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物事の順序 №155

サッカーの現場において、つい10年〜20年ほど前までは身体能力が選手の能力を見極める際の大きなウエイトを占めていた風潮があった。

指導の現場でも「サイズがないよね」的な言葉を多く聞いてきた。
私も背が低いのでそういう現場ではとても悔しい思いをしてきた。

それとは別にこの10年ほどで、“技術“の特化したチームや指導者も多く出てきた。ひたすらボールを独り占めするかの如く、ドリブルする場面によく出くわすとどこか違和感を感じることも多くあったが、体の小さい選手であってもこの部分が際立てば認められやすい風潮になってきたとは思う。

ただやはり思うのは、拘りや好みは誰しもあることだが、大きくバランスを失うとどこか歪なものに見えてしまう。

今、サッカーの現場から離れ色々と学ばせてもらっている中で、これまで体験してきたことの答え合わせができていることも多い。

そして、今日ここで書きたいのは、物事には順序があるということ。

『目に見えないものが先で、目に見えるものが後』

ということ。
物事は思い描いた先に行動がついてくる。
思い描くという目に見えないものが先で、行動は後ということ。

例えば、誰かが空を飛びたいと思ったから飛行機が生まれ、もっと早く目的地に着きたいと思ったから車や電車が生まれた。海を渡って知らない土地に行きたいと思い描いたから船が生まれた。
想いが先で行動や形ある物が後だということ。
これが逆だったらどうなるか考えてほしい。
空を飛ぼうと願わないのに人間は飛行機を作ることは絶対にできない。

上手くなりたいと願うから、練習を積み上手くなる。
勝ちたいと願うから、勝利のために力を振り絞る。

この順番を間違うと上手く行きにくくなるのがこの世の中だということを忘れてはいけない。

話を元に戻すと、身体に重きを置くことも技術に特化することも拘りとしては悪くない。しかし、その前に心や魂が育っていなければ、体も技術もうまく使いこなすことはできない。

ましてやサッカーは団体競技。
仲間を思う心、チームに捧げる魂、チームの進むべく道を心から信じ合わせていかなければ良い結果は出にくい。一人のマイナス要素がチームのバランスを崩すこともある。

心、想い、願い、祈り、言葉、魂などの見に見えないことをまず先にし、後に行動や体を従わせる。

ここを理解するだけで、物事の流れは格段に良くなります!
是非とも多くの方に実践して試してもらいたいです。




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