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映画小説『セブンカラーズ・ストーリー』Vol.3/新生アイドルグループ誕生@鹿児島City


前回までのあらすじ

ASGを卒業して2年後、大久保彩華(22)が地元の鹿児島でアイドルグループ「セブンカラーズ」結成を呼びかけ、自分の家でキーボードを弾くと、JAに働く神木あかり(23)、ヘアメイクアーチストの森永絵莉花(23) 、沖縄出身ダンサーの姿那智(20)、フィリピンの歌手兼リモート英語教師イザベル・ガルシア(23)らが、時空を越えて、それに答えるように自分の心を歌った。中国からの留学生・李星星(19)、韓国からのパク・ジョナ(19 )も参加したいと相談している。チラシに「彩華」を本名で印刷した島津プリントの坂本勇気(26)は、彩華の家に直接謝りに来たことで、小3の頃にイジメっ子から彩華を救った「王子さま」だったと分かった。セブンカラーズに応募した2千人のなかから、24人に絞られた公開オーディション、最終選考のなかには、いま、この6人が入っている。ここは、鹿児島市公会堂だ。

彩華イメージキャスト・・・じゃ〜ん

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年齢的には、「少し前」ということになりますが・・

川口春奈さんは、金子作品としては「このミステリーがすごい! ベストセラー作家からの挑戦状『残されたセンリツ』」(2014年12月29日、TBS)に主演。

では、VOL.3 行きます・・・・

<TV画面> <公会堂・審査員室前の廊下>

後藤アナウンサーが、後頭部をこちら側に向けて、奥を見ている。

後藤の目線の先には、審査員の彩華西郷TVディレクター進藤らが、歩いて審査員室に向かっているのが見える。
後藤、振り返って顔を向け、ひそひそ声で、

「出場者のパフォーマンスがすべて終わり、これから審査員が協議に入るところです。審査員長は、言わずと知れた、ASG卒業の我が鹿児島の大久保彩華さん」(後藤が歩いて行くのを、カメラ追う)「やっぱり、これから長いことやってゆくメンバーを選ぶわけですから、慎重になりますよねえ」

3人の審査員は、ドアを開けて、部屋の中へ入っていった。後藤、その部屋に近づきながら、

後藤(画面に向かって)「でも、大変高いレベルの出場者の皆さんでした。誰が選ばれても誰が落ちても不思議ではありません!」(部屋の前に来た)「さあ、これから、厳正な審査が始まります」(生唾ゴクリ)

<審査員室>勿論テレビでは放送されない

簡素な机とパイプ椅子で集合している彩華、西郷、進藤。緊張感が漂っている。

2ヶ月に渡る、長かった審査の最終判断を、今しようとしている。

机の上に積まれた24人ぶんの書類を見ている彩華、その中から、最初の何枚かをめくって、止まった。

彩華「JAの神木あかりさん」
と、書類を机の上に置いて、西郷、進藤の方を見た。

「異論ない」とうなづく二人。

彩華「爆発してたね。桜島の噴火みたいで引き込まれた。溜まっていたものが一気に噴き出してた感じだけど、なんか、上手くコントロールされていたの。きっと頭もいい人だと思う」
 ×   ×   ×   
<<フラッシュ>>♪舞台上のあかり♪農協でのあかり♪舞台上のあかり♪目まぐるしくモンタージュされ、あかりの歌声が聞こえる。

彩華「メイクアーチストの森永絵莉花さん」
と、書類を置くと、これも異議ない西郷、進藤。

彩華「キレイってことが良く分かっていて、自分をキレイに見せるコツを知ってる感じだけど、計算高くないの。とっても感じ良かった。メイクアーチストだからかしら」
 ×   ×   ×   
<<フラッシュ>>♪舞台上の絵莉花♪結婚式場での絵莉花♪舞台上の絵莉花♪目まぐるしくモンタージュされ、絵莉花の歌声が聞こえる。

彩華「バタヤン・ダンススクールの姿那智さん」
と、書類を置くと、西郷、進藤、大きくうなづく。
彩華「この子は絶対に外せないわ」と、興奮気味に鼻息荒い。
 ×   ×   ×
<<フラッシュ>>舞台上の那智のダンスがモンタージュ。キレキレのダンス。

