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ガイナーレ鳥取 第1節振り返り

2024シーズンのJリーグがいよいよ始まりました。
興奮、ワクワクが止まらないJリーグ。

僕はJ1の試合を中心に見ていますが、地元チームであるガイナーレ鳥取の試合情報も欠かせません。

そこで、今回は
J3リーグ第1節のFC今治vsガイナーレ鳥取
の試合の総括をガイナーレ鳥取目線で言っていきたいなと思います。

最後まで見ていただけると嬉しいです!!

試合結果

今季は新監督を迎え、ポゼッションスタイルでJ2復帰を狙うガイナーレ鳥取。
新戦力も多く加わった中での開幕戦の結果は以下の通りとなりました。
FC今治 1-0 ガイナーレ鳥取
試合結果だけ見ると惜敗のようにも思えますが、
結果以上に試合内容はFC今治が圧倒していました。
1番わかりやすいのがシュートのデータで、FC今治はシュート13本に対し、ガイナーレ鳥取が放ったシュートはわずか1本。1本というのも、フリーキックの流れからだったので、90分間を通して今季のガイナーレ鳥取のスタイルとする、ポゼッションでシュートまで至ることはできませんでした。

厳しいことを言います。
今のままだと今季、
ガイナーレ鳥取はJ2への復帰はできません。

ですが、僕は本気でガイナーレ鳥取のJ2復帰を願っています。
今日のnoteは、そう言った思いも込めて少し辛口での指摘というのもあります。
選手が傷つくような言語は慎みますが、所々でガイナーレ鳥取のファンからすると胸が痛くなるようなことを書くかもしれません。
そういった方は、ここから先は見ない事をお勧めします。

それでは、解説していきます。

選手の立ち位置

この試合では、ガイナーレ鳥取がボールを持つ展開が続きましたが、決して効果的とは言えませんでした。
その部分の解説をしていきたいと思います。
まずは、こちらの写真をご覧ください。

前半のガイナーレ鳥取のビルドアップのシーンです。

センターバックがボールを持った時、右サイドバックの田中選手がボランチの位置に入って偽サイドバックの役割を担っており、そこにボランチの普光院選手、世瀬選手が顔を出してビルドアップをしました。

これが、効果的ではなかったなと感じています。

センターバックの一角からボランチに縦パスが入るも、後ろ向きの状態なので前を向くことは難しく、ワンタッチでセンターバックに返すシーンが多く見受けられました。
また、世瀬選手と田中選手のポジショニングが被りがちで、よく2人の次に出せるパスコースも被ってしまいました。

きっと、このビルドアップの狙いとしては
田中選手が絞ることで、右ウイングの三木選手へのパスコースを作って、ボールの配球を増やそうとしたのではないかなと推測していますが、センターバックから右ウイングの距離は遠く、パスを出している間に相手に寄せられてしまい、三木選手がボールロストをしてしまう場面もありました。

改善策としては、
相手が4-4-2で守ってきていたので、センターバック2枚で回すと、相手フォワードとの枚数が2-2で数的同数になってしまうので
ボランチの選手が斜めに落ちてきて、数的優位を作るべきだったのかなと思います。

こういった、その局面に応じて臨機応変にポジショニングを変えるのは、長谷川アーリアジャスール選手が上手いです。今節は出場時間は少なかったですが、その少ない時間の中でも効果的なワンタッチや気の利いたポジショニングをしていたなと思います。
長谷川アーリアジャスール選手は、先発で見たい選手だなと思いました。



後半は、ビルドアップ時に左サイドバックの小泉選手は高い位置を取って、右サイドバックの田中選手は最終ラインに残り、3枚で回すシーンも見受けられましたが、
今治のセンターフォワードがコースカットプレスをしてきたことにより、パスコースが無くなって結局、ロングボールで逃げるシーンが多くなってしまいました。

やはり、ボランチが効果的なタイミングで降りてくるべきではなかったのかなと思います。
あと、真下ではなく、斜めに降りてこないとボールロストしてしまうので、そこも気をつけて欲しいです。

このように、ポゼッションをする割に、立ち位置が整理されていなかった為、違う問題点も出てきました。

CFの孤立、立ち位置上の問題点

立ち位置を整理してなかった為、新たな問題として出てきたのが、
センターフォワードに入った富樫選手が孤立してしまったことです。

この試合、富樫選手はなかなかボールに触れることができず、シュートを放つ場面も無かったです。
ポストプレーでは体を張ってファールを貰い、ラインを押し上げるなどでチームに貢献していましたが、1番肝心なシュートを打たせてもらえませんでした。
これは、富樫選手だけでなく他の選手の問題でもあります。
僕は、このことの最大の問題点は
MFの3人が全員落ちすぎたことだと考えています。

先ほども少し触れましたが、この試合では世瀬選手、普光院選手、曽我選手が中盤に入りました。
3人とも、ポゼッションという意識が強くなってしまったあまり、全員が低めのポジションを取ってしまったことで、富樫選手の周りに味方選手が誰もいない状態になってしまいました。

富樫選手自身も、より積極的に裏抜けを狙えていたら、ギャップを生ませることはできたのかなとは思いますが、彼1人ではどうしょうもできない箇所もあります。

今後、このような状況をつくらないためにも、
選手全員が前への意識を持ち、
ビルドアップ時にも、後ろに人数をかけすぎないようなポジション取りをする。
その為の立ち位置の整理というのは必要になってくるでしょう。

こうやって、言語化していて改めて思ったことは
チームとして、ボールを持つことの意味を再確認してほしいです。
「ボールを持つ」ことの目的はゴールへの手段です。
ボールをキープすることがゴールではありません。

その考えを持てば、チームとして裏抜けをする回数が増えたり、チャレンジするボールの配球回数も増えると思います。

次の試合からは、富樫選手だけでなく、普光院選手や曽我選手の2列目からの飛び出しも見たいです。

上記のことを踏まえて今後期待するビルドアップの形はこんな感じです。

まとめ

今回はガイナーレ鳥取の開幕戦を見て、自分なりに問題点を挙げ、改善点を書きました。

守備面でも気になる部分がありましたが、
それはまた機会があればにしたいなと思います。

選手の質、ドリブル頼りにならないように戦術を作るって、本当に難しいと思います…

僕もこうして試合を見ながら、自分のサッカー知識として学びに活かせるよう、頑張ります!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

必ずJ2復帰しましょう💚

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