劇団zooooom!「お騒がせHOTEL-ちょっこだけ七夕version」

実際のホテルにてワンフロア貸し切りでのリモート舞台となるので、再演はなかなか難しいかもと言われてた今作品。

7月7日。七夕に合わせて、ちょっとだけ七夕versionとして再演が叶いましたー！！！✨✨✨

劇団zooooomさんとの出会いの舞台でもあるので余計に気持ちが入りやすく。

ちょっとだけ七夕versionということでしたが、初演舞台の時からさらに台本が3ページ増え、七夕チックさが加わりだいーぶ七夕versionになりました。

七夕っていうのを無理やりとってつけましたってのではなく、きちんと舞台のストーリー上に乗せて、この一年に一度、織姫と彦星が出会うことを許されたこの日にぴったりのテイストに仕上がってて、見ていてすごくほっこり。

菅野臣太朗さん、女性の心理を描けるってすごいなーーって改めて感じる。宿泊客である脚本家が二人のやり取りを聞きながら、いちいち反応しまくる姿に共感。男だとなかなか気づけないとこだしねぇ。

画面上に同時進行していく3人の姿が映し出されるのを見れるのも、オンライン演劇ならではの見せ方だし、音楽の使い方なんかもすごくお洒落でセンスが良くて更にグッとくる。

神木さん演じるフロントマネージャーの誠実で、思わず星になっちゃいたいと思ってしまうような悲劇に見舞われるのも、思いっきり暴れ倒して、自分の気持ちを全て出し切って、改めて向き合うことが出来た高宗さん演じるひなちゃんも、恋の行方を予期せぬボタンのかけ違いに翻弄されながらも二人を導いていく武田さん演じる脚本家も、とっても人間味があっていとおしい。

この物語の、その後を描くスピンオフ、すごくすごく見てみたい。また一波乱二波乱お騒がせな展開がありそうですけど（笑）

5色の短冊それぞれ色によって願い事のジャンルがあるって初めて知りました。前説で、色ごとに仕分けされて選挙みたいにどこかで集計されてるんじゃないって話しのトークが面白すぎる（笑）

星に願いを掛ける、なんかすごくロマンチックだなーって思います。

願うなら「みんなが笑顔で健康に過ごせますように」ですかね🌟　コロナが落ち着いて元の日常を取り戻せて、大好きな人に笑顔でたくさん会えること、それが一番の願い。

【観劇日】7月7日　22時開演（千秋楽）　【劇場】おうちの中

【出演】フロントマネージャー:神木優　客室係:高宗歩未　脚本家:武田知大

【前説·後説】渡部将之　神木優