彩華「イザベル・ガルシアさん」
と、書類を置くと、西郷と進藤、え?となってお互い顔を見合わせる。

彩華「李星星さん、パク・ジョナさん。私入れて7人。ベストメンバーが揃ったと思う」
と、書類を置くと、西郷と進藤は何か言い出そうとしているがためらう。

彩華「異論、ありますか?」

西郷と進藤は、お互いの選んでいる残りの日本人女子3人が共通らしい。
そのプロフィール書類を見ながら、
西郷「僕たちは、この3人が一緒みたいなんだな」
進藤「ですね」

3人は、女子高生だ。
おじさんにとっては、ASGとどっちが可愛いか、分からないレベルのプロ可愛さ。

彩華「(つま先立って、背を伸ばして、書類を上から眺めて)3人とも可愛いけど、実力の差があり過ぎじゃない? バラバラになっちゃうと思う」

舞台上の、3人のパフォーマンスを思い出す西郷と、進藤・・・アイドルは未熟でもいいんじゃないかな、と思いつつ・・・でも、彩華の考えてるのは、ちょっと違う、というのは分かっていた。

西郷「そうだけよね・・そうなんだけどぉ・・・外国人というのは考えてなかったんで」

彩華「え? なんで」

西郷「鹿児島から日本を元気にする、ってコンセプトだしぃ」

彩華「鹿児島から世界を元気にする、にしたら? その方が良くない?」

彩華の表情が輝く。思いつきにしては、冴えてるワタシ! 日本より世界!

進藤「・・・まあ、それもそうだね」

進藤は、目立つことならその方がいい、と考える人だ。
彩華の言葉に何かピピっと来るものを感じた。TV人の感覚だ。

西郷「いや、彩華ちゃんがいいんならいいんだけどね、鹿児島の”ご当地感”というか、そういうものがあった方がいいかなって」

西郷は、心配性だ。

彩華「地元だけで固めるってこと? だったら姿那智さん沖縄だよ」

西郷「そうだよね・・いや、ま、ちょっと人気っていうところに不安があってね・・中国人とか韓国人とか受け入れられるかなって」

彩華「そんなの大丈夫でしょ」

西郷「ディスる人いるでしょ」

そんな、ことかぁ
彩華「どこにでも誰にでもいますよ。私だって”地元Uターンアイドル”とか、”鹿児島ナメんな”とか言われてるよ」

進藤「(彩華に同調して)中国、韓国、フィリピンが入ってるって、”ご当地アイドル”では、他にあまり無いんじゃないですか、調べたわけじゃないけど、すっごい珍しい編成で面白いんじゃないかな」

彩華「ご当地アイドルって、私たちが呼ぶのはやめましょうよ」

進藤「あっ、そうだそうだよね、だよね」

彩華「メディアにカテゴライズされるのは止められないけど」

空気に押される西郷、彩華の勢いで心配がスッと消えた。
英語で何か言われると弱い、というのもある。

西郷「そうねえ・・・面白いねえ」

7人がこれだけレベルが高いと、受けること間違いなしだ。
西郷は心配顔が転じて、えびす顔になってゆく。
この軽い感じが、彩華は好きだ。

彩華「じゃあ、オッケーね」

西郷「オッケーオッケー」

< 公会堂舞台と客席>

舞台上に上がった彩華、あかり、絵莉花、那智、イザベル、星星ジョナの7人、500人いる客席からの歓声と声援を受けて、ピッカピカに輝いている。

彩華「私たち、今日からセブンカラーズです!」

大歓声の客席に、バラバラに座っていて拍手する勇気、敏夫、バタヤン、裕子、鹿児島精華女子大の女子大生A、B、彩華のファンA君、B君たち。
西郷、進藤も関係者席から拍手を送っている。

一年前から計画されていた「セブンカラーズ」がスタートしたのだ!

< ニコニコ動画・画面>

観客の誰かがアップしたらしい舞台上の7人の姿に、次々とコメントが上がる。

「セブンカラーズ頑張れ!」「鹿児島から世界を元気にしよう!」「かわいい」「やっぱり彩華かわいい」「みんなレベル高い」「これ、鹿児島レベルじゃない」「武道館決まり!」と、右から左へ流れてゆくコメント。

称賛の中に混ざって「アイドル時代も終わろうとしてるのに今からじゃムリ」とか冷めたものもある。

「中国人なんか何故入れた」というもの「アイドルは日本の国技なのに」などのコメントもチラチラ入って来る。

「自分の国で歌え」とか・・・・大丈夫?

