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人との「縁」

SNSが苦手だった理由は、自信のない自分から何かを発信するなんて怖かったから。

発信した内容に対して、否定的な意見や批判が来た時に、「やっぱり私なんかが発信するのが間違い」となるのが怖かったから。

それでも

自分が少しずつ変わっていくにつれて、出てきた気持ち。

BUMP OF CHICKENを好きな人と繋がりたい。

BUMP OF CHICKENを好きな人と話してみたい。

その気持ちで昨年末に始めたSNS。

BUMP OF CHICKENへの愛情や想いを、言葉に、形にしたくて。

好きなように呟いて、好きなように感情をさらけ出していたら、

同じ「熱量」を持った人たちと繋がっていって、

元々大きかった「好き」が、もっともっと大きくなって。

小さな画面の中はいつもあたたかいもので溢れていて、すごく居心地が良かった。

一昨日、転職活動で一番行きたいと思っていた所から内定を頂いた。

でも、内定を貰えたことよりも嬉しかったこと。

それは

家族のお祝いの言葉はもちろん、

内定を貰った職場に関して「やっぱり少し不安なことがある」と連絡したら、既にその職場で働いている前職の先輩がすぐに会う時間を作ってくれたこと。

前職の上司に就職先が決まったと連絡をしたら、すぐに「お祝いしよう!」と予定を組んでくれたこと。

そして、苦手だったはずのSNSで繋がったたくさんの人たちが

驚くほどのお祝いの言葉を届けてくれたこと。

これまでの頑張りをnoteを見て知ってくれていて「私もなんだか嬉しい」と言って下さったこと。

「おめでとう」と一緒に喜んでくれたこと。

「色んなことが良い方向に動いてるね」と言ってくれたこと。

顔も知らない、会ったこともない私のために、わざわざ言葉をくれたこと。

それが本当に嬉しかった。

人との「縁」のおかげで感じることが出来た、あたたかさが嬉しかった。

そもそもこの一番行きたかった転職先も、前職で一緒に働いていた先輩が「私が今働いている所で珍しく正社員での求人が出るから受けてみたら?」と連絡をくれて知ったのだ。

少し特殊な仕事で、職種を書くとかなり絞られてしまうので書けないけれど、私はもうこの職種で働く気はなかった。

これまで勤めた所は総じて碌な職場じゃなかったし、一般企業に就職するつもりだったのだ。

けれど、仕事自体は本当に楽しくて、毎日やりがいを持ってやっていたので、一般企業と並行して受けてみることにした。

そうなると、仕事の楽しさはもう既に知っているから、選考が進むにつれて、どんどん「やっぱりここで働きたい」という気持ちは膨らんだ。

それでも常につきまとっていた「不安」は、面接を通じて触れる雰囲気や、既にそこで働いている先輩の「生の声」が聞けたことで、「安心」へと変わった。

この内定自体が、先輩が情報をくれていなかったら、繋がらなかった「縁」だった。

SNSの繋がりを「縁」と言ってしまって良いのかは分からないけれど、

画面の向こうには、普通に暮らしていたら知り会うことも出来なかった「人」が確かにいて、その人とのあたたかい「縁」を繋ぐことが出来ていたんだと感じた。

そしてその「縁」は、大好きなBUMP OF CHICKENのおかげで繋がったものであるという事実が、とても嬉しくて誇らしいのである。

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