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チリに行く③ バス編  #30

Colo-Coloという名前は、その昔、スペインが攻めてきた際に戦ったインディオの英雄の名前です。エンブレムはその人の横顔が描かれています。

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Colo-Coloのスタジアム”Estadio  Monumental”はスペインの首都、サンティアゴにあり、練習場もその隣にありました。

練習場へは、路線バスで行きました。慣れるまでは一緒に生活をしていた長男のリュウイチが一緒に行ってくれました。

路線バスと言っても、日本のそれを基準に考えれば、全く別物と言っていいかもしれません。

バス停は“一応”ありますが、基本どこからでも手を上げればバスは止まってくれて乗ることができます。正確に言えば、止まってくれるのではなく、速度を緩めてくれるので飛び乗ります!

もちろん降りる時も、「降ります!」といえばどこでも降ろしてくれるので、乗る時と同じようにスピードを緩めてくれるので飛び降ります!

ラッシュ時などは、バスは都会の地下鉄のようにぎゅうぎゅう詰めで乗ることになります。そしてぎゅうぎゅう詰めになった上に、バスの外に身体を投げ出して乗ることもできるので、かなりの乗車人数だったと思います。

当時のチリの交通手段のメインはバスで、様々な路線がとても多く走っていました。走っているバスの行き先を見極め、飛び乗るという無邪気なシステムを乗り継いで行きたいところに行くのは非常に高度なスキルを要するため、2週間ほどリュウイチにお世話にりました。

段々慣れてくると、バスでいろんなところに行きましたが、思ったところと違うところに行ってしまいかなり慌てたこともありました。

さて肝心なサッカーのことですが、21歳以下のカテゴリーに所属しプレーしました。日本と違って、2つの歳で1グループの構成で、このカテゴリーは下部組織の中では1番お兄さんのグループでその上はトップチームとなります。

そして、そこでまた私のあり得ない幸運が炸裂します!

そのカテゴリーの監督が、後のビッグネームとなる方だったのですが、その話はまた次回!では!!

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