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"暑い"は世界共通の感覚、だからもっと気軽に"涼しい"を

こんにちは。しゅうとです。神戸で大学院生をしながらBaridi Baridiというスタートアップでインターンをしています。

そして実は僕、今、タンザニアという国に来ています。8月頭から10月末までの約3ヶ月渡航し、Baridi Baridiタンザニア社で働くことになりました。(ちなみにコロナのワクチンは日本で摂取済みです。)

いきなりの報告になってしまったのですが、今回は、なぜこのタイミングで渡航することにしたのか、そして現地で感じたことを共有したいと思います。

経緯

先程も述べたように、僕はBaridi Baridiというスタートアップで働いています。タンザニアで、ダイキンエアコンのサブスクリプション事業を展開しています。

Baridi Baridiには昨年6月に立ち上がった日本社(神戸)と、昨年9月に創立したタンザニア社があって、僕は昨年10月からインターンとして日本チームにジョインしました。インターン募集の投稿の中でCEO朝田さんのnoteを読んで、完全に一目惚れしてしまって、気づいたら応募していました。

勢いで応募しただけあって、最初は本当に何もできなくて、今振り返ると恥ずかしいです。。

例えば、入社したての頃、社員の方にオフィスの観葉植物を購入しておいてと頼まれたことがありました。その時のオーダーは生花だったのですが、なんとその時の僕は、Amazonでプラスチック製の物を買ってしまったのです笑 (全然笑い事じゃないです。)

生花とそうじゃない物の違いがわからず、この観葉植物、予算内やしめっちゃ良さげやん!!と思って即決してしまっていました。。

もちろんオフィスに届いた瞬間社員の人も失笑、、確認を怠って会社の大事なお金を使ってしまう結果になってしまいました。(ちなみに、この観葉植物は今もオフィスにあります笑)

そんな感じだったので入社した当時はまるでダメダメだった僕ですが、業務をたくさん経験していくうちに徐々にできることも増えて、裁量権のある業務を任せてもらえるようになりました。そのあたりの経緯はこちらで詳しく綴っています。

前置きが長くなりましたが、ここからが今回の本題です。2021年4月のことでした。タンザニアから帰国していたCEO朝田さんと話す機会があり、夏休みの期間にタンザニアで業務をしてみませんか?と言っていただけました。

正直、突然のことで思考停止してしまいましたが、タンザニアで働くチャンスをもらえたということは素直に嬉しかったですし、一番は自分がBaridi Baridiやってきたことに対して評価してもらえたことが嬉しかったです。あのときは、身震いするということをまさに体験した感じでした。もちろん即答でお返事させてもらいました。

というわけで、このような経緯があり、この度タンザニアに渡航することになりました。日本では主にバックオフィス業務を担当していましたが、タンザニアではビジネスの最前線で業務をすることになり、今までよりも、現地メンバーやお客さんとの距離もぐっと近くなります。そのような環境で毎日働けることは僕にとってとてもワクワクするものですし、もちろんBaridi Baridiの事業を前に進めるために成果を出していきます。
ここで、簡単に現在のBaridi Baridiの事業を紹介させてください。

事業紹介

Baridi Baridiは現在タンザニアのダル・エス・サラームでダイキンエアコンのサブスクリプション事業を展開しています。日本と比べて所得レベルが高くないタンザニアの方にとって、エアコンを買うというのは大きな買い物です。だから、少しでも安くエアコンを買おうと考えるのは当然のことです。(主に中国や韓国製のメーカーのエアコン)しかし、安いエアコンほど、性能が悪く、電気代が高額になってしまったり、すぐ壊れてしまうといった難点があり、せっかくエアコンを購入しても使わずに放置されている状況が見受けられていました。(2019年にダル・エス・サラームの街中で調査を行った結果、10台中7台のエアコンが使われていなかったそうです。)

