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一度受け入れたものを留め続ける  秋田市のアートシーン

湯沢市の人形道祖神、減反画廊、キリシタン洞穴を見た後に、再び秋田市に来て驚いた。
アート関連の施設が駅前にいくつも出来ている。県立の美大、ミュージアム、素敵なカフェや雑貨屋もある。


最近リニューアルしたという秋田市文化創造館では『200年をたがやす』という展覧会が開催されていた。展示の前期は地元のクリエイターや市民が協働し展覧会を作っていく様子をみせる仕様。後期はその成果展という位置付けだ。色んな人たちが出入りし作業していた。



十数年前、秋田市でこうした活動していたのはココラボさんしか無かったような気がするけど、今は何だかすごい。


秋田市はアクセスが良い場所にあるとは言えない。今でこそ秋田新幹線があるけれど、その前は時間をかけわざわざ行かなくてはならない場所だった。だからこそ育まれた文化やアイデンティティもある。土地の実りも豊かだった。だけど、ここに来て、また大きく変化しているようにも思う。

種子島で見聞きした文化や習俗を思い出す。島は一度入ってきたものを保ち続ける性質を持つ。秋田市や秋田県も、そんな印象を持っている。
次に来た時にどんな街になっているのだろう。

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