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CHILEに行く!① 出発前編 #28

私は18〜19歳の頃の1年間、CHILE(チリ)という国に住んでいました。時差も12〜13時間ある日本の真裏の国での経験は、私のものの考え方、生き方に大きく影響を与えてくれました。

チリに行くことになった理由は大きなものではありませんでした。

高校でのサッカーを終えて、その後の目標というか進む道に悩んでいた時に、父の仕事の関係でチリに繋がりがあるとのことで、漠然と「行ってみたい!」となったのです。

サッカーしかしてこなかった私は、サッカー以外の幅をつけたいと考え、選んだのが海外での生活でした。そして、行くことを決めてから、“目的が海外に行くことでしかなかった“ことに気づき、やはり「できることならサッカーがしたい!」となったのです。

当時、チリに行くにあたって、大使館の方と連絡を取り合って進めていました。18歳の若者がチリでサッカーをしたいなどと言ったのは私が初めてなのではと言われました。大使のかたが私を大歓迎してくださり、「私の贔屓のチームに入れたい!」と、とても親身になって動いてくださいました。その結果、話がすごい方向に進みました。

なんと、Colo-Coloという、チリの名門中の名門への入団の話を進めてくれたのです。このチームは国内リーグ最多の優勝回数を誇り、私が行くことが決まったその年に南米チャンピオンとなり、トヨタカップというクラブ世界一を決める大会で東京に来るようなチームの“21歳以下カテゴリー“のチームに入ることとなりました。

自分の全くついていけない次元で話が進み、実力もないのに名門クラブの門を叩くという、今思えばこのあり得ない奇跡をもっともっと大切にしなければいけなかったのかなと思いますが、そんな価値もわからないほど幼かった私だったのです。

高校を出てすぐ行くつもりでしたが、ビザがいつ発行されるかわからなかったので、ひとまず付属校の流れで決まっていた大学に進み、ビザの所得を待ちました。大学入学後、2〜3ヶ月後に準備が整い、飛び立つこととなりました。

②へ続きます。


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