるので「当時の自分」をリプレイできるからです。

では、やり方を書きます。

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