「撮る」マインドフルネス
ドイツへの出張を終えて日本に帰国しました。
出張中は何冊か本を持参して
移動のときに読んでいたのですが、
そのうちの一冊がこちら。
「撮る」マインドフルネス
写真を見ると今の自分がわかる、心がととのう
医学博士で写真家の
石原眞澄さんの新刊です。
この本は
「写真を撮る・観る・言葉にすることで、
マインドフルネスの効果を得る方法」
を多くの心理学の研究で証明された結果に
基づいて紹介しています。
写真を撮ることで
マインドフルネスの効果が得られる
というのは意外でしたが、
なぜ効果があるかというと
自分が撮った写真は自分の写し鏡だからだそうです。
この本によると、写真には
目に見えない撮り手の気持ちも写っていて
その写真で本来の自分自身に
出会うことができるそうです。
写真を撮るにあたっては
カメラマンが使うような専用のカメラではなく
スマホで撮った写真でOKということで
手軽にできるのがいいですね。
しかも、上手に写真を撮る必要はなく
取り組みやすいと思います。
ここ数年、医療分野をはじめ
科学的なメンタルトレーニングとして、
瞑想で「今、ここ」に意識を向け
心を整える「マインドフルネス」
の実践が広まりつつあります。
僕自身も、毎朝仕事を始める前に
瞑想をすることで
「今、ここ」に意識を向けて
心を整えるのがルーティーンになっています。
この本によると、写真を撮ることも
「今、ここ」に意識を向けて
マインドフルネスを実感する
トレーニングになると書いてあったので、
早速やってみました。
1枚目は自宅の庭に生えている
紅葉の木を下から見上げて撮った写真。
天気の良い日はハンモックに寝転がって
空を見上げる形でこうした景色をみていますが、
自分にとっては癒される写真です。
よく見ると、紅葉の木の葉の一部が
緑から赤へ紅葉してきていて
これから全体が赤く紅葉するのが楽しみです。
2枚目は小4の娘と
ドイツ出張で買ってきたお土産の写真。
お土産はサンタクロースの絵が印象的な
パッケージの菓子折りを選びました。
ヨーロッパのクリスマスの雰囲気が感じられて
娘が笑顔で喜んでくれたこともあって
この写真にも癒されます。
1枚目は「好きな景色」
2枚目は「好きな人」
をテーマに撮った写真です。
こうした写真を撮ること自体で
「今、ここ」を心から楽しみながら
ありのままの自分を肯定できるようになる
というのは新しい発見でした。
他にも、
・なんとなく気になるもの
・好きな色
・好きな食べ物や飲み物
・好きな影
・好きな曲を思い浮かべながら
など、ポジティブ感情を高め、元気になる
「撮る」マインドフルネスの方法が書かれているので
楽しみながらやってみようと思っています。
「撮る」マインドフルネスを
体験してみたいと思う人は
ぜひこの本を参考にやってみてください。
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