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お前が決めろ。

本当はこんなこと考えたくない。
自分が生まれ育った街の恥部をさらすような真似もしたくない。
でも黙ってもいられない。

地方はどこでもそうだけど、政治と距離の近いから目立つだけなのか。
これは鹿児島だけの問題なんだろうか。

全国ニュースになった鹿児島県警の不祥事問題、
原発の県民投票請求を否決した問題、

救命救急病院設置問題(医師会が反発し塩田知事の推薦を取りやめるに至った)

もちろんドルフィンポート問題、

楠隼中学・高校の共学化問題などなど。

この問題の根は全部同じです。

当事者以外は分かりづらいものばかりですが、どちらが正しいという答え合わせの問題ではなく、本質は対話を求める県民と、一切聞き入れることがない一部の既得権層の対立という構造です。

古臭い頑固オヤジが子どもの言うことを聞かないって構図にも似ているけれど、事はそんなにかわいくない。

それは数字に現れています。少し前に報道された、県職員の精神疾患という問題。

知事部局(※)や警察の県職員が2022年の1年間で356人も精神疾患でが理由で休職してしまうという現実。


僕らが知らないところでほぼ毎日1人、僕らのために働いてくれている身近な隣人が精神疾患で倒れている。

リーダーの責任を県の中の人が引き受けて病んでいくといういびつな闇。これは塩田知事が就任して2年目の現実です。

何度も書きますが、鹿児島県全有権者のたった約16%の獲得票で当選した人物が、専門家や国の方ばかり向いて県民の声は聞かずに物事をヌルヌルと決めているのが現県政の在り方。

いや、彼がひとりで決めていればまだしも、全部「委員会、もしくは議会が決めた。」と言って自分で決めたという形は取らない。自分で責任は取らず、委員会という名の県民が決めたという形をとる。ビジョンは一切ない。

本人が決して語らないメッセージは、一握りのエリートが大事なことは決めるべき。馬鹿な民衆の戯言をいちいち聞いてたら衆愚政治に陥る、ということです。

こっちはなにも全部が全部県民で決めさせろとか、直接民主政を実現しろなんてラディカルなことまでは言ってない。もうちょっとリーダーが謙虚でいるならば、もうちょっとマシなやり方があるんじゃないかと思うだけです。

一部の既得権者の利権の方だけを向いたリーダーはいらない。
裸の王様を裸にしてヌルヌルを止めるには、投票率を上げるしかない。

でも、全有権者の半分以下しか選挙に行かない街。それがこのヌルヌルとモヤモヤを生んでいる。

ポピュリズムって言葉くらいこっちだって知ってるよ◯鹿野郎(アウトレイジ風に)と言いたくなる。

情報は実はすぐそこにいくらでも転がっている。誰に投票してほしいということは言わない。しかし、どれだけ現県政がいびつであるのか。以下コメントにリンクを貼るので情報を集めて自分で決めてほしい。

そのためのグラスルーツの取り組みのひとつとして、鹿児島のラッパー「タイソン」が、対話に応じなかった現知事以外の候補者と対話するインスタライブをやることになった。ぜひ見てほしいと思います。


県知事選挙は7月7日。あと2週間。

※知事部局とは、県の重要な政策の企画調整や広報・広聴などの仕事をする部。 県の組織や法規・予算・財産・税金・情報化に関する仕事、市町村行政の支援などの仕事をしている。

以下情報リンク
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▶医師会が発信している救急病院増設問題。
ここにも利権絡みの疑いがあります。
https://youtu.be/NeFZ5MyRRBU?si=IX1G-IHz8s30S84y

医療費無償化や救急病院設置に反発して、県医師連盟が現職推薦取り下げ
https://373news.com/_news/storyid/196092/

県医師会が対立候補支持を表明。その内情について会長が語る。
https://www.youtube.com/live/MB57oMc7f1w?si=JCwnGYCSyNhAQcyG

▶ドルフィンポート〜スポコンセンター問題
https://youtu.be/bIqbkZS26PM?si=NH4Lfn4ynYFj4WDL&t=117
コロナ禍を理由に4年も延期した民間事業者のコンペ。その後にゴリ押しされているスポコン。パブコメをどう反映するのか?という質問に対して、県知事の返答にご注目。
1分57秒あたりからの知事の答弁を聞いて下さい。
スポコンセンターが前提になっているというのがそもそもおかしいんですが。

▶原発稼働延長に関する公約違反問題
https://www.youtube.com/watch?v=ndMNqo-nhMw
県民投票を実施する条件として「県の専門委員会での意見が集約されない場合」という答弁。マニフェストには「必要に応じて」と確かに書かれていました。ちゃんとヌルヌルした逃げ道が用意されていたというのは誰も気づきませんでした。塩田さん頭良い。

しかし、このような説明で納得できるだろうか。県の専門委員会では、その決め方に疑問が出ています。それを告発している委員会メンバーもいます。↓

▶川内原発の安全性を検証する報告書めぐり分科会メンバーが告発
https://www.youtube.com/watch?v=v5sOynFfRkg
鹿児島県専門委員会分科会委員(星槎大学 非常勤講師)後藤政志さん
「県民からみて議論の経緯が見える形になっていればそれでいい。専門委員会でちゃんと議論されるか見ていく」

▶県政の構造的な問題
「県職員356人が精神疾患で休職 知事部局、警察 - 南日本新聞」
これは内部告発のニュースが出る前の報道です。警察だけでなく知事部局にも同じ構造の問題があるのではないかと思わされる。
https://web.373news.com/_news/storyid/190926/

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