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〈社会の外側にある世界〉を思い出す、十和田市の風景

青森県十和田市に、すぽんと空間が抜けた建物がある。向こうの空がみえ、中の空間には人が座っている。背後の古い階段を登ると中に入ることができる。そこには丸く巨大な、木星が固まったようなモノがある。



現代アーティスト〈目〉の作品。
呆気なく切り取られた風景は、街や建物、歴史や文化、物語や記憶さえもエネルギーの震えに過ぎないことを思い出させてくれる。それは一つの救いでもある。世界は社会の外側にある。


----これまでの〈目〉についての記事
・奥行きの近く(大分)
・埼玉古墳抽象景色(埼玉)

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