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ガイナーレ鳥取 第5節振り返り なぜ攻撃が上手くいかなかったのか

こんばんは。
昨日、悪天候の中ではありましたがJ3リーグの第3節がaxisバードスタジアムで行われ1-1の引き分けと、非常に悔しい結果となりました。

今回は、僕がこの試合で感じたガイナーレ鳥取のビルドアップについて解説していきたいなと思います。

最後まで読んでいたけると嬉しいです!!


現地観戦してました👀
とにかく寒かったです。

注目すべきは
立ち位置を変える度に
ポジションを修正した讃岐

90分間の試合展開を一言で表すなら、
ガイナーレ鳥取がボールを持ちながらも、
中々テンポを上げることができなかった
という試合でした。

ガイナーレ鳥取が志向するポジショナルサッカーに対して、カマタマーレ讃岐の選手達に上手く修正されました。

ここからは、選手の立ち位置の写真と共に説明をしていきます。

鳥取の両ボランチが捕まる

前半にあったゴールキックでの選手の立ち位置です。
ガイナーレ鳥取、カマタマーレ讃岐は共に前半は4-4-2に近いフォーメーションだった為、讃岐はマンマーク気味なディフェンスをしてきました。

写真のように大城選手がボールを持った時、ボランチを上手く使いたかったのですが相手ボランチがマークをしていて思うように縦パスを入れることができませんでした。

讃岐のCFもプレスにきていた為、ロングボールを蹴らされる状況になっていました。

前半の中盤までは似たようなシーンがいくつかあり、ガイナーレ鳥取がうまくボールを持てませんでした。

このような状況が続いたものの追加点を奪われなかった理由としては、カマタマーレ讃岐は守備に重きを置いていて、攻撃はロングボール主体だった中ガイナーレ鳥取のCBとボランチがボールを上手く回収できていたことが大きかったです。
結果的に前半に失点数を1に抑えたことが勝ち点を取ることができた大きな要因になりました。

後ろ3枚可変

上手くビルドアップができない中、ガイナーレ鳥取は解決策を見出します。

SBの小泉選手が少し内側のポジションを取り、田中恵選手が少し前めのポジションを取ります。
鳥取の最終ライン3人に対して讃岐のCFが2人になり、数的優位を作りました。

そのことによって最終ラインからボランチに縦パスを入れることができ、前進をすることができました。

こういった、小泉選手の『賢さ』というのは大きく評価したいなと思います。

アイデア不足と攻撃的立ち位置

最終ラインで数的優位を作ったことから、ボールを持ちならハーフウェライン付近まで前進させることができました。

しかし、本当の問題はここからでした。

讃岐の綺麗な4-4ブロックを崩すことが中々できませんでした。

ガイナーレ鳥取は、ボランチの世瀬選手が左CBの温井選手と左SBの小泉選手の間に立って、ボールを引き出すプレーをしました。

このことで左サイドの攻撃が活性化されると思ったのですが、小泉選手が中々高い立ち位置でボールをもらうプレーが無かったので、数的優位を作ることができませんでした。

小泉選手は、もっと積極的にオーバーラップをしてほしいなと思いました。
シュート練習中には、質の高いクロスボールを見せてくれていたので余計に。笑

また、4-4のブロックの崩し方としてより積極的に行ってほしかったのはボランチがポケットを取る動きをしてほしかったです。

特にボランチの普光院選手がポケットを取ることによって、
讃岐側からすれば誰がボールに行くのかの判断を誤りやすいので得点を奪いやすいのかなと思います。

ポケットの取り方については

こちらのnoteにも記載しているので、よかったらご覧ください。

4-4-2から4-1-4-1に

後半、ガイナーレ鳥取はフォーメーションを変更しました。
4-4-2から東出選手が前半よりも低いポジションを取り、世瀬選手が少し落ち気味のポジションになって4-1-4-1にフォーメーションを変更しました。

このことによって、次は中盤で3対2と数的優位を作ってチャンスの演出を試みました。

しかし、これに対する讃岐の修正はとても早かったです。

讃岐は中盤の人数を同数にする為、CFの1枚の立ち位置を少し下げて4-2-3-1で守備ブロックを作りました。

このことによって、上手く前進することができない展開がまた続きます。

アーリアの存在

そこで登場したのが、ベテランの長谷川アーリアジャスール選手。

1節からどの試合を見てもそうですが、長谷川選手が試合に入ると本当に落ち着くなと思いました。

本当にスタメンでも見てみたいです。


長谷川選手の交代により中盤は世瀬選手、普光院選手、長谷川選手の3枚となり、ボールを怖がらずに受けることができる3人なので、中盤で溜めを作ってからサイドに展開することができるようになりました。

得点シーンでも中盤の3人がボールに触ってから田中恵選手→常安選手→富樫選手とゴールを決めることができました。

まとめ

いかがでしたか。
今回は試合内で起こった立ち位置についての話をしてみました。

結果的にはどのやうな可変をしても中々上手くいかない展開が続いてしまったので、
CFが落ちてきてポストプレー→サイド展開
といった攻撃ももう少し見たいなと思いました。
富樫選手や田中翔選手という素晴らしい体格のCFがいるので、。

しかし悔しがっている暇もなく、次節は中3日でyscc横浜戦です。

3連戦の最終戦。
負け無しで終わるのか、
2勝1分で終わるのか、
勝ち点を持ち帰れないのか。

この試合の結果によって、3試合の結果の価値が大きく変わります。

必ず勝ちましょう❤️‍🔥

次も中3日で忙しい&選手も僕も寒いということで出待ちは辞めときました。笑

文仁柱選手、代表デビューおめでとう💚🇰🇵


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