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HSPを自覚して
前回記事でHSPであることに気付き転職に至ったとお話しましたが、そもそも自分がHSPであると自覚した時の所感を書いておきたいと思います。
まずそれ以前に聞いたことのあったこととして、発達障害等の診断を受けて気持ちが楽になったという類の話。
また、発達障害などは本人(もしくは家族)が生きづらさを感じて初めて障害になるのだ、ということも。つまり、周囲の人間がその人の行動などを見て決めつけるものではない、本人にとって障害でなければ障害ではない、ということかと思います。
今までの私はそういった話を聞いてもいまいち理解できずにいました。そういうものなの?確かに周りが勝手に決めつけるのは失礼だよね。くらいの。
しかし自分がHSPであると自認(自己診断)したときに感じたのは、それらと似た感情でした。
診断で気持ちが楽になる
私の場合は病院などにかかっていないのであくまで自己診断ですが。
それでもネットや書籍に転がっているHSP診断テストを色々と受けたり調べたりすると、明らかにその傾向があることは分かりました。
私の特性はおかしなものではないのだ、
世の中の20%はこういう人たちなんだ、
むしろ自分よりややこしい人もいそうだ。
という気持ちになりました。
それまでは自分という人間は他の人と違ってややこしい。この内面は他人には理解されないだろう。むしろ自分にも理解しきれていない。
と思っていましたが、「HSP」という1つのカテゴリに属しているのだと思うことで、他にも自分のような人がいると分かり少し気が楽になり、またこう考えると良い、というヒントも与えられたことで自分のトリセツを発見した気分でした。
もちろんHSPと一括りに出来ないくらい特性は人それぞれです。現に私はHSS型HSPというさらに複雑なやつっぽいんですが、それでも今までは自分でも理解しきれなかったことが、HSPという型に当てはめてみると自己理解が進みました。
自認して初めて
障害は本人が生きづらさを感じて初めて障害となりうる。HSPも同じだな〜と感じます。
私が生きづらさを強く感じ始めたのは仕事で部署異動をしてからでした。
以前の部署は歳の近い同僚も多く、上司もフレンドリーでコミュニケーションの上で必要以上の気遣いをすることはありませんでした。
それが異動後、歳の近いメンバーはごく少数で、むしろ役職のかなり上の方がたくさんいる職場になりました。
経営層にも近い方が多く、フレンドリーとは言えない感じ。もちろん皆さんお話するときは気さくに接してくださるものの日ごろのコミュニケーションは基本的に業務連絡・報告・相談です。
そうするとやはり色々気を遣うことが増えて、それがHSP傾向のある自分には大きな負担になっていました。
おそらくずっと前の部署にいれば自分がHSPかどうかなんて気が付かなかったと思います。(もちろん生来傾向はあるので多少は感じても、生活に不自由がなかった)
今の環境に移ったことで生きづらさを感じた。
生きづらさを感じたからこそ、HSPと自認した。
そこで初めてHSPになる。
HSPというのは生まれ持った特性です。でもその特性を自認しなければ(HSP特性による生きづらさを感じなければ)HSPではないのではないかと思うのです。だから、他人から「〇〇さんってHSPっぽいよね」と言われても、本人が不自由なければHSPではないのです。(自論)
障がい・発達障害も同じなのかもしれない。。
初めてそこに納得感が出てきました。
他人を理解するってむずい。当たり前だけど改めてそう思いました。
参考書籍👇
HSS型HSPに関する本👇
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