<審査員室>何時間か経過して

机は飲み物・乾き物置き場になっており、セブンカラーズメンバーと西郷、進藤、他数名のスタッフが集まって缶ビールで乾杯の準備。

彩華「それでは、星星とジョナ以外はビール持ちましたね」

メンバー、そろって「はい」。一斉ハイに、最初から乱れは無い。

星星とジョナはコーラで。他の5人はオトナなんだ。

彩華「セブンカラーズ結成!よろしくお願いしまーす」

メンバー「よろしくお願いします!」

一口飲んで、拍手。

彩華「みんなまだ、他の仕事している人もいるし、学生もいるし、どんなことになるか分からないっ、て思ってると思うんだけど、それはその通りなんだけど、私は真剣です。このメンバーでずっとやって行きたい。まだお給料、という形にはならないで、時間給のバイト代なんだけど、売れて行けば生活になります・・売れないとタイヘンです(^O^)」

笑った後、ぐっと真剣な表情になるメンバーら。

彩華「てか、デスマスやめよう、タメぐちでいいよね、先輩いないんだから」

星星「デスマスないと、難しいデス」

彩華「どっちでもいいよ、自由で」

絵莉花「私のこと覚えてる?」

いきなり・・・絵莉花を凝視する彩華。
彩華「え?・・・あっ・・西中の先輩でしたか?」そうだよ、プロフィールには西中って入っていた。どこかで会ったかも知れないと思っていた・・・

絵莉花「( ^ω^ )デスマスやめようって、自分で言ってんのにー」

彩華「・・テニス部の・・」思い出してきた・・・

絵莉花「5月でやめたもんね、彩華は」

彩華「そう・・博多に行ったから」HSGに受かって・・理由はそれだけじゃないけど・・

絵莉花「私はいじめて無いよ^ - ^」

もちろん、分かってる。でも、ちょっとフザケてみよう。
彩華「あ・・でも(頭を押さえ)トラウマが・・」

絵莉花、(なに、そのクサい芝居)と苦笑い。

彩華「(一瞬で立ち直り)大丈夫!、強くなったから。絵莉花って呼ぶね」

絵莉花「オッケー」

あかり「(おそるおそる)でも、アイドルって、あだ名で呼びあうんじゃ・・・」

彩華「私もASGでアーヤーとか言われたけど、ぴんと来なくって」

那智「ナチだとナチスみたいだからナッチにして欲しい」

星星「ナチスは良くないデスね」

ジョナ「ジョナでいい。ジョナちゃんとかジョナさんとか変」

星星「ティンティンです」

イザベル「アイム、イザベル」

あかり「(ボーッとして見える)やっぱり、あかりか・・・」

西郷、契約書を持って、
西郷「これ、後で配るからちゃんと読んでハンコ押してね」

進藤「(ポツンと)ドレイ契約書か」と突っ込む。

メンバーたち、「え〜ッ!」「嘘〜!」と叫ぶ。

西郷「人聞きの悪い!、ちゃんとした契約書ですよ」

彩華「でも、まだお試し期間があるから、一回公演までは、本契約にはならないんでしょ」

西郷「そうだけど、補欠いないから仮契約はしておかないと。まさかとはおもうけど、すぐ辞められたら困るんで」

あかり「(パッと目が覚めた感じ)わたし、農協とちゃんと話さなきゃ」

進藤「ウチの局でも、応援体制作らないとな」

メンバーら、進藤に向かって、低姿勢に「お願いします」とお辞儀する。

進藤「(嬉しく)おお・・なんか、芸能界っぽくなって来たな」ハイテンション!
 ×   ×   ×   
メンバー、輪になって、LINEの交換している。

彩華「グループライン作るね。7人だけで。後で私のオリジナル曲回すから覚えてね」

星星「未発表ですか、凄いです」

彩華「私の取り柄は曲だから、一応」

みんな、彩華の音楽は好きだ。だから、集まって来た。期待で目が輝いている。

大久保彩華の新曲を、自分たちが歌って踊るのだ。凄いことじゃないか。凄いよ。

<JA鹿児島>

ムスッとした表情で、自分の席に座っている課長。その前に立っているあかり

当然、あかりは、セブンカラーズの活動について相談している。

課長「急に言われても困るなぁ」

あかり「ですから急では無く、将来的なお話で・・・」

・・ちょっと焦る。こんな態度されるとは思わなかったから。

課長「いつか分からないけど、いつか転職するからそれまでよろしく、転職しなかったらその時は、居座らせて下さいって・・」(居座るという言葉を使うか)

