【走れワロス2】新卒採用ガチャ解説その1:選考フロー全体概観

我輩は100何回落ちた猫である。名前は、もうある。ワロスである。

今回は新卒採用の選考フローの概要を書きます。

これはもちろん会社によるとはいえ、選考フローの全体の流れとはざっくりいうとこんな流れになってます(兼目次)。

・学力試験
・エントリーシートガチャ
・グループワークガチャ
・現場平社員面接テロ
・人事面接ガチャ
・責任者マネージャー面接
・役員、社長面接
・新卒採用ガチャまとめ

いくつか不穏なワードが入ってはいますが、特に間違いはありません。気にせずガンガン行きましょう。

簡単にそれぞれを説明していくと

①学力試験：

いわゆるSPIやキュービックみたいなやつです。ここは比較的対策しただけ伸びやすい部分なのでここが苦手な人は対策しましょう。非言語は超得意なのでそっちが苦手な場合は相談乗ります。コメント欄やツイッターフェイスブックにておまちしております。

②エントリーシートガチャ：

1枚あたりにつき割かれる時間はたったの10秒。ガチャ。

③グループワークガチャ：

たまたま監督者の目につくところでそれっぽい立ち回りをした人が合格するようにできています。グループの分け方も大抵ランダムなので、ガチャ。

④現場平社員面接テロ：

まだ自分の仕事を勉強中の社員が本来経営層の仕事である採用活動に携わるという採用フロー。一連のフローの中でも他に類を見ないもっとも不透明な「印象」「好感度」という不確定要素の塊みたいな指標で合否を決めるという割ととんでもない選考方法です。「やばい人認定」を受けた人はどれだけ優秀だろうと価値観があっていようとここで脱落するようにできている。ガチャ。むしろテロ。ジェノサイド。

※一応補足として、なぜ印象でスクリーニングをかけることに妥当性があるかというと、面接官は「客先の前に出した時に相手を怒らせないかどうか」を見ているためです。加えてチームのメンバーともうまくやっていけそうかなども見ようとしてるので一定の合理性は担保されますが、実際入れてみないとわからないんじゃないかなあとも思ってみたり。

⑤人事面接ガチャ：

たいていの場合は上記の平社員ガチャとほぼイコール。そうでないこともあるが、それも含めてガチャ。

⑥責任者面接：

いわゆる課長部長クラス。ここまでくると素晴らしいビジネスマンが面接官に出てくることが多いです。故にガチャと言い切るのはやや失礼かなあと思います。ここでもし話が合わなかった場合、彼らが上司になる可能性を考慮してもその会社の風土とは合わないと考えてまず間違い無いと思います。

⑦役員、社長面接：

最終面接。もちろん優秀な経営者（現時点で新卒を取れるだけの余力を確保できているため）が出てくるため、相手に瑕疵はないことがほとんどです。逆にここで落ちまくる人は根本的に能力が足りてない人だとみられている可能性が高いと考えられます。たま〜に本当に相性が悪いと能力如何に関係なく落ちますが、そういう人は大体人事にはねられてることが多いのでかなりレアです。

新卒採用ガチャまとめ

まとめ
・新卒採用はガチャ
・特にグループワークと現場面接は精度が劣悪
・おそらくその諸悪の根源は指標の不透明さと採用担当の仕事の非効率性

この採用フローというのはガチャに満ち溢れています。完全にとは言いませんが、基本的に確率の勝負です。なのでガチャの結果に一喜一憂する必要は皆無です。単純にガチャに負けただけです。僕もガチャ当てるまで課金し続けたのでいつのまにか100社落ちてたってだけです。

ただ、ソシャゲのガチャと多少違うのは、確定で当たりを引くことは困難だけども

確率は弄ることができる

という点ですね。実際僕もこれらの構造が見えてからはかなり勝ちを落としにくくなりました。確かにガチャではあるのですが、努力次第で多少有利なガチャにすることはできます。

いやいや、内定なく未だに19卒で就活彷徨ってる奴が何を言うか、とは思うでしょうが実は僕…

勝率が0%ではないのです！

え、そんなに驚きます？脳の回路がショートしそう？まあここに関しての話はまた後の話ということで。

ともかく何が言いたいかといえば

みんないいところあるんだから会社に1社2社振られたくらいで自分を否定された気になるのはやめろ！！

ってことですね。そもそも100社程度で音をあげちゃいけません。新卒を取っている会社の数である5万社のうちのまだ0.2%しかみてないんですから。

では今回はこの辺で失礼します。次回は個々の選考フローの詳細な解説をしていこうとは思っています。

【100何回落ちた猫の簡易プロフィール】
・抽選に受かった国立幼稚園の面接で、既に受かっていた幼稚園に行きたくて面接官の前で「いやだ！僕はあっちの幼稚園に行くんだ！！」とガチギレ、落ちる
・中三の時、英検3級で、相手の言葉が全く聞き取れず"I beg your pardon?"を連呼しすぎ、落ちる
・大学一年の初頭、バイトの面接で「学生の本分は勉強だから授業優先に決まってんじゃん」と言って全てのバイト先候補に嫌われ、悉く落ちる。
・大学三年、某銀行インターンで6人のバトルロイヤル系グループワークで完全に俺の大勝利だったのに、変死。
・大学四年、エンジニアとして7月に内定をもらい、8月からインターンとして研修を受けれると最終面接で約束されたから内定を承諾し、他の会社を全て蹴ったのに、一ヶ月後8月になって「やっぱ新卒ではエンジニア取ってなかった！営業なら枠あるよ」などとおほざきになられ、実質的な内定破棄。ワロスは激怒した。