見出し画像

文化を耕すとは 長野『問-tou-』

長野の山奥にある『問-tou-』は、『パンと雑貨の店 わざわざ』のオーナーがオープンしたブックカフェ。
と言っても『わざわざ』と同様、ただのお店ではなく、雑貨やオブジェも販売していて、ギャラリーやイベントのスペースも整備されている。商品セレクトはオーナーの意向を前面に出しているのが気持ちいい。

画像1

内装や音楽も唖然とするほど洗練されてるのだけど(というか入り口の仕掛けはびっくりした)、本のセレクトが特にこだわりを感じた(本は買える)。というか、セレクトする人の意思や思想が組み込まれてるような、クセのあるラインナップだ。

画像2

不思議なもので、他人の本棚をみると、この人と友達になれそう、とか、話を聞いてみたい、とか思ったりする。もちろんその逆もあるとは思うのだけど、このブックカフェは前者だな。本棚に人格が宿る、というか。アマゾンがあるこの時代、こんなリアル本屋を必要としてる。

行ってみて改めて思ったけど、ここはアクセスが良くない、本当に田舎なところにある(軽井沢からは車で30分だったけど)。 その中でこんな挑戦的なお店を始めるなんて。オーナーの「ここで文化を耕すのだ」という意思をとても感じるお店だ。

ここからみた景色、とても良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?