あかり「いえ、そこまでは申しません。その時は覚悟しております」

・・冷や汗出る・・

課長「君はここでは重要な人なんだよ、分かってんの? 誰が君の代わりを出来るのかね」

そ、そんな・・ええ?重要人物、ワタシが?

あかり「ありがとうございます。そんなに評価されているとは思いませんでした。西郷さんがいらしてた時に、協力されるような感じでいらしていたもので」

課長「ウチの宣伝になるならね」

あかり「それは、勿論やらせて頂きます、何かありますか?」

課長「堅実な人生設計はJAから・・って( ̄∇ ̄)、アイドルに言ってもらっても説得力無いわな・・・」

自分で言って、吹いて笑ってしまう、それほど悪い人では無い課長。

離れた席で噂している女子職員A、B。神木さんがセブンカラーズに応募した、というのは、1ヶ月前の一次審査の時から、JAでは大ニュースになっていた。

Aさんの方が、少し年上だ。それでも、あかりの方がさらに上。

女子職員A「あのトシでアイドルって・・アイドルなんて15、6の子がやるもんじゃ無いの?」

女子職員B「可愛ければオバさんもアイドルよ」

女子職員A「神木さんてかわいい?」

女子職員B「うん、かわいいかわいい、私好き」

女子職員A「選ばれたと思うからそう思うんじゃないの?」

Aさんは懐疑的、Bさんは純粋に応援したい、と思っていますね。

<鹿児島精華女子大・教室>

まだ休み時間――――でも、学生は席に着いて、講師を待っている。
星星、後ろの席でスマホにイヤホンを付けて音楽を聞いている。周りの学生は、そんなにセブンカラーズのことを知ってるわけでは無い。従って、星星が、目を引いている、ということもない。

彩華がラインで送ったデモ曲が、スマホから耳に流れ込んでくる。GarageBandのアプリのキーボードを出して、その音を検証したりもしている星星。

講師が入ってくると、星星、慌ててイヤホンを外して、鞄からノートを出す。

<居酒屋>

絵莉花敏夫、カウンターに並んで、ビールを飲んでいる。カァーッとジョッキを飲み干す絵莉花は豪傑だ!

敏夫は、自分を納得させようと、
「えりちゃんなら合格すると思ってたよ」
と言って、満足げに絵莉花を見た。
抜群に綺麗な横顔だ・・見とれてしまう。

敏夫が、絵莉花に、セブンカラーズのことを教えたが、その時すでに、絵莉花は応募していたのだった。
だから、驚きもあるが、嬉しい。”俺のアイドル”絵莉花が、”みんなのアイドル”になってしまうのは、少し悔しいけど。

絵莉花は、そんな敏夫の想いなんて、まったく感じていない。

「大久保彩華のことって、意識してたんだな、私、やっぱり。ハンパじゃ無い子だったよ」

と、高校時代の彩華の顔を思い出していた。短い間だったが、強い影響を受けていた。今の彩華からも、さらに、増幅するような影響を受けている。一瞬にして、彩華に巻き込まれて人生が変わってゆくのが、酔いと共に感じられる。気持ちのいい酔いだ、ぐるぐると地面が回る・・人生だ・・

「本格的になって来たら、私、続けられるかな」

メイクの仕事はどんどん入ってくる。調整しなければ・・・

敏夫「今の仕事、順調だもんね」

絵莉花「明日も一件入ってんだ。ダンス練習に遅れちゃうな」(売れ過ぎも困る)

敏夫「撮りに行っていい?」(カメラの仕事は、それほどでは無い)

なんか、甘えた言い方してるな、こいつ・・キライじゃないけどさ・・

絵莉花「ダメだよぉ、まだぁ」叱ってやらにゃ・・あ、そうだ・・

「・・・ね、あの映画、またやったらいいのに」(こいつは映画作りたいんだ)

