劇団zooooom!「はーどのっくホテル」
先日の劇団zooooom!「お騒がせHOTEL」に続いての二回目の観劇。今回の「はーどのっくホテル」もおなじくホテルの客室を使ったオンライン舞台。
この「はーどのっくホテル」は劇団zooooom!の第5段目。前回観た「お騒がせHOTEL」が第6段目になるので、ホテルシリーズとしてみるなら今日の舞台がその一作目にあたる舞台。
劇団zoooom!のほとんどの脚本を菅野臣太朗さんが手掛けてるのに対して
この「はーどのっくホテル」は脚本・演出をばんたくやさんがされてるので、舞台のカラーが2作品比べてみてもがらっと変わってるのがすごく興味深い。
今回の「はーどのっくホテル」、予告編を観させて頂いたのですが、
ほぼ理解不能(笑)すごい舞台になりそうっていう予感しか情報として入ってこない。
それもそのはず。何を書こうともネタバレに触れてしまう爆弾だらけで、感想書く側としてもどこをどう書けばうまーく伝わるのか。。。毎回ほぼ内容のうすっぺらーーーいものしか書けない自分ですが本日も、さらに輪をかけたぺらっぺらになることを最初に土下座。
舞台はホテル客室。男3人のワンシチュエーションコメディ。最初はもうなんだ、このはちゃめちゃなシチュエーション、って思ってたら、あれよあれよと涙ドバーーーーー(ノω・、)
男というものはほんといくつになってもバカだし、青春を一緒に共にしてきた仲間だったら尚更、集まった時ってきっと学校を卒業して何十年経ってもあの頃のまんまなんですよね。いいおっさんになった自分も、3人の姿に重なる部分も多くて共感でしかない。
渡部さんと野村さん、もう最初からフルスロットで飛ばしていくスピード感が半端ない。二人でのやりとりも、ナチュラル感全開。悪ふざけしてる表情がたまらなく好き。野村さんが特に完全に楽しみながら変顔しまくってるのがもう(笑)
憲俊さんは、自分の中では名古屋おもてなし武将隊だった頃のイメージが今なお強かったりするんですけど、今回の話の流れを一気に持っていく、バカでピュアで心にぐんぐん訴えかける熱のこもった感じにほんまやられた。
あの後の3人での会話は、ドタバタなスピード感のままの展開だと思い込んでるところの油断をついてくるなんて。そりゃ涙腺崩壊してまうよ。
先日は憲俊さんの位置にナゴヤ座のサンザさんが担ったわけで。きっと2人の役としてのアプローチも違ったんだろーなと。その公演もすごくすごく観たかった。
3人の関係性が実にナチュラルに感じられて、高校生の頃の3人の姿が絵として鮮明に浮かんでくる。
高低差が半端ないジェットコースターに乗った感覚の30分間。心もすごーくあったかくなれた今回の舞台も最高でした。
【観劇日】6月15日 22時開演 【劇場】おうちの中
【キャスト】さいとう:渡部将之(円盤ライダー) まきた:野村龍一(天才劇団バカバッカ・朝劇) えばた:憲俊
【前説】渡部将之・神木優 【後説】渡部将之・神木優・ばんたくや(脚本・演出)
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