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コロナ禍アメリカ紀行④ シュルレアリスムなモアブの風景

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デンバーから元鉱山町のモアブへ行くため、夜中のロッキー山脈を車で越える。
70号線の路面はきれいに凍結していたけど、北海道や東北の道を懐かしく思うような風景だったな。

吹雪のロッキー山脈越え。運転も緊張が強いられる
デンバーからモアブへ


山を越えた先に現れたのが、モアブ、アーチーズ国立公園。
シュールレアリスムな巨岩の連なりが、普通の風景として眼前に広がる。

ここらは太古の昔、浅瀬の海だったという。
塩と、泥砂や海洋生物などの海底堆積物、そして火山灰が重なり堆積層をつくる。

やがて陸地になるとこの堆積層は、内部の塩が溶け水分が凍ることで奇形に抉り取られる。雨風や川が台地に深い谷を生み出す。総面積約337,000㎢の広大なコロラド台地だ。

とてつもないスケールと途方もない時間を経てランドスケープはつくられている。いやはやとてつもない。

ここらではウランが多く産出され、冷戦崩壊までは世界のウラン首都と言われていた。

ダリの絵に出てくる様な巨岩が目の前に
しかもデカい。コケシみたいな岩も
中に入ることができるエリアも
かつての開拓民居住地。鉱山で栄えた街でもある
ここもコロラドの赤い土が続く
ニューヨークからロサンゼルスへ

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