敏夫「ぴあで落ちたからな」

絵莉花「関係ないでしょ、そんなこと。19の私があそこにいる。いま、20になったと思えばいいのか。3年はナシにして」(我ながら、変な理屈言ってるな)(酔ってるんだ)

敏夫「セブンカラーズが売れて、えりちゃんが人気になったら上映出来るかも」

絵莉花「それ、マズくない? アイドルの過去映像みたいで」

敏夫「まさにアイドルの過去映像だよ、だから売れるかもって」

絵莉花「誤解されるじゃん、アンタと私が付き合って、た、みたいで」

敏夫「付き合ってたんじゃないのぉ?」

絵莉花「あれを付き合ってた、とは言えないよ。インディーズ映画の監督と主演女優てだけじゃん」

敏夫「また、えりちゃんを撮りたい」

絵莉花「私、アイドルだから。恋愛禁止だから」(言ってみたかった)

敏夫「映画撮りたい、って言っただけだよ・・もう、撮れないだろからさ」

なんか可哀想・・って、こいつの横顔見て、すっごい久しぶりに胸キュンとなってしまった。思い出した、時々、好きだった。映画撮りたいって言ってる奴って、なんかいいじゃん、遠く見てるみたいで・・敏夫、バカ、お前のことだよ・・・1回だけ、キスしたっけ・・あれ?、1回じゃなかったっけ・・酔ってる・・

<バタヤン・ダンス学院・練習場>

リズミックな打ち込み音楽で、絵莉花を除いたセブンカラーズ メンバーが、バタヤンに指導されて、ダンス練習している。

「すいませ〜ん」と、走って、遅れて入って来る絵莉花

バタヤン、個々に丁寧に教えているが、那智は任せているかのようにスルーする。

汗だくで練習するメンバーたち。

< 同・廊下>

一人になっている彩華を見計らって、那智が、周りを見ながら近づく。

彩華「?」

那智「(小声で)ダンス、ダサいよ。ここで練習するなんて思わなかった」

彩華「ナッチには物足りないかも知れないね」

那智「学院にはもう飽き飽きしてたの。セブンカラーズやれば脱出出来るかと思ってたのに」

彩華「ここもスポンサーの一つなのよ」

いつの間にかジョナも近づいていた。

ジョナ「ダンスの話でショ」

彩華「ジョナもダサいって思ってるの?」

ジョナ「私とナッチで振り付け出来ると思うヨ」

那智「私は韓流は、ホントいうと好きじゃないの」

ジョナ「あらソー」

那智「ジョナは好きだよ。韓国サベツじゃないからね」

ジョナ「あらソー」

那智「韓流のいいとこはわかってるから。でも・・」

ジョナ「言いたいコト、わかるよ」

彩華「もうスタートしちゃってるんだから、最初はこれで行くしかないのよ」

練習場の入り口でバタヤンが顔を出す。

バタヤン「そろそろ再開しようか」

彩華「はい〜(二人に)ね、分かって。がんばろ」

と、入り口に向かう。

「がんばろう」って、ねえ・・と顔を見合す那智とジョナ。

<ガールズバー>

イザベル、ステージで踊りながら歌っている。
客も乗っている。

<イザベルの部屋>

PC画面の裕子と話すイザベル。

裕子「先生、ダンス練習してるんでしょ」
聞きたい、聞きたい、セブンカラーズのこと聞きたいよ〜

イザベル「もう、腹筋とか足とかeverywhere痛くて」

裕子「先生のステージみたいな〜」

イザベル「勉強してgood point取ったら招待します」

裕子「は〜い」
勉強、頑張ろう、セブンカラーズも頑張ってるんだから・・・


....to be continued

続いてのイメージキャスト・・・

【比較画像】ロンモンロウが可愛いすぎ!ガッキー似で話題!3.jp_

星星・・・ロン・モンロウさんはTV中国語会話で見ていたので。テラスハウス残念でした・・・


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絵莉花・・・ひよっこの頃の佐久間由衣さんかな・・「隠れビッチ」は無かったことにして・・・

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那智・・・田野優花さんにやって欲しいですね・・・

でも、読者の皆さんが、脳内で自由にキャスティングして下さい。

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