2.はじまりとおわり

まだ後期の試験を残している受験生もいると思いますが、
大多数は受験を終えた頃でしょう。

今年は、コロナがあり、センターの変更の騒ぎがあり、
色々と大変だったと思います。
僕も去年まで塾で仕事をし、今年も家庭教師をしていたので、
そんなゴタゴタに振り回された1人でしたが、
こんな状況で戦い抜いた受験生はすごいと思います。

さて、受験の終わりといえば、僕はもう3年前になります。
(時間の流れを感じます)

僕は、部活が終わった10月から受験勉強を本格的に始めたのですが、
生意気なことに慶應義塾大学を志望していました。
第一志望は、通っていた塾で尊敬していた先輩スタッフが通っていた経済学部。
その先輩は、学校行事の関係で9月から受験勉強を始めて逆転合格をしており、
僕のロールモデルでした。

しかし、結果は不合格。
先輩のように経済学部に合格して、
先輩にお礼を言うと信じて努力しましたが、
あと一歩の運、実力が足りませんでした。
浪人して当時憧れていた京大を進学するか迷いましたが、
第二志望で合格をいただいていた慶應義塾大学総合政策学部に通うことにしました。

受かると信じてやまなかった大学に落ちたという挫折は自分には大きくコンプレックスを片手に抱えながら入学することになります。
今でこそ、この大学に通えて本当に良かったなと思えていますが、試験に不合格という経験はこれまでの人生の中であまりないことだったのでしばらくは劣等感に苛まれ、消極的な大学生活でした。

ここから学びを引き出します。
それは、何かのおわりは新しい始まりであるということ。
良くも悪くも、合格と不合格という結果が出ます。
それは受験というイベントが終了したことを意味します。

一生懸命やればやるほど終わった時には、達成感や敗北感が強く残ります。
自分もそうでした。だから強く共感します。

でも一方で、おわりは次のはじまりを意味します。

自分の好きな言葉に、
「選んだ道を正解にする」
という言葉があります。
何かを選択する時にはどちらかが正解でどちらかが間違いのように感じますが、
自分の努力次第でどちらも正解になるしどちらも失敗になる。

大学受験も同じ。
その大学の合格が100点のイベントになるのか、
0点のイベントになるのかは自分で決められることです。
だから、
少しずつ前を向いて新たなことの始まりに目を向けてくれたらなと思うと同時に、
達成感に浸らずにスタートだと気を引き締めて欲しいと思います。

これは、大学受験に限らず何にでも言えることだと強く感じる出来事がありました。

去年の年末に、僕がずっと好きだった子と念願叶って付き合うことができました。
それまでお付き合いしてきたなかでも、特に気があって楽しく大切にしなければと思っていた一方で、付き合うまでが大変だったからこそ付き合ってから気を抜いてしまった部分もありました。

結果的に、僕は二ヶ月後に振られました。人生で初めて相手から別れを切り出されました。

もう言わなくてもわかると思いますが、何かのイベントを
正解にするも、失敗にするも
自分次第です。

何かのおわりは何かのはじまり。
上手くいったら気を引き締め、
行かなかったら逆転すると気合を入れる。
そんなちょっと長めの自戒でした。

次回は、自分の具体的な大学生活について触れたいと思います。
長文、読んでいただきありがとうございました。



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