そこで、Baridi Baridiはダイキンの高性能エアコンとアフリカで普及しているモバイルマネーの集金技術を組み合わせ、お客さんに、もっと気軽に安心してエアコンを使ってもらうために高性能なエアコンをサブスクリプションで提供するビジネスをしています。

まず、お客さんのネックとなっているエアコン本体の機種代は無料で提供します。(据付工事費用だけ頂いています)据え付け後、お客さんはエアコンを使用する分だけお金を課金する仕組みです。さらに、エアコンは月1回のフィルタークリーニングを無料で提供しています。アフターサービスも充実させることで、お客さんに長く安心してエアコンを使ってもらいます。

また、合わせて、こちらの記事もご覧頂けると、Baridi Baridiの描く大きな未来図を見ることができると思います。

渡航期間中の業務

以上が、簡単なビジネスのモデルになります。そしてこの4月より、Baridi Baridiは本格的に事業を開始しました。7月頭に一旦予定していた、販売目標台数を達成し、現在は10月からのさらなる事業拡大にむけた準備を進めています。そして、僕は今、サービスチーム(据え付けやフィルター清掃を行うチーム)のメンバーとして事業拡大に向けたオペレーション構築業務を担当しています。これから拡大にむけてチームメンバーも増えていくのでマニュアル業務や倉庫の導線を整備したりと業務を安全に効率良く、さらにサービスチームのパワーが最大限に引き出されるように準備をしています。

もちろん、僕は、現地社員の誰よりも後輩です。わからないこともたくさんあります。現地メンバーに日々勉強させてもらいながら、僕もチームに良い影響を与えられるように毎日頑張っていきたいと思います。帰国する時に現地メンバーに「僕が来て良かった!」と思ってもらえることが僕の目標です。

"暑い"は世界共通の感覚、だからもっと気軽に"涼しい"を

最後にタンザニアに来て、感じたことを1つ紹介します。それは、現地の人は思ったより"暑い"と感じているかもということです。

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参考までにこちらがダル・エス・サラームの今週1週間の天気予報です。大体毎日最高気温が30℃くらいです。日本の夏と比べると、気温も少し低いですし、何より湿度が低い分かなり過ごしやすい印象です。もちろんお昼時は日差しが強く暑いと感じることもありますが、僕としては、朝晩は特にエアコンなしでも余裕で過ごせるなと言う感じですし、実際そうしています。

僕は、毎週土曜日の朝7時30分からスワヒリ語のレッスンを受けています。形式は僕の住んでる部屋まで来てもらって教えてもらうマンツーマンの家庭教師スタイルです。昨日のレッスンの途中、僕が発音練習をしていると、先生のディクソンは僕の練習を遮って言いました。

「しゅーと、ちょっと待って。この部屋暑すぎない?」

もしかしたらディクソンが暑がりなのかもしれないだけですが、僕の判断では少なくともクーラーつけなくてもギリ行けるなというくらいでした。正直、意外でしたが、めちゃくちゃ良いインサイトを得ることができました。

「うん!暑いね、ごめんごめんクーラーつけるよ。」


また、Baridi Baridiタンザニアのオフィスでも誰でもエアコンを触れるようになっているのですが、何人かのメンバーは積極的に温度を下げようとします。

まだ僕も2週間しか滞在していないし、ケースの数も少ないのですが、"暑い"感覚は世界共通、そんな当たり前のことを再認識できました。だからこそ、もっとエアコン、"涼しい”はもっと気軽にアクセスできるようになるべきだし、そのためにBaridi Baridiのチームでもっと事業を進めていきたいなと感じました。

というわけで、3ヶ月間Baridi Baridiの最前線でチームのみんなとタンザニア一生懸命働き、全力で楽しんできます!!

*滞在期間中にタンザニアの国語であるスワヒリ語を話せるようになりたいと思い、毎日勉強しています。で、その様子を毎日日本時間のお昼12時から配信しているので、もし良かったら覗いてみてください。コメントなどいただけたら質問にも答えますし、応援コメントなどいただけたら、泣いて喜びます!


それでは、クワヘリ〜!!


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