【詩】ラヴ
とりかごは月の静脈
寝覚めの拍動
羽搏くのは
昨夜しおれた くちなしの花
とりかごは湧水からの風
雫こぼれる細き腰骨
繕う羽根は
まだ見ぬ 夏の雪
ゆめ
その鍵をひらき給うな
ゆめ
天たかき風に焦がれ給うな
わたしという
あなたという
怯惰は勇気の枝をかわし
木蔭には 純白のウッドデッキ
とりかごは
日輪を積むことに倦んだ馬車
目かくしの情動
踊るのは
白一色の虹
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とりかごは月の静脈
寝覚めの拍動
羽搏くのは
昨夜しおれた くちなしの花
とりかごは湧水からの風
雫こぼれる細き腰骨
繕う羽根は
まだ見ぬ 夏の雪
ゆめ
その鍵をひらき給うな
ゆめ
天たかき風に焦がれ給うな
わたしという
あなたという
怯惰は勇気の枝をかわし
木蔭には 純白のウッドデッキ
とりかごは
日輪を積むことに倦んだ馬車
目かくしの情動
踊るのは
白一色の虹
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