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学資保険の落とし穴:知らないと損する5つの理由と賢い代替策


どうもこんにちは、ワダです。

久々にnote開いてたら昔に頑張ってた投稿の記録があり久々投稿モード入りました🔥

ここ最近自己研磨に励み、先月FP2級の試験を受けました。結果が楽しみです。


ということで、
最近、自分の周りにも子供いる家庭が増えてきたので、FPの復習も兼ねて学資保険についてちゃんと調べみました。

厳しいタイトルですが、現実的なことを書いているので、学資保険に加入している方、加入を検討されている方に参考になれば幸いです。





1. 結論


学資保険は悪い選択ではありませんが、
ベストな選択肢とは言えません!!!!!

そもそも学資保険の内容

学資保険は、子供の教育資金を小さい時からコツコツ積み立て、小中高の節目や大学進学時にお祝い金として貯めていた学資保険がまとめて還付される保険です。

これから説明しますが、学資保険は、資産運用、貯金、生命保険がセットになっている商品です。


2. 学資保険のメリット

①  貯蓄機能とお祝い金

💰貯蓄機能

子供の進学時期にまとまった金額が受け取れます。
給与天引きで保険会社に引かれることで貯蓄を忘れずに済みます。これにより、使ってしまう心配がなく計画的に教育費用を準備することができるメリットがあります。

ですが、使う使わないなんてのは、マインドの問題ですよね。子供のために行なっているのなら、どこに貯めておこうと使わないのが普通です。

財形貯蓄や給与の第二口座設定、ネット銀行での分別管理で対応できますよね。

💰お祝い金
学資保険の中には、子供の入学や進学の節目ごとにお祝い金が支給されるタイプがあります。これにより、進学時の出費を軽減し、家庭の経済負担を減らすことができます。

と言っても、自分たちが毎月払ってきたお金から出ているだけですが、😅

②  死亡時、保険金の支払いが免除

もし払い込みをしている本人が亡くなった場合、子供が成長するまで、学資保険の支払いが免除され、契約が続きます。


といっても、メリット感はあまりないですね。
若く死ぬ確率も低いですし、もし不安なら生命保険の掛金を上げたらいいですね!


③  生命保険料控除で節税になる

保険を払い続けてる事で毎年の税制上の優遇があります。

ですが、よく考えてください。

生命保険料控除が付くから節税になる。
節税という言葉はお得に感じますが、
大した金額じゃないです!!

例えば、月1万円積み立てる会社員🧑‍💼
1年間で6,800円の節税効果があります。
それが18年続いても約12万円です。
控除があるからといって契約するのは本末転倒です。

④  亡くなった時に子供に保険金が出る


これは掛け捨ての生命保険で十分です。安価で内容も充実しています。


保険金が降りるわけではないです。払込が免除になるだけで、大きなメリットとは言えません。若くして亡くなる確率も低いため、不安なら生命保険の掛け金を上げた方が良いです。



3. 学資保険の5つのデメリット


一見すると保険+満額以上に返ってくる資産運用てきな感じでメリットだらけと思われがち。

ですが、
デメリットを見るとベストな選択肢ではない理由が明らかになります。

①  低いリターン


資産運用をやっている方はお分かりだと思いますが、
満額以上に受け取れても20年間での返戻率は
元本+8〜10%程度です。

これはめちゃめちゃ低い数字です。

つまり20年かけて200万円積み立てたとしても+16万円〜20万円にしかなりません。


例えば、月1万円を18年間=216万円に対して18万円程度しか増えていません。利回りが低く、月額が高いですし、そのお金は引き出せませんので、リスクリターンが見合っていません。


保険会社自体、あなたから受け取ったお金を投資に回して運用益で成り立っています!!!


そのため、証券口座を開設してNISAなどの制度を活用して、私は自分で運用する事を強くおすすめします。

楽天証券やSBI証券で売っている人気の投資信託は年利3〜8%です。20年で8%しか増えないのがいかに勿体ないかがわかるかと思います。

てか、わざわざ簡単な運用を保険会社に代理で頼む必要もありませんからね。

実際、保険会社側も学資保険のメリットがあまり無く、学資保険自体を扱わない会社も増えてきています。


②  柔軟性の欠如

基本的に学資保険は一度契約すると下ろせません!学費以外の目的で使いたい場合があった場合、融通がきかないのです!!

これは私的には最大のデメリットだと思います。

③  保険料の割高感

学資保険には、保険機能が含まれているため、純粋な貯蓄よりも保険料が割高です。

なので保険は掛け捨ての生命保険!貯蓄は貯蓄!と同じ金額を別の金融商品に投資することで、より高いリターンや内容がいい商品を得られる可能性が多いです。

④ 保険会社の倒産リスク

保険会社の経営状況が悪化した場合、最悪のシナリオとして保険金の支払いが遅延したり、受け取れないリスクもあります。大手の保険会社であっても、絶対的な保証はありません。

また銀行や証券会社は倒産しても1,000万円まで保証されますが、保険会社にはその保証がありません。(責任準備金というのはありますが、それでも元本が必ず帰ってくる保証はありません。)


⑤ インフレリスク

学資保険のリターンは固定金利が多く、インフレに対するリスクがあります。

インフレが進むと、将来の学費の上昇に対して十分な資金が準備できない可能性があります。

物価上昇率は約2%上昇してますよね!
つまり毎年2%現金の価値が落ちてるわけです!

貯金していてもその価値の下落に巻き込まれているので、物価の上昇≒株価の上昇を理解し、資産運用に回すのがオススメなのです。
 

代替案の提案

以上のことを踏まえ、ベストな方法は
「自分で資産運用と貯金を行い、リスクと安定を保ちながら掛け捨ての生命保険で子供が成長するまで備える」ことです。

つまり
① NISAやiDeCoで資産運用
② 必要最低限の掛け捨ての保険
③ 定期預金や普通預金に入れバランスをとる


これにより、子供が育つ20年後には学資保険を利用する人との差が100万円〜200万円以上生まれる可能性があり、お金が必要な時にいつでも引き出せる柔軟性もあります。

NISAやiDeCoは税制優遇が受けられるため、効率的に資産を増やすことができますし、自分で運用をするため保険会社に無駄な手数料を取られることがないのでオススメです!

これらの代替案を検討しつつ、家計や教育費の計画に合った方法を選ぶことが大切です!

 結論とアドバイス

貯蓄型の保険はぼったくりの投資信託と考えても良いでしょう。保険は保険、投資は投資と分けて考えることが大切です。

子供のためにお金をシビアに考え、親自身がもっと学ぶ必要があります。今回の知識を活かして浮いた分をさらに子供のために使ってあげましょう!

資産運用については、別の記事で書くつもりなのでぜひご覧ください!


なお、ここまで読んでも学資保険が良く分からない人やお金を気にしない人は学資保険を利用しても良いでしょう。

最初に書いた通り、最善の選択肢ではありませんが、学資保険は悪い選択肢ではありません。しかし、若い人は特に保険の営業にカモられやすいので、自分でしっかり知識を身につけて知識の防御力を固めましょーう!


ご覧いただきありがとうございました😊

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