見出し画像

おしゃれすぎる河合奈保子「海岸道路N2」の歌詞(by売野雅勇)~池田聡と古郡慈子の魅力も

bayfm木曜21時「9の音粋」(MCクリス松村)をRadico タイムフリーで聴きながら作業。

昭和+平成初期の歌謡曲がかかるのだが、クリスさんの選曲センスは抜群に優れているので、毎週聴く。以前、東京と関西を毎月行き来していた時は、関西の2時間番組も向こうのホテルで聴いていた。先週は深夜まで作業しているので、リアルタイムでは最後の20分しか聞いていないのであった。bayfmを自宅で聴くと雑音が入るのだが、それでも生の臨場感に浸りたいのである。

とはいえ、最近多忙だったので1週間遅れで聴く。まだ猛暑は続いているが、9月なので、秋向けの選曲が多くなっている。「BEFORE」池田聡から、古郡慈子「この都市の女神には未来がない」への流れは、他の番組ではまず味わえないであろう。

池田聡は80年代のドライブには必須のシンガーであった。都会的な曲調で聴いていて気持ちがよく、デートにも向いている。一見、TBSの安住アナにも似た優男でもある。都会を疾走する車の中でこの曲が流れると、ムードも盛り上がるというものである。大人の女性に向いた曲でもある。

その後の古郡慈子「この都市の女神には未来がない」は、昨年、クリスさんMCのラジオ日本の「いい音楽あります」で教えられた。クリスさんはこの曲が好きなのだと思う。

「Mr.サマータイム」の叶正子の声も好きなので、たまに聞くが、声の魅力では、自分にとっては古郡慈子がさらに上なのである。YOU TUBEでテレビ番組を録画した映像を見ることができる。ただ、当時に見た記憶はない。彼女の存在自体、クリスさんの番組初めて知ったのだから。

昭和歌謡の番組を聴いていて、知らない曲に触れることもある。シングルカットされていない曲は、その歌手のファンでなければ、なかなか聴く機会はないものである。クリスさんの番組を聴いて、映像を見たが、最初はあまり美人に見えないし、自分にとっては嫌いなタイプの顔なのである。それが曲に入るころから変貌していき、途中から目を離せなくなる。たぶん、一見愛想のないしぐさやポーズが自分は好きなのだろう。自分に自信を持っている女性を自分はリスペクトするし、それが時々感じられてくる。これは生意気にも見えるから、リスキーでもあるのだが。

「すがりつく演技などして運命変えなければ しあわせな女になんて一生なれない」という歌詞も切ない。一時はこの曲を一度聴くと何度も何度も繰り返し聴いてしまい、残業は必至であった。

最近、bayfm 木曜深夜「Song of Japan」で聴いた河合奈保子「海岸道路N2」には衝撃を受けた。「Balcelona 屋根のない白いクーペ飛ばして国境超えたわね、あの頃」と言う歌詞。おしゃれすぎる・・・こんな経験したのか、このー、と思えてくる。作詞は売野雅勇。当時全く聴いていなかった。河合奈保子は、高校の風紀委員的優等生ぽさが、当時年上の女性志向の自分にとっては、正統的過ぎて物足りなかったのである(生意気ですみません)

昭和歌謡には、知られていないけれど、いい歌手、いい歌が実にたくさん埋もれていると感じる。録画装置が普及し始めるのが70年代後半なので、70年代の映像は、あまりネットに残っていない。だから、とても貴重。

カルチャーセンターで、昭和論を講じている自分にとっても昭和歌謡はまだまだ知らないことばかりで、それだけに魅力も深いのである。


#昭和歌謡 #bayfm #9の音粋 #池田聡 #古郡慈子 #河合奈保子 #売野雅勇 #バルセロナ




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?