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進捗の力ってすごい!

先日『マネージャーの最も大切な仕事』を読み始めました。

僕は大学生のアルバイト(何なら今コロナちゃんのおかげで絶賛ニート)だから、当然マネージャーではない。ましてや社会人ではないこの僕(どうも神戸大学生です)がタイトルにあるようなゴリゴリのビジネス本を読んでもイマイチ理解しにくかったりする。

それでも経営学生である手前、このような類の本についつい食いついてしまいます。(許してー)

著者はハーバードビジネススクールのテレサ・アマビール教授と心理学者のスティーブン・クレイマーさん。訳者は樋口武志さん、監訳者は早稲田大学ラグビー部元監督(経営学部のマネジメントの授業でも名前が上がる方)。

英語の訳書を読むと、ドーシーとかバーバラとか登場人物の名前が気になったり、いっぱい出てきて頭がパンクしそうになったりで結構読むのに時間がかかったりする。こういう名前とかにいちいち引っかからずにさらっと内容だけ頭に入れられるようになりたいなっていつも思います。
(めげずにこれからも少しずつ地道に頑張ります。)

インナーワークライフってなんぞや?

マネージャーに必要なものって何だと思いますか??メンバー(チーム)の生産性・創造性を上げるための適切なアプローチは何だと思いますか?

その鍵は「進捗」だと本書では断言しますり

「進捗」の話をする前にこの本で書かれている「インナーワークライフ(個人的職務体験)」

という概念について軽く整理します。

「インナーワークライフ(個人的職務体験)」とは感情・認識・モチベーションという3つの要素の相互作用のことだと著書では定義されています。

業務を通じて人の内面で起こっている反応のことである。(本書p4)

図で説明するとこんな感じ。

僕が学生スタッフとして働いている東播磨フィールドステーション(以下FS )での出来事を例にとってみる。

(力不足ながら)僕はFSでの研究プロジェクトの一部を任されている。ある日、任されたタスクを終えてそのことについて、

「前より良い感じになったね」と褒められたとする。(職場での出来事)

僕はその出来事を解釈(状況認識)する。

そのタスクはそのプロジェクト全体を見たときにはごくごく一部に過ぎないが、それでもそのタスクに対して先生が評価してくれたことに対して僕は嬉しいと思う。(出来事に対しての感情)

そして、頑張ろうとやる気が起きる。(モチベーションアップ)

これをポジティブなインナーワークライフの作用といいます。

また、認識にはバックストーリーも影響を与えます。
このとき、

普段は僕のことをあまり評価してくれない
というバックストーリーがあるとその出来事の認識にも影響を与えます。

普段から褒められている中で言われる褒め言葉と
普段あまり言われない中での褒め言葉

では出来事の認識に差が出てくる(もちろん感情にもモチベーションにも)

てなわけで
結論から言うと、ポジティブなインナーワークライフが高い生産性と創造性をうみだすということです。

進捗の力

じゃあポジティブなインナーワークライフってどうやれば引き出せるのさ??

1番大事なのは、「進捗すること」です。
もう少し詳しく言うと「やりがいのある仕事が進捗すること」です。

進捗が目に見えてわかるとその人のインナーワークライフはポジティブに作用するということが研究からわかっています。

本書の内容をちらっと紹介しました。

さて僕はどうだ??この本の中ですぐにできることは何か?

ところで僕は気持ちいくらいに典型的な3日坊主タイプです。
3日坊主になってしまうのは何が原因なんだろう。。
様々なノウハウ情報を頭にいれては3日でやめてしまう(意識高い風大学生w)

あー3日坊主やめてー。

とか思いつつ様々な3日坊主を繰り返してきました。

本書を読んでいて

「進捗って今まで意識したことあまりなかったなー」

と坂井青年は思いました。

ということで、マネージャー坂井3日坊主坂井に語りかけます。

「進捗を測ればいいんじゃない?」

3「はい、わかりました。」

進捗をはかってみまることにします。

まずは進捗が測れそうなものから。読書でためしてみます。

いつも集中力がとぎれるまで永遠に読むという読み方をしていましたが。25分という時間で区切ることにします。

やってみるとこれがいい感じ!

1回のセクションでどれだけ読めたかが可視化できる。
次やるときも25分でどれくらい読めたかを可視化する。

そうやって繰り返していくと、

今回は調子いいな!とか

この本はいつもよりページ数多く読めてる!(=読みやすい)

とかわかる!短く区切ってると内容も頭に入りやすい気がする!

なんかやる気出るー!

というわけで進捗を測るっていうやり方はとても効果あり(少なくとも3日坊主にはなってない)です!

というわけで、『マネージャーの最も大切な仕事』を読んでみて、実践できそうな進捗の力を体験してみました!

もし自分がチームを持ったらどうするかっていう目線で読むほんとしてもかなり参考になるのでぜひ!(サークル活動にも活かせそう)

1万を超える日誌の分析と669人のマネージャー調査をもとに分析された研究はデータに基づいていてすごく説得力があったなー。こういう論文をもとに書かれた本にもどんどんチャレンジしていきます!(いや、逆に今まで何読んでたん笑)


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