2022年ドラマ5選!
2022年もいろいろなドラマに出会えました。
学生時代(1~3月)に見たドラマ、学生と社会人の過渡期に見たドラマ、出勤前に見たドラマ、休みの日にゆっくり見たドラマなど。いろいろなドラマが2022年の日常を彩ってくれました。
今年は113本のドラマにお世話になりました!(そのうち完走は60本)
そんな愛しきドラマたちのなかから「My Best of 2022」を発表します...!!
第5位 silent
社会現象を引き起こした『silent』。日本ドラマがこんなに話題になるなんていつ以来だよ...!?自称・ドラマウォッチャーとして感無量!!
勤務先が大学生アルバイト多くてよく話すんですけど、7割くらいの人が見ていてバイト同士で「先週のみた?」みたいな話してて、我慢できなくて「silentの話!?」って身の程知らずの老害ぶりを発揮して会話に突っ込みまくった。日本ドラマの話を共通の話題として挙がっているのが嬉しかったんや...。許してくれ...。(silentおじさんという異名がつきました)(俺っておじさんなんだ、、、)
あとは、実力はあるのになかなか作品に恵まれてこなかった川口春奈がやっと傑作に出会えたのも個人的には胸アツでした。
第4位 石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー
いわゆる「裁判モノ」って今までもたくさんあったわけですけど、本作はプロセスから結末まで、ずば抜けて良かった。
”真面目に生きる人々の暮らしを守る傘になろう”のキャッチコピー通り、真面目がゆえに声をあげられない人々を思い、助けの”傘”を差し伸べる中村倫也と有村架純が尊すぎる...。しかもこの2人、まったく恋愛関係に発展しないんすよ!!並のドラマだと中盤で男女2人が異性として意識し始め、終盤でゴールイン!がセオリーなんだけど、2人はとにかく”バディ”を貫く。恋愛描写がダメと言いたいわけではないんだけど、『アンナチュラル』の石原さとみ×井浦新みたいに男女を超越したバディもそろそろ見たいな~と思っていたのでとても嬉しかった。
物語も安易に勧善懲悪にならず、ときに社会の厳しさ、”上”を打ち負かすことの無謀さもしっかり描いていて、本当に誠実な作品だなと思った。
第3位 正直不動産/PICU 小児集中治療室
3位は同率でこの2作品。『正直不動産』は家を売る不動産屋さん、『PICU』は小児科の医師がそれぞれ主人公の作品ですが、職は違えど「人とどう向き合っていくか」というテーマに類似性を感じ、どちらも甲乙つけがたい名作だったので今回は並べさせていただきました。
私も職業柄、人と話すことが多いのでこれらの作品がとくに刺さったのかも。「人と接するとは何なのか」「人の役に立つとは何なのか」というドデカテーマに立ち向かう登場人物たちに感情移入しまくりでした。
嘘を巧みに使うことで物件の成約をバンバンとっていた山Pだったが、ある日嘘をつけない呪いにかかり、”正直不動産”として再起をめざす…!
黒寄りのグレー接客をしていた不動産屋がしかたなく正直になる(ならざるをえない)という流れが押しつけがましくなくていい!最初は悪戦苦闘だったが、次第に正直であることの清々しさや周りからの信頼の高まりを実感し、最後が自信満々に「おれ、嘘がつけないんで(キリッ)」と決める山Pがカッコいいし泣けるーーー!!新人役の福原遥も、ライバルの市原隼人や倉科カナも良かったなぁ。
ちなみに1番好きなシーンは8話のこのシーンです!
このシーンのあとに流れる小田和正のエンディング。まじで”ととのう”ときみたいな感覚だった。
続きましては同率3位のこちら!
医療ドラマって毎クール必ずあって、2022年10月期も『PICU』『ザ・トラベルナース』『祈りのカルテ』の3つもあり、医療ドラマ大渋滞時代だと思っているんですよね(多すぎないか…?)
その一方で個人的な感想として、なんか違うゾ???と思ってしまうジャンルも医療ドラマなんですよね。。。
理由は明確で「全然治療しねーじゃねーか!!」な作品が多いから。患者=感動を呼んだり、物語を進めやすくしたりするための”ツール”として使われている感が否めないんですよね。。。だいたい内輪モメ(病院内の派閥が云々、外科医vs内科医、出世のための駆け引きなどなど)が入ってきて、しかもそれがメインテーマになってしまう。由々しき事態ですよ…。
そんななかPICUは新人小児科医が真摯に病気の子供に向き合う物語だった。
これだよ。オレが見たかった医療ドラマはこれだよ!!!
お涙頂戴感もまったく感じず、自然に涙が出そうになってた。
主人公の志子田先生(吉沢亮)がマジで最高。
「家から近い」「かわいい人がいるから」という理由で小児科を選ぶ感じ、現代っ子ぽくて大好き。
そんな訳でめちゃめちゃやる気があるわけではないが、責任感はしっかりあって、子ども思いで、それ故に傷つきやすいというこの葛藤。まじ良い奴すぎるよ…。おれの所得税全部吉沢亮に届いてくれよ…。
医師・吉沢亮だけでなく人間・吉沢亮の描き方も秀逸。親友の自殺未遂や母の病死など、仕事だけでなくプライベートで起こる事件までしっかり書ききる抜かりない構成だった。
第2位 カムカムエヴリバディ
朝ドラを対象にしようか迷ったのですが、大好きな作品なのでいれました!
ヒロインが3人で100年の物語をやりますと聞いたとき
「ふざけんなよ…。絶対展開早いじゃん。令和に迎合すんなよ…。あまりこちらを舐めるなよ??」という厨二病もいいとこの考えを抱えていたのですが、まーーーじで最高でした。朝ドラ半年じゃ足りない。あと、5年やってくれ(!?)
☝普段長文ツイートするのに感動しすぎて語彙力喪失している
作品ランキングでは2位ですけど、「伏線大賞2022」を決めるならぶっちぎりの1位。それくらい素晴らしき藤本有紀脚本でした。
ちなみに作中に絶えず「ラジオ英会話」が出てくるんですけど、カムカム以降私も「ラジオ英会話」聴くのが日課になってます(単純)
第1位 エルピス-希望、あるいは災い-
2022年の私が完走した60本の作品たちのなかから選んだ栄えある1位は
『エルピスー希望、あるいは災いー』です!!!
脚本家渡辺あや×プロデューサー佐野亜裕美を知った時は本当にすごい作品が来るぞ!と勝手にハードル上げてたんですけど、余裕で超えてくれました。ブラボー――!!!
ドラマ好きのなかでは耳タコですけどやはり2話の安倍元首相の映像のシーン。本当に凄すぎるし、教科書に載っていいレベルの歴史的事象だと思うんですよね(マジで)
どんどん悪くなっていく日本社会のなかで、安倍批判をTVで流せたのは微かな希望だなとか、でも一部の人にしか話題にならなかったのは絶望だなとか、この1シーンだけでも色々と考えさせられたけれども、このシーン、この作品があったという事実にまずは希望を感じるべきなんじゃないかなと思いました。
政権批判だけでなく、物語の展開力だったり、キャストの演技力、物語の着地など本当にどれも一級品でずっと没入していました。
「希望って、誰かを信じられるってことなんだね」
以上をもってドラマベスト5完結!
本当に良作に恵まれ、自分の2022年を彩っていただけたことに感謝しかないです。
2023年も多くの良作に出会うこと、良作を見つけ出すこと、人生で1度も完走したことがない大河ドラマを完走することを目標にゆるく生きていきたいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆様にも幸あれ。
2022.12.31
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