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まだら模様の歴史 「岩谷古墳」


千葉県成田市にある、7世紀のものとしては全国最大規模の古墳。

下総台地に造成された岩谷古墳



7世紀というと飛鳥・奈良時代。聖徳太子が十七条の憲法を制定したり、大化の改新があったり、法隆寺を建てたり、遣隋使や遣唐使も派遣されていた頃、下総ではまだ古墳が造られていた。

歴史は一様ではなく、まだら模様に進んだり澱んだりする。

岩谷古墳の石室には「成田貝層」の砂礫が使われている
13〜15万年前の貝が露出している


むき出しの石室の石材には「成田貝層」という貝殻が埋め込まれた石材が使われている。
第四紀更新世、約13~15万年前の貝が埋め込まれた石が1300年前の古墳に使われている。

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