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CHILEに行く② 到着・浦岡ファミリー編 #29

成田から出発しました。

東京▶︎ロサンゼルス▶︎サンパウロ▶︎サンチアゴ(チリ)という道のり約25時間ほど。ほとんどが夜の時間飛んでおり、乗り換えるたびに、食事が出てどれが昼ご飯でどれが夕ご飯かわからないほど何度も機内食を食べ、ついた頃には完全に胃がもたれていました。

時差は12時間か13時間で、時差ぼけも含めて1週間ほど体が慣れなかったのを覚えています。

当初、Colo-Coloの寮に入る予定で行きましたが、クラブの人が「あまりお勧めしない」的なことを突然言い出しました。そこで、父の仕事仲間の浦岡さんという日本人男性の方の家にホームステイさせていただけることになりました。

浦岡さんの家庭は、チリ人の奥さんと、高校生の長男“リュウイチ”、中学生の次男“トラジ”の4人家族と“フジ”という犬、そして私がそこに加わりました。

私が幸運だったのは、同世代の男の子と一緒に生活できたことでした。クラブの練習がない時は、ほとんど何もすることがないので、この二人が遊びに行くのにいつもついて回りました。初めのうちは言葉が全く分かりませんでしたが、一緒に遊んでいるうちに少しづつ理解できるようになりました。

また、浦岡さんファミリーも、浦岡さん以外は日本語が全く喋れませんでしたし、浦岡さんも大切なこと以外は私に対してもスペイン語で話をするので、日本語に触れる機会は全くありません。

当時はインターネットもなく、日本から持っていった少しの本と、浦岡さんの家にあった上杉謙信の本くらいが日本語と触れるもので、あとは全てスペイン語。

テレビを見ていても、サッカー以外は何もわからず、みんなが笑っている時にもキョトンとしている自分がとても悔しく歯痒かったのを覚えています。

時間があったので、語学学校のようなところにも通いましたが、言葉に困らなくなっていったので、その学校は1ヶ月くらいで辞めてしまいました。

リュウイチとトラジとの時間を多く過ごせたことはとても大きな体験となりました。現地の中高生がする生活、遊び、少しの悪いこと(笑)、女の子のことなど、一般的な日本人が少し海外に出ただけでは触れることができないことをたくさん経験することができました。

そして浦岡さんファミリーには、日常の生活や買い物、旅行やキャンプなど、二人の息子さんと同じように一緒にさせてもらい、家族同様にみてくれていたことが本当に今思えばありがたいことだったと思います。この家族の心無くして、あ今の自分はないものだと思います。感謝しても感謝しきれないほどの大きなものをいただいたのだと今強く思います。

さて、サッカーのことを今回は全く触れなかったが、次回はそこに触れて行きたいと思います。では!


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